女性人材育成センター
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趣 旨

 21世紀は、グローバル化・IT化・少子高齢化が進展するなかで、社会の多様性が増大すると考えられており、多様性を生かす新たな社会の構築、多様な価値観に対応できる人材の育成が求められています。こうした社会変革が進むなか、社会における女性の役割も変化し、男女共同参画社会の推進による女性の社会参加、それに伴う女性の多様な選択を可能にする教育・学習の充実、良妻賢母型教育からキャリア教育による女性の自己確立が目指されています。こうした時代と社会の要請に応えるべく、(1)教育(2)研究(3)学内貢献(4)社会貢献の4つの使命を通じて、女性の自立と社会参加を支援することにより、多様化社会に対応できる人材を育成することを目的としています。

活動内容
女子学生ならびに女性教員の社会参加を支援するための活動を展開します。
1. 女性人材育成:各種プログラムの企画・実施
2. 女性教員の研究能力向上:新しい学問分野・キャリア形成・教授法・教材研究会やワークショップなどの開催
3. 情報発信・情報共有化:ホームページを通じた情報提供・収集
4. 社会貢献:地域との共同プログラムなどの実施


2015年度行事
2014年度行事
2013年度行事
2012年度行事
2011年度行事
2010年度行事
2009年度行事
2008年度行事
2007年度行事
2006年度行事


※2015年度女性リーダー育成奨励生の応募期間は、4月20日(月)〜5月11日(月)となります。
※今年度の募集は終了しました

募集要項

  1. 女性リーダー育成 奨励生(募集要項)
  2. 女性リーダー育成 願書
  3. 女性リーダー育成 指導教員の推薦書
  4. 活動計画(1枚)
画像をクリックするとPDFファイルが開きます


2015年度行事


資生堂リサーチセンター新横浜見学 報告書

薬科学科3年 山本奈央

[場所] 資生堂リサーチセンター新横浜

[参加人数] マーブル他7名(学生6名、引率者1名)

[見学目的]

マーブルは、薬学部女子学生キャリア支援サークルで、「女性のキャリアアップ」を目標とし、企業での女性の立場の現状を理解し、女性の自立について考えていくために毎年企業見学を実施しています。今年は資生堂リサーチセンター新横浜を見学させていただきました。

[内容]

1. 会社紹介

 株式会社資生堂は、多くの人々との出会いを通じて、新しく深みのある価値を発見し、美しい生活文化を創造することを理念に掲げた会社です。
 その中でも、資生堂リサーチセンターは、化粧品にかかわるあらゆる科学、技術、感性を高め、それぞれの知識と知恵を柔軟かつ自在に統合し、結集することで、「新たな価値」を創造する、Creative Integration (創造性の統合)を目指しています。化粧品開発をするうえで、美しい肌、若々しい肌づくりを目指す「機能性」、実際に使用して、心地良い感触や「心」の満足、喜び、感動を追及する「感性」、お客様と地球環境にとって安全かつ安心して使用出来る商品の開発に努める「安全性」、の3つアプローチにより新たな価値を提案しています。

2. 見学内容

 最初に簡単な資生堂の概要と、リサーチセンターの歩みについての説明がありました。また、会社の海外進出に対する意欲的な取り組みについてのお話がありました。その後、研究所内の実験室や食堂などを案内していただきました。研究所内の見学では空調管理が徹底されている調香師の個室を見学しました。香りに関して強いこだわりを持っている資生堂では調香師がいて、一人前になると1,000種類の香りを嗅ぎ分けられ、そのようになるには10年ほどかかるそうです。
休憩時間などでは、さまざまな化粧品やその原料になるものを実際に自分たちの手や腕につけて、肌への馴染み方や感触の違いを調べました。また色玉試験という微妙な色調の差を判別する試験も体験させていただきました。
最後に、女性研究者(株式会社資生堂 フロンティアサイエンス事業部、松永由紀子様)から研究員としてのお話がありました。仕事と家庭を両立されており、お子様の世話や学童保育の大変さなど、いろいろ体験されたことを話してくださいました。

・仕事と育児

 まず出産前後については、就業時間の短縮などがあり、産休後の復帰に関しては、原則として産休前にいた部署への配属が決まっています。慣れた職場に復帰することにより、早く仕事に馴染んでもらおうということだそうです。産休中も連絡を密にすることにより、プロジェクトの進行具合の確認など、仕事の進行度も理解することができ、それにより早い仕事への復帰が期待できます。また半日単位で取得できる看護休暇制度や有給休暇を取りやすい風土により、子供との時間を大切にすることができるようになっています。

・マイクロニードル

 資生堂では、クリニックで販売されているマイクロニードルですが、化粧水や、乳液などのスキンケア製品とは全く異なる初めての剤形だったため、開発には非常に苦労したそうです。そのため手探りの状態でしたが、逆に前例がないため色々な部署に理解と協力をお願いし、最終的な製品が実現したそうです。

・海外への活動

 資生堂では、自分で行きたい海外の大学を探してエントリーし、チャレンジできる制度があり、その他海外の共同研究先へ研究員として派遣されるなど、様々な形で海外へ行く機会があるそうです。
 また、研究所の入口近くには、世界の化粧品研究者が集い「化粧品のオリンピック」ともいわれる「国際化粧品技術者連盟」の研究発表会での最優秀賞の賞状が飾ってありました。その技術の中には、ときには化粧品以外のことにも応用することがあるそうで、資生堂の高い技術力が手にとってわかるようでした。
 今回、大変お忙しい中、見学を引き受けてくださりありがとうございました。この企業見学の経験と得た知識を将来につなげて行きたいと思いました。これからもよろしくお願いいたします。




JU female students who were awarded Noriko Mizuta Scholarship reported on their interview with Women Leaders in Hungary in March 2015

Our topic is The Women Participation in the CSR.

First, we discussed our definition of CSR. CSR means taking appropriate decisions by considering the stakeholders’ demands. In other words, it is not only to pursue profit for a company but also to take responsibility for its influence to society by its activities. These are very important for companies in CSR field. We conducted a study of the changing of the role distinction of female manager in Japan over the last 25 years. The number of female managers is increasing. However, the number is still very low. The percentage of female chief director is only 3.6% now. It is especially low. Then we researched the international comparison of the female leaders who are occupied in managing positions in each country. It is obvious that the ratio of Japanese female administrator is lower than in other countries. The number of female getting a high positon in companies is very low in Japan. We concluded that Japanese female was unable to contribute to CSR in Japan. Next, we interviewed 2 female leaders in Hungary: Ms. MARSO Dianna and Reger Zsuzsanna. Through these interviews, we learned 3 important elements for participation in the CSR.

(1) Cooperation: If they don’t understand something, they ask the professional. It means they don’t carry out everything by themselves.
(2) Family support: Their families share the house works. It means they don’t do all the housework by themselves, so that they can focus on their work and contribute in the CSR.
(3) Determination: They divide time for their work and their private life and they have a specific goal. They definitely keep their words.

Through these interviews, we learned that people who are forthright in expressing their thought and determine in achieving their goals can be a good leader. They can be good female leaders who contribute to CSR.


2014年度行事


2014年12月:第7回(2014年度)女性リーダー育成奨励生

第7回(2014年度)女性リーダー育成奨励生制度に、4名の院生・学部生が選ばれました。
2014年12月12日

 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸問題に取り組み、国内ならびに国際社会に於いて、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第7回となる本年度、板谷友里奈さん(大学院薬学研究科博士後期課程1年)、大川紗季さん(経営学部3年)、藤原慧さん(薬学部医療栄養学科3年)、小林愛理さん(経済学部3年)が選ばれました。授与式では、水田理事長より賞状及び奨学金が授与されました。

 この名誉を授与された4名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の抱負を語ってくれました。


写真左から、板谷さん、大川さん、藤原さん、小林さん

2014年度城西大学女性リーダー育成奨励生  抱負

大学院薬学研究科 薬科学専攻1年 板谷 友里奈
 2014年度城西大学女性リーダー育成奨励生に選出していただき、大変光栄に思っております。私は現在、薬学研究科博士課程において、日々研究に取り組んでいます。研究や研究室での生活を通して、広い視野や教養、人への思いやりをもつことの大切さや、国内国外にかわらず、様々な人との出会いや会話の重要性を感じていました。今回女性リーダー育成奨励生となれたことで、自分を成長させる一歩を踏み出せたのではないかと感じています。このチャンスを活かし、学内のセミナーや研究会に参加して教養を深め、多くの人と交流し、立派な女性リーダーになれるよう努力したいと思います。また、私は留学経験がないため、海外研修も不安な一面、とても楽しみにしています。
 今後は自身が女性リーダーとして成長すること、さらに、後輩の育成に力を入れることを目標としていきたいと考えております。

経営学部マネジメント総合学科3年 大川 紗季
 この度は、2014年度女性リーダー育成奨励生に選出して頂きましたこと、大変光栄に思っております。私は8か月間カナダのカモーソン大学に、交換留学をさせて頂きました。そこで、たくさんの国の人と出会い交流をし、今まで知らなかったそれぞれの国の文化や宗教などを知りました。また、当たり前だと思っていた日本の文化も、他の国の人にとっては当たり前でないことがたくさんあり驚きました。
 この経験を踏まえて今回の女性リーダー育成奨励生の海外研修では、研修先でその国のことを学ぶことはもちろん日本の文化や習慣を伝え、客観的な日本を見つめる良い機会にしたいと思います。そして、海外研修を通して日本以外の国の文化や習慣、社会情勢を知り、多様な価値観を身につけ、グローバル化が急速に進展する社会の中で、グローバル化に対応して活躍できる女性リーダーになりたいと思います。

薬学部医療栄養学科3年 藤原 慧
 この度は2014年度女性リーダー育成奨学生に選出して頂いたこと、大変光栄に思っております。 私は薬学部医療栄養学科に所属し、社会に貢献できる管理栄養士を目指して、日々勉強に励んでいます。管理栄養士は人間が生きる上で、最も必要とする食について管理や指導を行う重要な職です。そのため欧米では医者と同等の立場で、病院など医療機関で活躍しています。 一方日本では、地位が低く認識もあまりありません。私が管理栄養士として働く時は、この状態を改善し地位を向上させ、チーム医療のリーダーとして患者さんの治療にあたりたいです。そのため、リーダーの責任や重要性を学ぶために、女性リーダーの応募を決めました。海外研修では女性の社会進出を学ぶ他、今後の研究を進める為に現地の食文化についても調査したいです。
 これから、研修や講演などに出席させて頂くため、様々な人達に出会う機会も増えると思います。その時に積極的に英語を使い、外国の方とコミュ二ケーションをとっていきたいと思っています。そして仲間から信頼され、責任のもてるグローバルな女性リーダーを目指して努力します。

経済学部経済学科3年 小林 愛理
 この度は、2014年度城西大学女性リーダー育成奨励生に選出していただき、大変光栄に思っております。私は本プログラムを通じて、社会で活躍できる女性になるための基礎を固めると同時に、リーダーとして必要な能力や教養を身につけたいと考えております。私は現在経済学部ゼミナール連合会に所属しており、渉外局を担当しております。渉外局では他大学の方々と、日本学生経済ゼミナール関東大会の運営に携わってきました。そこでの活動を通じて、自分にはない考え方に触れることで、自分に足りないところを明確にすることができました。
 上記のような経験を生かし、海外研修プログラムではその国の文化や女性の在り方を学び、日本での女性の社会進出を、更に活発化させるヒントを得たいと思っております。そして、自らのキャリアアップにつなげ、理想の女性リーダーに近づけるように努力していきたいと思っております。ありがとうございました。


理事長・水田宗子先生と女性人材育成センター教員を囲んで



2014年11月:薬学ウィズネットが講演会『ワークライフバランスとキャリア形成の両立を目指して』を開催しました

平成26年11月15日(土)(13:30〜15:00)、城西大学薬学部18号館101教室において、講演会『ワークライフバランスとキャリア形成の両立を目指して』を開催しました(共催:薬学部)。

 薬学部ウィメンズネットワーク(薬学ウィズネット)は、薬学部女性教員による女子学生と女性教員のキャリア支援や交流を目的として、平成25年10月に発足いたしました。これまでに、ライトフェスティバルへの参加や薬学部学生を対象にしたライフプランニング授業を開催いたしました。今回は講師に白河桃子先生をお迎えし、女子学生が『キャリア形成』しつつ『ワークライフバランス』を保って幸せに生きていくためのアドバイスをいただきました。
 白河桃子先生は、少子化ジャーナリストであり「婚活」の提唱者です。女性のライフプラン、ライフスタイル、キャリア形成、男女共同参画、女性活用、不妊治療、ワークライフバランス、ダイバーシティなどに関する執筆活動や講演活動を積極的に行われています。
 講演会には81人(薬学科17名、薬科学科44名、医療栄養学科7名、他学部生1名、教職員12名、男女比3:5)の学生と教員にご参加いただきました。
 講演会では学生がこれから直面する、就活・婚活、仕事と結婚・出産の両立、そして妊活にどのように向き合えば良いのか、具体的なライフプランニングについてお話をいただきました。また、女性が働き続けることも結婚や出産には重要であり、自活女子を目指すためのアドバイスもいただきました。
 女子学生はもとより男子学生も白河先生のお言葉に刺激を受け、今後の人生をどのように過ごしていくか、真剣に考える良いきっかけとなったようです。

薬学ウィズネット(薬学部女性教員の会)


白河桃子先生の講演が始まりました。


女子学生・男子学生を含め多くの方々にご参加いただきました。


学生にはまだ実感のない妊活の重要性についても具体的なお話をいただきました。


講演会後、学生からの質問にお答えいただきました。



2014年11月 明治製菓工場見学 報告書

薬学科3年 蛭川紗希)

[実施日時] 11月5日(火) 13時30分〜

[場所] 株式会社明治 坂戸工場(埼玉県坂戸市)

[参加人数] マーブル他9名(学生8名、引率者1名)

[見学目的]

  マーブルは、薬学部女子学生キャリア支援サークルで、「女性のキャリアアップ」を目標とし、企業での女性の立場の現状を理解し、女性の自立について考えていくために毎年企業見学を実施しています。今年は株式会社明治の製菓工場を見学させていただきました。

[内容]

 1. 会社紹介

 株式会社明治は、「明日をもっとおいしく」のスローガンを掲げる食品企業です。2009年4月に菓子および乳業の事業領域でそれぞれ発展してきた明治製菓と明治乳業が統合し、株式会社明治になりました。
  直系の製菓工場は全国に3ヶ所あり、坂戸の他には静岡と大阪に置かれています。これら3つの工場には多様な製品を生産できる機械がそろっており、「1製品1工場」を基本として多くの種類のチョコレート製品、ビスケット、スナック菓子、キャンディーを生産しています。また、これらの他にも明治系列のチューインガムやキャラメル等の専門の工場が6ヶ所あり、合計9つの工場で全ての商品を生産しています。
  坂戸工場には200名程の正社員が勤務しており、その中で女性は30人、うち1人は管理職を務めていらっしゃるそうです。また、正社員の他にも750名ほどのパート、アルバイトの方も勤務しており、こちらは大半が女性であるとのことでした。

 2. 見学内容

  当日は初めに映像とスライドによる説明を受け、その後工場内を見学させていただき、最後に質疑応答の時間をとっていただきました。
 工場内ではミルクチョコレートとカールの製造ラインを見せていただきました。ミルクチョコレートの見学スペースはチョコレート色に、カールの見学スペースはおらが村をイメージしたデザインになっていたところが印象的でした。見学中、チョコレートの原料であるカカオとできたてのカールの試食をさせていただきました。チョコレートの味はカカオの処理の段階で決ってしまうため、工場ではカカオの処理からチョコレート作りを行っています。最低限の加工を施したカカオを試食させていただきましたが、非常に苦くてお世辞にも美味しいものであるとは言えませんでした。一方、できたてでまだ温かいカールは、普段食べられるものとは段違いに味が良く、絶品でした。
 最後の質疑応答では、見学前から知りたかった点や実際に現場を見てみて疑問に思った点を質問させていただきました。産休・育休の制度についてといった職場の労働環境に関する質問から、ミルクチョコレートとビターチョコレートの作り方の違い、グミの固さの決め手といった製品に関する質問、きのこの山とたけのこの里は実際どちらのほうが人気なのかといったフランクな質問まで、多くの質問に答えて下さいました。

 この度は、大変お忙しい中見学を引き受けて下さりありがとうございました。この企業見学の経験と得た知識を将来につなげていきたいと思いました。これからもよろしくお願いたします。



2013年度行事


The following is a report by the JU women students who were granted a Noriko Mizuta Scholarship. The students interviewed women leaders in Hungary in March 2014.

 First, we prepared a study of the population change in Japan. The population will decrease and it is predicted by 2060 that one out of every 2.5 people will be over 65.The results indicates that there needs to be initiatives for new growth in the Japanese economy coming from globalization and the social progress of women.
 
Next, we interviewed 4 women leaders in Hungary: Ms. Andrea Ainswirth, Ms,Laura Paal, Ms. Takako Shibata, and Dr. Eva Sandorne.Through these interviews, 3 important elements for social progress of women emerged.
 
(1)  Effort: People must make an effort to acquire languages, professional skill and experience.
(2)  Motivation: Motivation includes challenges and confidence. In order to increase confidence, it is important to set goals and be challenged to achieve them.
(3)  Communication: It is necessary to create good human relations and networks through the enjoyment of life.
 
Through these interviews, we learned that the barriers against the progress of women  are responsibilities at home, childcare and a lack of educational opportunities. In order to understand and support women who want to work, it’s necessary for husbands to share housework and employers to make a comfortable atmosphere for women to return to the office.
To create a society in which women are more likely to work, we need to be conscious about 2 things. One is to try to increase confidence, and the other is to educate members of society about our results.
Society will improve if these 2 things are pursued.




国際グローバル研修(ハンガリー)報告

 2013年度女性リーダー育成奨励生海外研修を実施いたしました。以下、女性リーダー育成奨励生が設定した研修テーマを、現地において各界で活躍する女性リーダーとのインタビューを通じて明らかにするとともに、インタビューを通じてグローバル社会に求められる女性リーダーの在り方を学んできました。

  1. 研修日程:  2014年3月6日(木)〜2014年3月17日(月)
  2. 研修先:   ハンガリー・ブダペスト商科大学国際経営学部
  3. 研修テーマ
      世界の中の日本(A)、女性リーダー育成プログラムを履修して、多分野で働く女性キャリアをロールモデルとしてインタビューを行い、「国際性・専門性・日本の文化を身につけたグローバル化社会における女性リーダー」のあり方を探る。
  4. 個別研究テーマ
      「女性リーダーインタビュー」
      メンバー:星絢子(班長)、坂本史織(副班長)、大林真子、長谷川未希、小山夏美
    1. 高等教育機関のトップ:ブダペスト商科大学学長Prof. Dr. Kriszt Eva
    2. 海外で活躍する日本人女性リーダー:JETROブダペスト事務所長 Ms.柴田多佳子
    3. 多国籍企業を率いる女性社長としてのキャリア:GEハンガリー社長 Ms.Szabo Eszter
    4. 女性研究者キャリア形成:女性科学者会議メンバー Groo Dora/Szoboszlai Bea
    5. 海外経験をどのようにキャリアに活かしているか:中国人女性研究者 ブダペストELTE 大学博士課程院生 Ms Kou Danjang
    6. マルチアイデンティティ・ウーマン:元駐日ハンガリー大使夫人 Mrs, Sudy Erika
  5. 研修の進め方と成果発表
      今回の研修では、事前研修として、インタビューする女性リーダーの分野における、日本とハンガリーの基本的情報・現状・課題を調査し、インタビューのポイントを明確にしました。現地では、「女性リーダーへのンタビューを通じて学んだこと」をテーマとして、日本との比較を交えながら現状と課題、問題解決の方法などをまとめ、最終日にブループ発表を実施しました。


写真1:ブダペスト商科大学学長Prof. Dr. Kriszt Evaとのインタビュー


写真2:GEウイメンズネットワーク(GE Captain) Ms Ainsworth Andreaとのインタビュー



2013年12月:第6回(2013年度)女性リーダー育成奨励生

 第6回(2013年度)女性リーダー育成奨励生制度に、5名の院生・学部生が選ばれました。
 2013年12月14日

 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸問題に取り組み、国内ならびに国際社会に於いて、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第6回となる本年度、星絢子さん(大学院薬学研究科博士課程1年)、坂本史織さん(経営学部4年)、小山夏美さん(現代政策学部3年)、大林真子さん、長谷川未希さん(経済学部3年)が選ばれました。授与式では、水田理事長より賞状及び奨学金が授与されました。
この名誉を授与された5名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の抱負を語ってくれました。

写真左から大林さん、長谷川さん、小山さん、坂本さん、星さん


星 絢子さん
 この度は、女性リーダー育成奨励生に選出していただき、光栄の至りに存じます。現在、私は薬学研究科薬学専攻に所属し、東南アジア、アフリカで猛威を振るうHIV感染症の治療薬の研究開発に従事しています。この研究を通して、リーダーには判断力、表現力、指導力が必須であることを学びました。そして、これらを身につけるためには、他分野、多国籍の人々と交流を図り、その思想と文化を知り、「学問による人間形成」を実践するための教養を高めることが必要と強く感じました。私と同郷の会津出身の新島八重は、現在よりはるかに男性社会の江戸末期に「ならぬものはならぬ」という教えを心に携え、戊辰戦争では銃を手に持って奮闘しました。しかし、その後は武器を知識に変えて欧米の文化を柔軟に受け入れ、「教育」と「医療」に深く関わりながら明治時代を駆け抜けました。私も国内外の研究者と積極的に関わりを持ち、幅広い視野を養い、高度な問題を解決できる女性を目指したいと思います。そのために、先ずは研究を後輩達と進展させ、創造性のある英語論文を書くことを目標に日々奮闘したいと思っております。

坂本 史織さん
 この度、城西大学女性リーダー育成奨励生に選んでいただき、大変光栄に思っております。私は将来教員になるために日々努力してきました。その中で、スチューデント・インターンシップ、寺子屋での小学生・中学生に勉強を教える活動、水田記念図書館での学生アドバイザー、MBA教職研究会への参加、ハンガリーへの短期留学など、大学生活の中で様々なことに挑戦してきました。このような経験をしていく中で、私はいつも周りの方々に助けて頂いていること、自分はまだまだ未熟であり、もっと努力をしなければいけないことに気が付きました。また、社会で活躍している女性を見て、女性の社会進出の重要性を感じました。これまで私を支えてくださった、たくさんの方への感謝を忘れずに、今後は私自身が女性リーダーとして成長するのはもちろんのこと、後輩の育成にも力を入れていきたいです。

小山 夏美さん
 この度、2013年度女性リーダー育成奨励生に選出して頂きましたこと、大変光栄に思っております。私は、昨年度ハンガリー研修に水田三喜男記念奨学生として参加させて頂き、現地の学生との共同プレゼンテーションや両国の文化・経済に関する講義などのプログラムを通して自分の語学力の低さや日本の知識不足に痛感するとともに、海外で活躍する女性リーダーの方々や水田宗子理事長先生をお目にする機会を頂けたことで、自分も女性リーダーとして活躍したいという意欲を持つことが出来ました。8月には、現代政策学部のキャリア形成研修に参加し、自分のキャリアについて考察・ヒアリング調査を行うことで、自分のキャリアについて明確にすることが出来たと思います。今後は、今までの活動を活かして自分が求める女性リーダーへ近づけるよう、女性リーダー育成プログラムを通して様々なセミナーに参加し、女性学やジェンダー論、日本についての勉強などを通して、求められる女性リーダーを目指して日々努力していきたいと思います。

大林 真子さん
 この度は、2013年度女性リーダー育成奨励生に選出して頂きましたこと、大変光栄に思っております。水田理事長先生をはじめ、先生方、その他多くの方々に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。私は、2012年9月から2013年2月まで、台湾の淡江大学へ交換留学生として5か月間留学させて頂きました。中国語の勉強だけではなく、英語やマーケティング分析、アンケート調査など、様々な授業に参加し、留学でたくさんの貴重な経験しました。このリーダー育成プログラムには、グローバル研修で、海外で活躍する女性リーダーからリーダーシップについて学ぶ機会が設けられており、とても喜ばしいことだと思っております。さらに国際的視野を広げるために、自分の考えをしっかり持ち、女性としての資質を磨きたいと考えております。また様々なセミナーに積極的に参加し、次の世代へと受け継ぎ、社会に貢献できる能力をもった、真の女性リーダーを目指して頑張ってゆきたいと思います。そして将来は、アジアを中心とした女性リーダーとして世界で活躍したいと考えております。

長谷川 未希さん
この度、城西大学女性リーダー育成奨励性に選んでいただきましたこと、大変光栄に思っております。私は2012年の8月からカナダのカモーソンカレッジに8か月間交換留学し、また2013年の夏休みにはマレーシアの英語研修に2週間参加しました。2つの国を訪れて多言語を学ぶことはもちろんその国の人柄、文化、経済状況などを知ることができ、日本を外から見て、外国を訪れたことで自分自身の視野を広げることができました。これから女性リーダー奨励性として、グローバルな視野を持ち、積極的にセミナーや研修に参加することで自分の理想とするリーダーに近づけるよう日々努力していきたいと思います。ありがとうございました。


理事長水田宗子先生を囲んで


2013年11月:薬学部女性教員で薬学部ウィメンズネットワークを立ち上げました!

 「女性が輝く城西大学」にするために薬学部の女性教員は、「薬学部ウィメンズネットワーク」を立ち上げました。 略称は「薬学ウィズネット」、愛称は「ローズマリー」です。ふだんから積極的に活動し、外から顔がもっと見えるようにしたいと考えています。
活動内容:
 1) 薬学部女性教員の交流をはかります。
 2) 薬学部女性教員のキャリア支援を行います。
 3) 女性リーダーや薬学部女子学生キャリア支援サークルなど とも連携し、女子学生の人材育成を行います。
 4) 薬学部ウィメンズネットワークの活動をホームページに掲載するなどして、城西大学や城西大学薬学部の特徴付けに貢献します。

 将来的には卒業生にもネットワークを広げることを検討します。

 具体的には、女性キャリア支援、子育て支援などのための勉強会を行って資料を作成して発表したり、学内イベントや留学生との交換会に参加することなどを行います。

 これらのことを活発に行うことにより、薬学部女子学生や女性教員のモチベーションを高めたいと思っています。また女子学生や女性教員のリーダーの育成にもつなげたいと考えています。
 なお愛称の「ローズマリー」は、城西大学50周年に向けて薬学部で作成された、洗顔石鹸のJU50ハンガリアンコスメケーキに含まれているハーブに因んでいます。したがってシンボルカラーも、ローズマリーの花の色の青紫色です。
 なお、代表は橋本教授(薬科学科)、副代表は古屋助教(医療栄養学科)と武藤助教(薬学科)が務めます。どうぞよろしくお願い致します。どうぞよろしくお願い致します。

2013.11.25



2013年11月 講演会・インタビュー報告書
 (現代政策学部3年 小山夏美)
[演題] 「ドラッグストアーの女性経営者として考えること」
[講師] 高田 都子 氏 (ウェルシアホールディングス 高田薬局社長)
[実施日時] 平成25年11月8日(金)講演会15:20〜16:20、インタビュー 16:30〜17:40
[場所] 講演会18-101、インタビュー 18- 303
[内容]
 豊富なご自身の体験から、(1)女子学生のキャリア支援、(2)男女共同参画、(3)ドラックストアーの現状と将来、(4)学生時代に行っておくべきことなどについてお話していただくことで、高田社長ご自身の体験に基づく興味深いお話を伺うことができました。
 講演会の中でも特に、「姿から元気を表す」と仰っていたことが私にとっては印象的でした。人は嫌な事・辛いことがあれば表情に出てしまいますが、そんな素振りは見せずに、どんな辛い時でも人から見て元気そうなふりをしていれば、自分が自分の元気な姿を見た時に自分、人も元気にすることができるのだと話していただきました。実際に講演の中で見ている高田社長の常に笑顔で元気な姿を見ていただけで私自身が沢山の元気を貰い、元気にしてもらった講演だったと感じました。一日6,000円しか売れなかった企業が3,663億円の企業に成長することができたのかといった理由も特別なことばかりではありませんでした。「他店よりも長く・早くお店を開け、休みを少なくする」「歩先の商品を置く」「お客様の五感に訴える」現在ではどこのお店でもやっていそうなことですが、これらのことをずっと続けることで人にあてにされるようになり、覚えてもらうことができるのだと話していただきました。そのことから、継続がいかに周囲にいる人々に影響を与えるのかを学ぶことができました。
 インタビューにおいても高田社長のパワフルさは変わらずで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。その中でも、自分に自信がないと言っていた女性リーダーに対して、「できない理由を考えている自分を捨てなさい」と言ってくださり、私自身もできない理由ばかり考えて生活を送っていたのだと痛感させられました。
 どうしたら出来るのかを考えて、出来る工夫を考えることで物事は出来るようになるものであり、出来ないからといって、自分の可能性を自分で潰してはいけない。必ず自分が変わるチャンスだと考えることが大切なのだと高田社長ご自身の経験を交えて、振り返りながら教えていただけたことには、自分のこれから目指そうとする女性リーダー像として必要な心構えの第一歩になりました。
 女性の社会進出が世間では騒がれていますが、実際にはリーダーとしての地位を確立するまでには妬みや辛い事など沢山の事柄が存在します。そんな中でも、モットーである「元気」を巧みに駆使し、自分に与えられたチャンスを最大限に活かして、日々学び・経験することで高田社長のような素晴らしい女性リーダーになれるのだと今回の講演会・高田社長へのインタビューを通して学ぶことができました。
 素晴らしい講演、インタビューをしていただいた高田社長には大変感謝しております。今後も、高田社長のような女性、リーダーになれるように邁進していきたいと思います。

 

パワーあふれる講演会


盛り上がるインタビュー


高田社長を囲んで


2013年11月:ココカラファイン見学 報告書
 (マーブル 薬学科4年 山本梨紗子)
[実施日時] 11月5日(火) 12時30分〜
[場所] セガミ薬局、ドラッグセガミ(東京都杉並区)
[参加人数] マーブル7名(学生7名)
[見学目的]
  マーブルは、薬学部女子学生キャリア支援サークルで、「女性のキャリアアップ」を目標とし、企業での女性の立場の現状を理解し、女性の自立について考えていくために毎年企業見学を実施しています。今年は初めてドラッグストアを見学させていただきました。
[見学内容]

1. 会社紹介、仕事紹介
 セガミ薬局、ドラッグセガミは株式会社ココカラファインが運営する調剤薬局、ドラッグストアで、人々のココロとカラダをゲンキにする、おもてなしNo.1を目指している会社です。
 今回は、仕事についての話から、女性についての考え方、就職についてのお話を伺ったり、実際の調剤室や待合室などの設備を見学させていただいたりしました。

2. 内容
 まずマーブルの見学ということで、薬学という業界の中での女性についてのお話を聞きました。今現在、薬学分野では優秀な女性が多いのですが、女性はトップを目指したがる人が少なく、結果として女性役職者が少なくなる傾向にあるそうです。理由として、女性自身がNo.2でいたい気持ちや出産・育児などの身体面の変化がありそうと考察されていました。
 次に、ココカラファインのドラッグストアとしての特徴についてお聞きしました。ココカラファインでは上記の通り人々のココロとカラダをゲンキにするという理念を持ち、調剤業務、ドラッグストア業務をしています。そのため、店舗数が多く、薬品の在庫数が病院の調剤所や門前薬局の3倍ほど持つことができたり、処方せん応需枚数が多く、他のドラッグストアの1月分の処方せんを1日で調剤をしたり、またドラッグストア業務によりOTC薬を扱うことから、薬剤師として多くの薬剤に接することができると説明を受けました。特に薬剤師としてOTC薬に詳しくなれば、患者さんの健康を利便的に、かつ経済的に高めることが可能となり、生活の質(QOL)の向上が図れる可能性が生じるというドラッグストアの利点を教えてくださいました。
 調剤室見学では実際に薬剤師さんが調剤をされている姿を見させていただき、調剤過誤を防ぐための様々な工夫を教えていただきました。例えば、薬の順番をわかりやすくしたり、受付からお薬の受け渡しまでに最低4人の目が入るようになっていたり、薬歴管理を行ったりしていました。

3. 質疑応答
・育児休暇について、やはり女性が取ることが多いのでしょうか?:社内結婚された方でも奥さんが取ることが多いですね。人にもよりますが、女性は男性よりも先に「親であること」を自覚することが多く、また落ち着いたら仕事を再開しようと考えていた方でも子供を抱いたら手放したくなくなってしまったり、本人が「お母さんなんだから私が育てるべき」と思ってしまったりすることが原因になるのでは、と思います。ただ、最近は育児休暇の話も中性的になって、収入などのファクターで決める人も増えてきています。
・最近在宅の分野に注目が集まっていますが、業界ではどのようなことをしているのですか?:皆さんが就職される頃には全店舗が在宅を行うようになっていると思います。ただし、今現在では、在宅に力を入れています!という企業なら何十店舗とありますが、実際はお薬配達便…としか言えないようなことしかできていないこともあります。在宅業務という定義がはっきりしていないので、就活で企業を選ぶ基準にするのであれば、何を行っているのかに注意してください。
・城西大学の就活担当からみて、城西大学はどんな特色がありますか?:先生方のチームワークがとてもよく、臨床の先生、基礎の先生の差が激しくないと感じます。ただ、先生がいろいろ手を貸してくれる所を見ると高校的な感じもします。学生は研究を熱心にやっていると感じます。臨床でも、実験をやったことで身につく自分で考え、解決するスキルは重要になりますよ!
・薬科学科や医療栄養学科等の就職についてもお聞きしたいのですが。:登録販売者や医薬品事務等があります。栄養というと、ココカラファインでは管理栄養士企画のカフェが開設されたり、サークルKにコラボ商品があったりしますよ。

 大変お忙しい中、遅くまで見学を引き受けてくださりありがとうございました。企業における女性の立場や就活、患者さんとの接し方を考えることができました。これからもよろしくお願いたします。
 



2013年8月:株式会社コーセー研究所見学 報告書
 (マーブル 薬学科4年 山本梨紗子)
[実施日時] 8月23日(金) 14時〜16時
[場所] 株式会社コーセー研究所(東京都北区)
[参加人数] マーブル他11名(学生10名、引率者1名)
[見学目的]
 マーブルは、薬学部女子学生キャリア支援サークルで、「女性のキャリアアップ」を目標とし、企業での女性の立場の現状を理解し、女性の自立について考えていくために毎年企業見学を実施しています。今年は株式会社コーセーの研究所を見学させていただきました。
[見学内容]

1. 会社紹介、仕事紹介
 株式会社コーセーは「美しい知恵 人へ、地球へ」を企業メッセージとして、「英知と感性を融合し独自の美しい価値と文化を創造する」という企業理念をもつ化粧品会社です。
初めに会社の概要としてDVDとスライドによる説明があり、次に多様な部門に分かれた仕事を紹介してくださいました。そこでは新卒採用の方法について文系学生と理系学生に分けて説明していただいたり、研究開発という仕事の面白い点を教えていただきました。

2. 研究所内見学
 コーセーの研究所はオープンコミュニケーションをコンセプトに設計されており、大きな吹き抜けを持つ構造となっていました。これにより研究の垣根を越えた意見交換を促し、個人の創造力と組織としての開発力を高め、革新的な研究開発と迅速な製品化に向けた機能強化を図っていると説明してくださいました。
 他にも湿度や温度が管理できる環境試験室や、工場のプラントを小規模に再現したミニプラント室、スキンケア実験室、ポイントメイク研究室、香料研究室などを見学させていただきました。

3. 質疑応答
 当日お世話になった亀山浩一先生、太田聖子さん、鶴巻実香さんが回答してくださいました。太田さんは実際に育児中の研究員であり、鶴巻さんは6年制の薬学部を卒業して研究員になられた方で、経験や考えをお話しくださり、とても興味深いことをお聞きすることができました。
 質疑応答の内容をいくつか抜粋して記載します。
・コーセーでの産休、育休はどのくらいなのですか?:産休は、産前6週、産後8週、育休は1歳半までとなっており、育休は任意となっています。時短勤務(フレックスタイム)もあります。
最近は男性で育休をとる人も増えてきています。
・女性の管理職の割合は?:取締役に1名、他にも課長、係長に数名います。
・6年制の薬学部を卒業して化粧品会社に入社した理由は?:薬局実習や病院実習を通して、薬学部で学んだことを基本にもっと様々な視点を持ちたいと考えるようになり、コーセーに入社しました。
・研究というと大学院も出なくてはいけませんか?:大学院を出なくても研究者になることは可能です。
・入社前に身につけていてほしいスキルは?:会社に必要なスキルは入社後に磨くことはできるので、出身学部はあまり関係ないのでは、と思います。個人的な意見となりますが、人間力(コミュニケーション力、魅力、やり遂げる力など)がある人が求められていると思います。ただ会社の業務上、常識レベルの化学の基礎はわかっていてほしいと思います。
・年間1000品位開発しているそうですが、世に出回らなかったものはありますか?:開発の初期段階では発売に至らない製品もありますが、商品化のスケジュールが決まった段階では、ほぼ100%発売されます。
・コーセーの男性用化粧品はあまり見ませんが、あるのですか?:アディダスやポールスチュアートブランドで販売しています。

 大変お忙しい中、見学を引き受けてくださりありがとうございました。この企業見学の経験と得た知識を将来につなげていきたいと思いました。これからもよろしくお願いた します。
 



2013年6月 講演会/座談会報告書
 (マーブル  薬学部4年 山本梨紗子)
[演題] 「海外で薬学キャリアの夢をかなえる」
[講師] 宮沢悦子 氏 ((有)二葉、 イオン六日町店)
[実施日時] 平成25年6月22日(土)講演会15:10〜15:50、座談会16:00〜16:40
[場所] 18号館2階 講演会18-203、座談会18-202
[目的]
 海外への留学生が減り、日本人学生の内向き志向が言われています。今回、カナダで薬剤師資格を取得された城西大学薬学部卒業生の宮沢悦子さんによる講演会が薬科学科により開催され、海外留学でしか得られない貴重なことなど、ご自身の体験に基づく興味深いお話を伺うことができました。マーブルは「女性のキャリアアップ」を目標とし、社会の中での女性の立場や現状を理解し、女性の自立について考え、そこから自分が将来どう生きていくのかを考えていくための活動を実施しています。今回は他学部にも参加を呼びかけ、文系学部の女子学生サークルとも交流することができました。講演会は60名余りの参加者がありました。
[内容]
講演会ではまず、宮沢さんが海外に行こうと考えたきっかけや、そのためにどのようにしたのかというお話がありました。城西大学を卒業し、病院薬剤師となった宮沢さんは末期がんの患者が入る病棟の配属となり、「生きるとは何か?」と考えるようになりました。生きているうちに自分の好きなことをやろうと考えカナダへ。そこで英語を勉強しつつ、テクニシャンという職に就き薬局業務を行っていたそうです。そして、カナダの薬剤師試験を受け、薬剤師の資格を取られたとのことです。
次に、カナダの薬剤師業務と日本の薬剤師業務の違いについてのお話を伺いました。今、日本では医薬分業を進めていますが、カナダは昔から医薬分業が成り立っており、プロフェッショナルジャッジメント(患者の利益につながる医療行為を専門家としての判断で施行すること、適応範囲は決まっており、当然ながら責任は発生する)を行う等、日本より進んだ分業が行われているといったことや薬剤師試験の日本との違い、薬剤師数の違い等をお話いただきました。
 


最後に、現在の日本ではこれから薬剤師は何を武器にしていくのかというお話がありました。国際化が進んだ現在、資格を持っているだけで、海外から来る人に勝てるのだろうか? OTC薬(Over The Counter薬。薬局・ドラッグストアなどで販売され、処方箋がなくても手に入る一般用医薬品)のインターネット販売による薬剤師の仕事の変化は? 世界を知ることはとても大切で、まず飛び出してみよう! という、印象的かつ考えさせられる内容のご講演でした。
 
座談会では輪になって着席し、講演会の感想や考えを一人一人が発言し、それについて宮沢さんからコメントしていただくという形で進行しました。司会進行はマーブル代表が行いました。発言内容としては、海外留学や語学学習、海外の女性の立場や考え方について、さらにカナダと日本の違いをより深く掘り下げた質問等様々ありました。
海外での女性の立場や考え方についての内容を少し紹介しますと、日本では育児等で女性の離職もあるがカナダではいかがでしょうか?という質問には、カナダは移民が多いため育児については考え方がそれぞれ異なっており、一言で育児休暇などは語れないとのことでした。例えばアフリカンは家族、親戚、友人一丸となってみんなで子育てする場合が多く、逆にヨーロピアンは個人、家族主義で、休暇をとったり退職したりしていたとのことで、興味深いお話を伺うことができました。
今回のご講演で海外の動き、考え方、制度の違い等たくさんのことを学びました。そこから日本もまだまだ変えていけるところは多くあることも分かり、「何かをしよう」という情熱と一歩飛び出す行動力の重要さを改めて実感いたしました。
お忙しい中、遠方からお越しくださった宮沢さん、話し合いや講演会、座談会に参加をしてくださった女子学生サークルのJMW(チェリー)さん、ウイングさん、集まってくださった方々、ありがとうございました。



2013年4月:学校法人城西大学理事長水田宗子先生より、女性リーダー育成のためのご寄付
 学校法人城西大学理事長水田宗子先生より、2013年度女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度に多大なるご寄付をいただきました。2008年度に本奨励生制度が発足以来、毎年賜りました奨学金は有効に活用され、社会に有意義な女性リーダーの育成に大きな力を発揮しています。
 本奨学生制度は学校法人城西大学の中期目標「7つのビジョン」に掲げられている「国際性、専門性を備え、日本文化を身につけたグローバル人材の育成」を、実現するものと位置づけられます。さらに女性リーダー育成奨学生制度を十分に活用し、女性リーダー育成プログラムの充実ならびに学内外に女性リーダー育成奨励制度の周知に努め、ビジョンが示す社会に有益な女性リーダーの育成に努めて参ります。



2012年度行事

JU women students who were granted a Noriko Mizuta Scholarship report on their interview with Rector Kriszt of Budapest Business School in March 2013

 Firstly, we prepared a study on the situation of women in society by comparing Japan and Hungary based on the Gender Gap Index of 2011. Hungary’s overall ranking is 85th out of 135 countries in the Gender Gap Index, and Japan is 98th. In Hungary, the percentage of women in parliament is the same as in Japan. On the other hand, in Hungary, the percentage of professional and technical workers is higher than in Japan.

 Next, we interviewed Rector Kriszt of Budapest Business School in order to understand how women exercise leadership in Hungarian society. Through the interview with Recter Kriszt, we learned about work vision and attitude.

 Four points help to achieve work vision. (1) Our vision should be clear. (2) We should have a long-term vision and a short-term plan to achieve that goal. (3) We need flexibility on work vision. When we face some difficulties, we should not continue blindly toward our goal. We need to evaluate the situation and make necessary adjustments. (4) Passion is also significant to achievement and to overcoming difficulties.

 There are three important points on implementation, which are: information sharing, teamwork and self-confidence. There are some problems when we lead a team, but it is important to trust oneself sufficiently and to have self-confidence.

 And there are three key concepts which we should keep in mind. (1) Responsibility for job, housework and child-caring. We should not sacrifice child-caring for jobs, we need to have equivalent responsibility for each. (2) Mental and physical toughness to achieve our goal. To have mental toughness, we should think in a positive way and remember that frustration is temporary. (3) Balance between men and women. The achievement of full equality between the sexes is essential to human progress and the transformation of society.

 We would like to further deepen the way to be a word-wide leader through various studies. (Reported by Yue Lee, Mika Takahashi, Shiori Kanazawa and Mamiko Kobayashi)




2013年3月:第4回女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)報告

 「平和で豊かな未来のグローバル社会と文化を築いていくために」 玄 美燕さん
  薬学の発展と国際交流に貢献できる女性リーダーとなることを目指して、いただいた奨学金は学会への参加費や、語学力向上のための費用の一部に充てさせていただきました。私は3月に薬学研究科博士後期課程を修了し、無事に博士(薬学)の学位を取得することができました。研究を進めるにあたっては、関連する世界の研究者の論文を読んで最先端の情報を収集するとともに、自分の研究成果を学会や論文で発表することが不可欠です。これまでに私は、自分の研究成果を他の研究者と共有し、ディスカッションを行うために、できるだけ多くの学会に参加してきました。最初は、うまくコミュニケーションがとれず苦労したこともありましたが、日本語や英語の学習教材を購入し、会話教室に休日を利用して通い、語学力の向上に努めました。その結果、昨年の夏には、日本語能力試験1級を取得することが出来、また研究成果を学術論文で発表することもできました。今後は、TOEFLと韓国語検定にチャレンジする予定です。また、日本、中国、欧米からの留学生が集まる交流会に参加し、コミュニケーション能力の向上にも努めました。各国の留学生と交流する機会を通じて、異文化にふれ、国際的な視野がさらに広がりました。
  将来、国際社会で活躍できる教育者・研究者を目指して、海外へもその視野を広げ、他国の教育者や研究者の考え方などを学び、異なる視点から物事を考え、現代社会における教育問題などにも取り組んでいきたいと考えています。国境や人種などの多くの境界を越えて平和で豊かな未来のグローバル社会と文化を築いていくために、女性リーダーの一人として貢献できるよう努力していきたいと思います。

学会で発表している玄 美燕さん

「勉学とスポーツの両立」羽柴 汐莉さん
  私は勉強とスポーツに、奨学金を使わせていただきました。成績面では学部3位、スポーツ面では2012年3月の全日本スノーボードテクニカル選手権大会で3位に入賞し、最年少デモンストレーターに認定されました。また外国の方にもスノーボードを楽しんでいただくため、英語でのレッスンもやらせていただきました。元々周りを引っ張って行く性格ではないので不安でしたが、今までの自分の経験を活かして役に立ちたいと強く思ったので行動に移しました。
  2012年の6月にはスノーボードの全日本メンバーで10日間アメリカへ行き、強化練習をしました。厳しい練習のため技術面はもちろん、精神面も鍛えられました。そしてオフシーズンに入ってもスノーボード仲間とのコミュニケーションを大切にし、先輩とご飯へ行って技術の話をしたり、後輩の就職活動や学業とスノーボードの両立の相談にのったりもしています。
  またスキー場で声をかけてくださった方にワンポイントレッスンをしたところ気に入っていただき、その口コミが広がってたくさんの方が私のレッスンを受けたいということを共通の知り合いから聞きました。それを機に今後はスノーボード仲間との時間を増やしてコミュニケーションをとり、キャンプを開くことによってキャンパーがもっとスノーボードを好きになったり技術向上したりするお手伝いをしていきたいです。

「成長」 菅沼 野乃香さん
  第4回女性リーダー育成奨励生として、受領した奨学金を活用して私が行った活動についてご報告します。私は2011年9月から、中国遼寧省にある大連理工大学へ一人語学留学に行きました。過去に中国留学者の前例がないことから、初日から何もかも手探り状態で本当にこの国でやっていけるのかと不安を感じたりもしました。しかし現地で出会ったたくさんの留学生や中国人の方々、日本から応援してくれている家族や友達、そして城西大学の先生方の支えもあったことから、この留学生活を有意義に送ることができました。
  留学中は、ハプニングや困難・挫折等に何度も衝突しましたが”自分が行動しなければ何も変わらない”そう強く感じることが多く、どうすれば直面している問題を乗り越えられるかを常に考え行動に移すことを心がけていました。その成果があってか、日本帰国後に直面した困難やハプニング等も”中国で乗り越えられたのだから乗り越えられないわけがない!”という自信に繋がり、いいモチベーションアップになりました。
  留学に行ったことで語学の面だけでなく心の面でも非常に鍛えられ、就活をする際もその点を多くの企業さんから評価していただきました。もしも留学に行かなければ今の私は存在しませんし、内定をいただいた今の会社にも行くことはなかったと思います。それだけ中国での留学生活が私に与えた影響は大きかったです。そしてそんな留学生活を送ることができたことも、この女性リーダー育成奨励生として選出されたからこそのものです。本当に心から感謝しています。
  今後は学生という立場を卒業し、一社会人として大手通販会社で働き始めます。さまざまな可能性を秘めたこの会社で、城西生としての誇りを持ちながら精一杯働き、多くの人たちの生活や社会をより豊かで快適なものにしていけるよう頑張りたいと思います。

左から2番目が菅沼野之香さん


「一生に一度体験できるかわからない体験をした大学生活」大内 麻世さん
  女性リーダー育成奨励生に選出されなかったら、未だに私の世界は狭いままだったと思います。女性リーダー育成奨励制度を利用して、水田宗子理事長先生のご講演のみならず、ポーランド大統領夫人のご講演を聞くことが出来た上、そこで国際的な友人をつくることもできました。また、駅伝報告会の司会を務めさせて頂いたり、サークルを立ち上げました。一番心に残っているのは、高円宮妃殿下のご講演で花束贈呈に任命して頂けて、握手までして頂けたことです。
  1、2年生の時は、自分の将来の夢に近づくにはどうしたら良いのか、そういうことしか考えていませんでした。自身がなんらかの形でリーダーになって色々なところに呼ばれる未来なんて、全く想像もしていませんでした。しかし、日常を過ごす中でどうしても妥協できなかった部分がありました。それは、“やったことがないからやらない、は嫌だ”ということです。チャレンジしないとそれが正しいか、なんてわからない。大学生という歳でその結果はこうなる、とどうしてわかるのでしょうか。やってみたのでしょうか。悪かったところを反省し、改善して、また形は違うかもしれないけれど、次をチャレンジしてみたのでしょうか。それがいつも私の疑問で、今この瞬間は一度だけと思い、チャレンジをすることを続けました。そして、女性リーダー育成奨励生として選出して頂けて、より沢山のことをチャレンジしたいと思えるようになりました。
  一方で良いことばかりではなく、学業面や人間的な部分において、自分の知識の足りなさに苦悩したこともありました。苦悩の方がもしかしたら多かったかも知れません。今、私は人間として成長するきっかけの場を下さった女性リーダー育成奨励制度に感謝しています。

2012年12月:第5回(2012年度)女性リーダー育成奨励生
第5回(2012年度)女性リーダー育成奨励生制度に、4名の院生・学部生が選ばれました。 2012年12月14日
 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸問題に取り組み、国内ならびに国際社会に於いて、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第5回となる本年度、李ゆえさん(薬学研究科薬科学専攻博士前期課程1年)、橋美香さん(薬学部4年)、金澤史織さん(現代政策学部3年)、小林真実子さん(現代政策学部3年)が選ばれました。授与式では、水田理事長より賞状及び奨学金が授与されました。この名誉を授与された4名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の抱負を語ってくれました。

李ゆえさん
この度、城西大学女性リーダー育成奨励生に選んでいただきましたこと、大変光栄に思っております。私は現在、大学院薬学研究科博士課程前期課程において化粧品の有効性や安全性について勉強しています。また、学部生時代には副専攻科目としてマーケティング・マネジメントについても勉強していました。そこでグローバル化が改めて重要だということに気づき、実際にアメリカやインドネシアに短期留学させていただき、女性ならではの役割やコミュニケーション力の大切さを知ることもできました。そのため今後は、各種の教育プログラムや、様々な学内外のセミナーにも積極的に参加し、日本だけでなく海外での市場を見据えた広い視野での教養を身に付け、将来は日本と海外の橋渡しとなるような女性になれるよう努力していきたいです。
橋美香さん
この度は、2012年度 城西大学 女性リーダー育成奨励生に選出していただき、大変光栄に思っております。 わたしは将来海外で活躍できるような人材になるため、薬学の勉強に加えて語学の勉強にも力をいれてきました。今年は長期休暇を利用して春休みにアメリカ、夏休みはマレーシアに短期留学に参加させていただき、多くのことを経験しました。マレーシアへの留学では現地の薬学部の授業や病院実習に参加し、マレーシアの薬学部生が授業をすべて英語で受けていることや、病院の薬剤師の方々が患者さんによって英語、マレーシア語、中国語などを使い分けていることに驚き、自分の語学力の低さを痛感しました。また、留学中に日本について尋ねられる場面が幾度もあったのですが、その度に上手く説明できず、日本の歴史や文化、美術などについて改めて勉強する必要があると感じました。今後は今までの経験を活かして薬学部で海外留学に興味がある学生のサポートや、女性リーダー育成プログラムを通して女性としての資質を磨くために様々なセミナーに参加し、女性学やジェンダー論、グローバル社会・キャリア理解、日本についての勉強を通して、求められる女性リーダーを目指して日々努力していきたいと思います。
金澤史織さん
この度は、2012年度女性リーダー育成奨励生に選出して頂きましたこと、大変光栄に思っております。私は2011年8月から2012年4月までの約8カ月間、カナダのカモーソンカレッジへ交換留学することができ、非常に有意義な経験をすることができました。また、8月には、現代政策学部の課題解決型プログラムのキャリア形成研修に参加し、グローバルな企業についての調査、研究を行いました。これからの活動として、留学や研修で得た知識、コミュニケーション能力、課題解決能力を将来の女性リーダーへの目標に生かすため、女性学やジェンダー論、グローバル社会、キャリア理解、世界の中の日本などの基礎的知識に磨きをかけ、さらに教養を深めたいと思います。また、ハンガリーでの国際グローバル研修へ参加し、そこで水田宗子理事長先生をはじめ、海外で活躍される女性リーダーからリーダーシップについて学ぶとともに、私らしい国際交流に貢献できる女性リーダー像を築き上げたいと思っています。これからは自らのキャリアアップや後輩の指導にも尽力し、理想の女性リーダーへと近づけるよう日々努めていきたいと思います。ありがとうございました。
小林真実子さん 
私は、女性リーダー育成奨励生に選ばれたことを大変光栄に思っています。また、水田理事長先生をはじめ、先生方、多くの方に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の期待に背かぬよう、社会で活躍する女性を目指していきます。私は、カナダ留学の経験を活かして、学内では留学生支援クラブ、学外では国際ボランティア団体に所属しています。ここでの活動を通じて、私は「日本を知らない自分」に気づかされました。留学生に日本の歴史や文化を教えていてもなにか曖昧になってしまい、この夏に国際協力で行ったマレーシアでは、初めて聞く日本のことも少なくありませんでした。これでは、日本の情報を正しく伝えることはできません。私は勉強不足を痛感し、日本の歴史・文化・法律などについて、いっそう関心をもつようになりました。閉塞感の漂う日本を元気にするためには、私たち若い世代が頑張り、次の世代に繋げていく必要があります。今後は、留学等の国際経験を活かし、女性の社会進出を促すような環境づくり、私自身はもちろん、次の女性リーダーの育成に取り組んでいきたいと思っています。そのために、積極的に国際交流へ関わっていくつもりです。
写真左から 小林さん、李さん、橋さん、金澤さん


2012年9月:大正製薬大宮工場見学 報告書
  (マーブル  薬学部3年 山本梨紗子)
[実施日時] 平成24年9月3日(月)13:00〜15:20
[場所] 大正製薬株式会社大宮工場
[参加人数] マーブル他9名(学生8名、引率者1名)
[見学目的]
 マーブルは「女性のキャリアアップ」を目標とし、企業での女性の立場の現状を理解し、女性の自立について考えていくために毎年企業見学を実施してきました。今回は大正製薬大宮工場を見学させていただきました。
[見学内容]
1.工場概要、説明
大正製薬は、健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献することを理念とした製薬会社です。 今回は大宮工場を見学するにあたり、大正製薬の特徴であるセルフメディケーション事業が6割を占めていることや、健康食品部門としてLivita(パルスイートなど)、オンライン事業として大正製薬ダイレクトがあることなど大正製薬株式会社としての概要、他の工場(羽生工場、岡山工場)ではドリンク剤を主に製造しているが、大宮工場では内服固形剤、ドリンク剤、外用液剤などの多種多様な大正製薬の製品を作っているといった工場としての概要などを教えていただきました。
2.工場見学
 今回の見学では主にドリンク剤、内服固形剤の製造ラインを見学しました。 まず初めにドリンク剤を製造している製剤1号棟を見学させていたただきました。ドリンク剤の製造過程はビンの供給・検査・洗浄、充填、製品検査、包装となっていました。この製造ラインで特徴的なのはそのスピードであり、一つのタンクで100mLの商品なら20万本分の薬液を一度に調製できる調製タンク、1分間に1200本を充填できる充填機を見ることが出来ました。このスピードは世界一であるとお聞きしました。さらに、ドリンク剤のビンはリサイクルできるものを使用し、ゼナの包装も紙を使用したものに変更したなど環境に対する配慮もお聞きすることが出来ました。他にも大宮工場で製造している自動販売機用ドリンク剤のビンと、店舗などで販売するビンとは強度の観点から大きさが違うことを見せていただきました。 次に内服固形剤を製造している製剤2号棟の見学をさせていただきました。こちらでは切り替え中であったり、手前側の機械が動いていなかったりしましたが、商品製造に関しての説明をお聞きし、錠剤や包装シートに不備がないか確認する人がいることや、分けられた状態で処方された薬品の種類を識別しやすいように錠剤に名前印刷したり、シートに入れた際に錠剤のすぐ下に商品名が印刷される様に工夫なされていることなどを教えていただきました。

3.質疑応答
 マーブルは上記の通り女性のキャリアアップを目的としているため、質問も「女性の現状」を尋ねることも多々ありましたが、担当者の方々は丁寧に答えて下さいました。以下が質疑応答の内容となります。
・女性の出産や育児に対する対応は?:一般的な会社にある制度は整っており、育児休暇、育児短時間勤務制度、育児フレックス制度などがあります。過去、女性は出産を機に辞職することも多かったのですが、今では少なくなりました。 ・男性は育児休暇がとれる?:とられる方は多くはありませんが、とることが出来ます。
・男女比は?:大正製薬では部門ごとに比率は異なりますが、男性が多い職場です。
・女性のSR(OTC医薬品担当営業)が特に少ないのは?:大量の商品を運搬するなどの肉体労働があるため男性の方が多いです。しかし最近は消費者である女性と同じ目線に立てることなどから女性が増えてきました。 ・生産部門も女性が少ないのは?:今まで生産というのは過酷で不衛生な仕事であるというイメージを持つ方がおり、そのため応募自体が少なかったのが原因だと思います。しかし、今回の見学で見ていただいた様に衛生的な環境です。 ・就業時間は?:8:30〜17:00と17:00〜1:30に分けておりムダ、ムリ、ムラをなくしております。
・女性の管理職の割合は?:最近は増加傾向にあり、課長職に就かれている方も多く、部長職に就かれる方も増えてきているそうです。
・薬学出身者の割合は?:全体の10%程です。大正製薬では資格を使う仕事ではなく知識を使う仕事が多いためだと思われます。 ・どのような学部の方が入社しますか?:部門により異なります。営業職は文系学部出身の方が多く、生産職は理系学部出身の方が多い傾向にあります。生産は機械なども使用するため、電子工学専攻の方もいらっしゃいます。
・錠剤検査の方は特別な資格などが?:資格試験があり、千錠の錠剤の中から不良品を見つけ出すなどの試験をしています。大正製薬には15人程勤務しています。目を酷使するため、30分位で交代し、目を休めつつ他の作業をし、再び検査に戻るようにしています。
・採用するのはどのような人?:新卒者の比率が高めですが、部門によっては有資格者を中途採用することもあります。 ・クレームの対応は?:本社にお客様相談室を設置しており、対応が必要なものは工場に知らされ、必要に応じて商品改良などの対応をしております。 ・あの有名なリポビタンDのCMのコンセプトは?:「勇気・努力・友情」です。あの様なCMにしているのは、リポビタンDは肉体疲労時の栄養補給に飲んでいただくためです。
・何故ワシのマーク?:創業者の方は当初百獣の王であるライオンにしようとしていましたが、すでにライオンという会社は存在していたため、空の王者である鷲に決めたそうです。鷲は空を飛ぶため広範囲を見ることができることも理由となりました。 ・リポビタンDは15歳以上では一日一本ですが子供の場合は?:リポビタンDキッズという商品があるので、15歳以上の方向けの商品を半分にして与えるなどの飲み方ではなく、そちらを購入されるようにしていただきたいです。 ・災害などの備えは?:必要になりやすい薬品の在庫を増やしたり、工場を大宮、羽生、岡山工場の3工場で運営したりすることでリスクを分散しております。
・研究施設は全ての工場に設置されている?:研究所は大宮工場だけとなっています。 ・設備に相談室がありましたが何に使用している?:地域の自治会長さんなどが来られて、地域から出た意見や工事などの連絡を取り合う目的に使用されることが多いです。  残暑厳しく、お忙しい中で今回の見学を引き受けてくださり、とても良い経験となりました。女性の社会進出についての質問から会社の概要、設備など幅広い質問に答えていただきありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。

2012年6月:2012年6月15日:4学部女子学生の会の集まり
本大学では、薬学部(マーブル)、経営学部(JMW)、現代政策学部(ウィング)、ならびに経済学部(デイジー)の女子学生のサークルが、独自の活動をしています。この度、これらの女子学生のサークルを支援すべく、4学部女子学生の会の集まりが、17号棟3階会議室にて開催されました。同集まりには、4学部の教職員ならびに図書館職員も参加しました。
当日は、森本学長、草野副学長のご挨拶、経営学部川辺教授の今回の集まりの趣旨説明に引き続き、各学部の女子学生の会ならびに活動内容が紹介されました。学部間での情報交換や、学部を超えた協力体制の在り方などが、和気あいあいと進められました。図書館からは、独立行政法人国立女性教育会館より、図書のパッケージ貸出サービスの紹介、女子学生の会が必要とする情報提供面での支援等が報告されました。
初めての試みでしたが、学部を超えた女子学生サークルの今後の活動が期待されます。


2011年度行事

2012年3月:第4回女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)報告
「社会に出て」本田 美弥
 女性リーダー育成奨励生として、活動予定を報告します。私はこの春休みにアメリカへ行き、先日帰国しました。英語圏の国へ行ったことが一度もなかったため、生の英語に触れるのは初めてでした。中学校の頃から、約10年間英語を学んできましたが、会話となると全く活かす事ができませんでした。お店での注文や、道での現地の方との会話。知っている限りの知識を使っても、会話が成り立たず、何より聞き取ることができませんでした。
英語も話す事が出来る日本人や、日本語を話す事が出来る現地の人に出会って、他の国の言語を話す事によって、今見ている自分の世界がぐんと広がるのだと肌で感じ、英語を話すことができるようになりたいと思う気持ちが強くなりました。これまでは、大学でもTOEICなど机に向かい読み書きという形で英語を学んできましたが、これからは、会話を通して海外の方とコミュニケーションがとれるようになりたいです。そのために、英会話を学ぶことができる学校や講座に休日を利用して通い、海外に積極的に足を運びたいと思います。
卒業を間近に控え、来月からいよいよ社会に出ます。卒業後は、IT商社でスタッフ職として働くことになります。大学で取得したITパスポートや日商簿記の資格を活かす事ができる職場でもあります。経営学部女子学生連合会(チェリー)で学んだ女性としての社会での役割や、仕事をするということを実際に働く中で考えて、しっかりと自立した女性を目指したいと思います。そして自分自身の肌で感じたことや、身に付いたことを活かして、少しでも人の役に立てるよう、城西大学や社会に貢献していきたいと思います。
2011年11月:第4回(2011年度)女性リーダー育成奨励生
第4回(2011年度)女性リーダー育成奨励生制度に、5名の院生・学部生が選ばれました。
2011年11月24日
 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸問題に取り組み、国内ならびに国際社会に於いて、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第4回となる本年度、玄美燕さん(薬学研究科博士課程薬学専攻2年)、本田美弥さん(経営学部マネジメント総合学科4年)、菅沼野乃香さん、大内麻世さん(同3年)、そして、羽柴汐莉さん(現代政策学部社会経済システム学科3年)が選ばれました。授与式では、水田理事長より賞状及び奨学金が授与されました。この名誉を授与された5名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の抱負を語ってくれました。

写真左から羽柴さん、大内さん、本田さん、玄さん(菅沼さんは中国留学中)
玄 美燕さん
この度、城西大学女性リーダー育成奨励生に選出していただきまして、大変光栄に思っております。
今後は女性リーダー育成奨励生として、これまで以上に研究活動を充実させ、将来、国際社会で活躍できる研究者になるために、海外へもその視野を広げられるように短期の留学を計画しています。他国の研究者の考え方などを学ぶことが出来れば、これまでとは異なる視点から物事を考えることが可能となり、今後の研究活動および栄養学や薬学に関わる、新たな発想が期待できるのではないかと考えています。 留学後は、習得した知識と技術を活かして研究をさらに発展させ、日本国内のみならず国外の学会にも参加して、国際交流につとめたいと考えています。また、これらの経験を通して、複数の言語のコミュニケーションツールを用いて、日本、中国、欧米、韓国などで留学を望んでいる学生たちに留学経験を伝えたり、各国との文化交流を図りたいと考えています。更に、留学を希望する優秀な人材との間で連携し、現代医学の発展と国際交流に貢献できる女性リーダーとして、また、学生生活においても、後輩の模範となれるように、教育や研究面でリーダーシップを発揮して、後輩の育成を図っていきたいと思います。
菅沼 野乃香さん
この度は、2011年度女性リーダー育成奨励生に選出していただいたこと、とても光栄に思います。今、私は急成長を遂げている中国の大連にて留学生活を送っています。中国と日本の違いに戸惑い、日本の素晴らしさを再認識しましたし、中国の人・言葉・文化・経済が、世界の中心に近付いていることも実感しました。今後日本との関係においても更に重要となる国でもありますし、この留学で得た「本当のこと」・「感じたこと」を素直に受け止め、私なりの活動につなげてゆきたいと思います。

間もなく終わる海外研修ですが、帰国後は「個人」・「組織」・「社会」の3つの観点で、活動に取り組んでゆきます。まず「個人」の観点では、自身が学んだ語学や文化や様々な経験を素材に、日本と中国をつなぐグローバルな人材になれるように更なる向上を目指します。
次に「組織」の観点では、城西大学からアジア圏への留学者数が少ない現状に対し、留学生増加に向けて自身の体験を、積極的に発信してゆきます。在学生だけでなく新入生やそのご両親の方々にも、留学に対する意識を高く持っていただけるようにしたいと考えます。最後に「社会」の観点では、留学を通じて新たな角度から、物事を見聞きすることでわかった気づきを、自身が所属するボランティア団体の活動等で、活かしてゆきたいと思います。そして、「社会」という大きなくくりの中を、より良くする人材の一人になりたいと考えます。
今後、幅広い舞台で活躍できる女性になれるよう、ひたむきに歩んでいきたいと考えます。
本田 美弥さん
この度は、2011年度 城西大学 女性リーダー育成奨励生に選出していただき、大変光栄に思っております。 本プログラムに対する理事長先生はじめ、諸先生方の期待と思いを胸に、社会で活躍できる女性を目指したいと思います。学内外のセミナーや行事に積極的に参加し、 多くの人と関わることで、コミュニケーション能力を高め、また1年生から所属しているサークル、経営学部女子学生連合会で得た経験を生かし、女性の社会進出が進む中での役割や、求められる力を考え、活動の幅を広げていきたいです。 これらを通して、知識とコミュニケーション力を兼ね備えた女性となり、日々変化していく社会で女性リーダーとして活躍できるよう向上していきたいと思います。
大内 麻世さん
この度は、城西大学女性リーダー育成奨学生に選出いただきましたこと、大変光栄に思います。賞をいただいた時、「城西大学の沢山の方々に支えられて私はこの場に居るんだなぁ」と実感しました。感謝で胸がいっぱいです。
 大学生活では、過去では経営学部学生会の庶務長を務め、現在は駅伝部応援のメッセージカード集め、ゼミナールのゼミ長をしています。この間、私の力だけでは出来ないことで、壁にぶつかる度に沢山の方々に助けていただきました。その中では学ぶことがとても多く、もっと上にいきたい、もっと周囲の人を元気づけられる人間になりたい、という気持ちが膨らんできました。
今後は、今までの経験を生かし、自分にできることを自分なりに積極的にチャレンジしていきたいです。その中で、リーダーに相応しい優れた女性を目指し、社会人になったら社会貢献出来る、立派な女性になれるよう努力していきます。
2011年11月:震災復興における女性の取り組み
―東日本大地震とジェンダー問題―岩手県の事例から―
11月11日(金)午前11時10分より、岩手県立大学盛岡短期大学部 藤原美妃子非常勤講師を講師にお迎えして、標記講演会が17号棟プレゼンテーションルームで開催された。今回の講演会は女性人材育成センター、経営学部女性キャリア研究・JCAP委員会・JMWの協賛により、復興における女性の役割を把握・確認するために実施されたものである。女性キャリア研究履修生を中心におよそ60名が参加した。山口理恵子先生の講師紹介に引き続き、藤原先生の講演が行われた。

 講演は「3月11日、あなたはどこで何をしていましたか」という講師の問いかけから始まり、岩手県を中心に震災後8ヶ月の現状が報告・確認された。復興阪神淡路大震災(1995年1月17日)、新潟中越沖地震(2004年7月16日)との比較においても、東日本大震災による被害の甚大さが浮き彫りとなり、復興も十分には進んでいないことが報告された。
 続いて、阪神淡路大震災をきっかけとして、男女共同参画の視点から震災復興における女性の視点が必要とされるようになったことが紹介された。それまで災害を経験した女性の生の声を知る機会はほとんどなかったが、阪神淡路大震災を経験した女性たちは『女たちが語る阪神淡路大震災』(NPO法人ウィメンズ・ネット神戸、1996年)を刊行し、長い避難所生活で体験した女性問題を記録に残している。阪神淡路大震災の教訓として、女性たちが「妊娠中や出産後の女性」、「外国人女性」、「失業やリストラ」、「高齢女性」、「性犯罪」、「避難所・ボランティア」、「復興計画・まちづくりへの参画」などの面で、多くの問題に直面していたことが明らかにされた。

 次に、これらの女性問題に対する岩手県の、様々な取り組みが紹介された。たとえば、盛岡市は被災生活者の方々を支援するために、「もりおか復興支援センター」を設置している。同センターには毎週水曜日に「紡ぎサロン」に参加する女性たちが集まり、全国から届いた支援物資のタオルで雑巾を縫いながら、その場にあつまった方同士の交流活動を行っている。「紡ぎサロン」から生まれる復興雑巾は全国の店舗などで販売され、売り上げの一部が作った方へ還元されている。
 スライドを交えて行われた講演会では、学生たちは改めて震災のこわさと被害の大きさを確認し、復興に向けた取り組みの重要性を認識させられた。政府、企業、ボランティア団体などが様々な支援を行っているなかで、災害復興に女性の視点が欠かせないことが明らかになった。今後、女性といった新たな視点からも、復興支援に取り組むことの重要性を学んだ大変有用な講演内容であった。(経営学部・川辺純子)
2011年9月:明治製菓坂戸工場見学 報告書
(マーブル 薬学部3年 早川梨沙・高橋直美 )
【実施日時】平成23年9月2日(金)13:30〜14:40
【場所】株式会社明治 坂戸工場
【参加人数】マーブル他 8名(学生7名、引率者1名)
【見学内容】
1.明治製菓坂戸工場に関する紹介VTRの視聴
 明治製菓は全国に工場を持ち、それぞれの地域にある工場によって生産する菓子が違います。今回見学させていただいた坂戸工場の特徴は、物流センターと工場が隣接しており生産したお菓子をそのまま出荷できることです。坂戸工場は主にチョコレート・ガム・ビスケット・グミ・スナック・ココアなどを生産しており、チョコレートは原料であるカカオ豆の処理から生産を行っています。 映像で、きのこの山やカールの製造過程を見ました。
2.工場見学
 今回の見学では主にチョコレートとカールの生産ラインを見学しました。
チョコレートの生産ラインでは、実際にラインが稼働している状態を見学することができました。原料となるカカオ豆を直接見せていただき、カカオ豆を砕いてカカオ豆の皮など余分な部分を取り除いた粉末状のもの(カカオニブ)の味見もさせていただきました。そのあとチョコレートの製造工程を見学しました。ラインをスムーズに動かすための工夫や、安全対策として金属探知機などの機器を使い幾重にも厳重な検査を行い、さらに人の目でも確認を行うなど、1枚のチョコレートを作るのに様々な細かい配慮や工夫がされており、その過程を実際に見学することができました。  カールのラインは当日は稼働しておらず、実際の工程を見ることはできませんでした。しかしカールができるまでの製造過程を、機械を見ながら教えていただき、こちらもチョコレートと同様に厳重な検査を行うことによって、いかに異物の混入を防いでいるのかがよくわかりました。
3.質問項目に対する担当者からの回答
1)就職する際に何が大事か:本人能力はもちろんですが、採用試験では面接による人物評価が重要視されます。
2)職員の男女比:例えば坂戸の研究所では45%が女性です。食品会社の一般的な傾向ですが、比較的女性の多い会社だと思います。
3)女性の管理職の割合:社外には公表しておりませんので、何卒ご了解ください。
4)出産後の職場復帰:出産休職後の職場復帰はもちろん可能で、何の制限もありません。
研究所での女性の割合が高く、女性が働きやすい環境が整備されていると思いました。今年の夏は節電ということもあり、お忙しいにも関わらず快く引き受けて下さり、とても良い体験ができました。これからもよろしくお願いします。
2011年6月:第3回女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)報告
「留学に向けて」 林美貴子
私は、2009年、カナダのカモーソン・カレッジに留学をしていました。今度は、自ら気付いた不足している英語力を身につけるため、再び留学をする予定です。 留学先は、以前も留学していたカナダ・ビクトリア市にある、ビクトリア大学を予定しています。当初は、2年制大学のカモーソン・カレッジに留学を予定していましたが、今度は4年制大学修了を目指します。女性リーダー育成奨励生に選んでいただいたことで、さらに自信も増し、資金面でも助けていただいたため、女性リーダーとして上を目指す志を磨くためにも、そう決意しました。過去の経験を精一杯に活かせる、また、将来私が目指す職種にも活かすことができるという理由から、専攻科目として観光ビジネス業を学びたいと考えています。  留学中は、勉強だけでなく、学外の社会にも目を向けていきたいと考えています。国際社会で生きるために、また、女性リーダーとして活躍するために、私には何が足りないのかを知るためです。以前お世話になったホストファミリーから離れ、一人暮らしをし、カナダでもアルバイトをしてみようと考えています。ビクトリア市は、多文化・多国籍の街と言われ、留学生や移民が特に多い街であるため、アルバイトを通じて、さまざまな国の人と触れ合い、国際社会の一員として成長できるのではないかと思います。 勉強は海外に基盤を置き、十分に世界の多様性を知った上で、就職する際は、日本に基盤を置きたいと考えています。目指す業界は、旅行業界で、特に、教育旅行関連の仕事に就きたいと考えています。以上が私の女性リーダー育成奨励生としての活動予定です。
「人を通じて教育を学ぶ」加藤麻弓
卒業論文とMBA教職研究会について、報告させていただきます。「女性リーダーに求められる資質・能力と学校教育」というタイトルで、卒業論文を作成しました。私自身、弓道部の女子主将をはじめ何かとリーダー的役割を担うことが多く、女性リーダーに求められるものは男性リーダーとどう違うのか、それ以上に求められることがあるのかという関心から、このテーマを選びました。民間企業のリーダー男女5人ずつ10人にインタビューし、コンピテンシーを用いて、女性リーダーに求められる資質・能力を明らかにする試みを行いました。これらを踏まえた上で、学校教育における女性リーダーの育成に何が求められるかという提言をしました。インタビューでチームの向かうべき「方向性」をしっかり持つこと、チームの先頭に立つばかりがリーダーではないということに気付かされました。上下関係とは異なり、フラットな信頼関係を土台に引っ張るというより、盛り上げるリーダーの形があるということです。私自身が目指すべきリーダーを考える上でも大いに参考になりました。 また、3年次より参加しているMBA教職研究会では、大学院生・留学生をはじめ学部生も経営のみならず、経済・理学・現代政策・薬学と幅広い学部からの学生が集まり、毎回発表者が自分のテーマで発表し、様々な視点でディベートを行っております。 奨学金を利用して、京都以外で日本の文化に触れようと、1月に島根県へ行ってきました。なぜ島根県かというと、出雲大社をはじめ神社仏閣が多く、日本人のルーツともいえる神話に触れることができるからです。歴史や文化に触れることで教養を深め、リーダーとしての魅力につなげていければという考えがありました。 今後は、社会で活躍できる女性リーダーになれるよう研修に参加し、準備をしていきます。



「NPO活動とボランティア」 郭照君
頂いた奨学金は、NPO活動費用の一部に充てさせていただきました。今年の年末年始国立青少年オリンピック教育センターで、300人の異なる国々の人と一緒に日本新年を体験しました。それをきっかけにして、ひとつのNPO団体と出会えました。今もボランティアとしてさまざまなイベントを参加しています。
これまで研究しているNPOの運営テーマについて、実践を通じてさらに把握しようと思いました。また、NPOの活動のきっかけ、世界各地からの留学生や社会人と意見交換したり、遊んだりしたうえ、豊富な知識を身につけ視野を広げてきました。 また、私も時代の波に乗って言語力に工夫をして、世界舞台に立てる基礎を身につけ、グローバルなリーダーシップを今から磨こうと思います。ですので、今後、英語圏とスペイン語圏の中いずれを選んで、留学したいと思っています。今は英語と日本語について日々練習していますが、来学期になりますとさらに、スペイン語も勉強し始めようと思っています。 語学力が溜まったうえで、ビジネスや経営学について大学院に入って、深く詳しく研究していきます。

2011年5月
2回女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)報告
「研究者とともに医療従事者として」 
薬学研究科薬学専攻博士後期課程2年 深谷 睦

本プログラムの趣旨に則った優れた女性人材となることを目指して、受領した奨学金を活用して参加した2つのプログラムについて報告いたします。
まず、平成21年8月に神戸セミナーハウスで開催された「第49回生命科学夏の学校」に参加しました。この会は、生命科学分野の研究に取り組む大学院生を中心とした学生スタッフが講義やシンポジウム、ワークショップを企画・運営するものです。100名近くの若手研究者が各領域の研究の話や考え方を討論する中で、私自身の研究者としての視野を広げるとともに、会の運営管理を的確な指示のもとで行う学生スタッフに接し、リーダーとしての在り方を学びました。
2つ目は、平成21年9月に行われた「第4回保健・医療・福祉系学生交流合同セミナー」に参加しました。このセミナーは、薬学、看護学、理学療法学等を学ぶ現役の学生同士がワークショップにおいて交流を深めていくものです。普段の多くの時間は研究活動に充てられるために、ともすると研究に偏りがちですが、今回の機会は管理栄養士という医療従事者としての自覚を、再認識させてくれるものとなりました(写真)。
これらの活動は、日常の大学内での生活では経験することのできない他領域の人々との交流が、今後女性リーダーとしての活躍に必要不可欠なコミュニケーション能力の向上を図ることが重要であると自覚するうえでも、大変有意義なものであったと思います。
今後は、姉妹校の延辺大学での短期留学や、国際学会への参加を予定しています。そのための準備として、英語や中国語の語学用学習教材を購入し、語学力の向上に努めています。国内のみならず外国の文化に触れることで、視野をさらに広げられる機会にしたいと思います。そして、これらの経験を活かして、国際社会に於いてリーダーシップを発揮できる女性人材となるよう努める所存です。

「WINGの立ち上げ」(現代政策学部女子学生の会)
現代政策学部4年 伊藤杏奈
社会で求められる女性リーダーを目指して、奨励金は、キャリアアップセミナーの参加費用・合宿費・交通費、自分自身の能力向上のための資格取得の検定料(ビジネス能力検定・ファイナンシャルプランナー2級・3級・個人情報保護士など)、WINGの立ち上げに関する費用、調査研究費用などとして使わせていただきました。
キャリア教育プログラムでは、本学部主催のDACSプログラム、女子学生キャリアアップセミナーなどに参加しました。調査研究活動では、「ユニバーサルな視点から顧客満足を向上させ、ユーザー主導の企業社会を考える」を基本に、資料探索、企業への聞き取りなどを行い、それを卒業論文『金融機関のCSR』として取りまとめました。これらの活動を通じて、女性の社会進出、各国の育児と仕事の両立をさせるためには周りの制度を今以上に整え、周囲の助けも必要だということも学びました。
以上の活動を活かして、2011年1月に、城西大学現代政策学部の女子学生の会「WING」(Worldwide Intelligent Newly Girls:世界で活躍できる聡明な新しい女性、呼称「ウイング」)を立ち上げました。現代政策学部は学部ができて間もなく、女子学生の会がありませんでした。そこで女性リーダー奨励金を使用し、参加したセミナーで学んだことを自分なりに取り入れ、城西大学に何か残せないだろうかと考えて、WINGを結成いたしました。WINGの狙いは女性として自立して、主体的に社会に進出できるように成長していくことです。社会進出だけでなく、現代政策学部の学年を超えて交流を深め、知識やコミュニケーション能力を高めていくことも目的としています。WINGを通して様々な能力を高めるとともに、現代政策学部の女子学生の就職率上昇につながればと思っています(写真)。
卒業後は、金融機関で働くことになります。社会の中での役割は何か、人として、女性として仕事をする意味は何かを、しっかりと考えたいと思います。そして、これまで学んだコミュニケーションの方法、WINGを立ち上げた際のリーダーシップなどを活かして、自立した女性になりたいです。後輩たちにはWINGという場を利用してもらい、これまで以上に活動的な女性として、社会に参加してほしいと思います。

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2010年度行事

2010年12月
経営学部女子学生連合会(JMW)主催
「第5回 キャリア・サポート・トークショー 
〜スポーツ・メディア・トレーナー 片上千恵さんを迎えて〜」

2010年12月17日(金)、17号館プレゼンテーションルームにおいて、経営学部女子学生連合会(JMW)主催「第5回 キャリア・サポート・トークショー」が開催されました。トークショーの目的は、各界で活躍する若手の方をゲストとしてお招きし、城西大学の学生に社会で働くことの意義や、就職活動に向けての心構えなどを、知ってもらうことにあります。トークショーは、JMWの学生が主体となり、ゲスト選びから、ゲストへのアポイント、企画・運営まですべての業務をおこなっています。トークショーの総合司会は、経営学部3年生の益子和さん、2年生の倉科沙里さんが担当しました。
第5回目のゲストは、スポーツ・メディア・トレーナーで、Image Works & Co.という会社の経営者でもある片上千恵さんです。片上さんは、以前、日本放送協会(NHK)のアナウンサーとしてご活躍され、アナウンサー時代に培ったキャリアをベースに、現職のスポーツ・メディア・トレーナーとなり会社を立ち上げられました。スポーツ・メディア・トレーナーとは、スポーツ選手やスポーツ団体(組織)がメディアをとおして、うまくメッセージを伝達できるようにサポートをする仕事です。片上さんの説得力のある語り口・内容はすぐさま学生たちを引きこみ、会場は「片上ワールド」一色に染まりました。
トークショーの前半は、片上さんがアナウンサーになるまでの思いや努力、そしてアナウンサーになってからの経験についてお話をしていただきました。アナウンサーになるという目標に向って、いかにして学生時代に高いモチベーションを維持してきたか、どのようにして夢を実現してきたかなど、等身大の片上さんをご紹介していただきました。就職活動をひかえた学生にとって、共感できる身近な話から元気と勇気をもらえたとおもいます。

後半は、アナウンサーという職業を捨て、スポーツ・メディア・トレーナーをめざした理由、そしてメディア・トレーナーの仕事内容について、具体的な事例を挙げながらわかりやすく説明していただきました。スポーツ選手は、各スポーツ分野ではずば抜けた能力を発揮しますが、メディアをとおして自身のことを自らの言葉で伝えるという能力を、持ち合わせていないのが通常です。しかし、テレビや新聞、雑誌などマス・メディアは、情報伝達において絶大な影響力をもっているため、選手のちょっとした言葉や表現が選手生命をも脅かすことがあります。スポーツ・メディア・トレーナーは、スポーツ選手がそのような危険を冒すことなく、勝負の世界で気持ちよくプレイができるように支援しているのです。そしてトークショーの最後には、城西大学陸上部で活躍する学生をモデルとして、実際にカメラを回しながらインタビューするという実演もおこなわれました。
トークショー当日は、城西大学のスポーツ選手をはじめ50名以上の学生が参加しました。学生各々の胸には、片上さんからの熱いメッセージが届いたとおもいます。

2010年12月
第3回(2010年度)女性リーダー育成奨励生制度に、3名の学部生が選ばれました。
2010年12月7日
 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸問題に取り組み、国内ならびに国際社会に於いて、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第3回となる本年度、林美貴子さん、加藤麻弓さん(経営学部マネジメント総合学科4年)と、郭照君(現代政策学部社会経済システム学科4年)が選ばれました。授与式では、水田理事長より賞状及び奨学金が授与されました。この名誉を授与された3名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の抱負を語ってくれました。

写真 左から郭さん、加藤さん、林さん
林 美貴子さん
このたび、2010年度 城西大学女性リーダー育成奨学生に選出いただき、大変光栄に思っております。水田宗子理事長先生が描かれるこのプログラムの趣旨にのっとり、多様化が進む社会の中で、女性としての役割をしっかりと認識し、将来、率先して社会参加をしていきたいと考えています。
そのために、私は、英語力にさらなる磨きをかけたいと考えています。2009年にカナダのカモーソン大学に留学した経験を活かし、世界の公用語である英語力を向上させることで、グローバル化するこの社会に対応していくためです。卒業後は再び海外に行き、文化、歴史、生活習慣をさらに学ぶことで、社会における女性の役割をグローバルな視点で認識したいと思っております。この経験を、留学を目指す後輩への指導や、自身の社会参加のきっかけとし、女性としてリーダーシップを発揮することを目指します。
加藤 麻弓さん
 この度は、城西大学女性リーダー育成奨励生に選んでいただき、心から感謝しております。大学生活において、最も力を入れたのは弓道部で女子主将を務めたことです。本年度6月に行われた第40回関東学生弓道選手権大会において、後輩の健闘もあり3位に入賞しました。残念ながら一部昇格の目標は達成できませんでしたが、主将としてベストを尽くせるチーム作りをし、後輩へ託すことが出来たと思います。また、経営学部MBA教職研究会では、大学院生の方や他学部の学生と教育を中心とした内容のディベートや発表を通じて、見聞を広げてきました。
 今後は、女性リーダーの資質・能力に関する卒業論文の作成に力を入れるとともに、内定先のインターンシップを通じて就業経験を積みます。それらを通じて、社会人になっても女性リーダーとして、周囲に良い影響を与える人間であることの土台づくりをしていきます。
郭 照君さん
今回、城西大学女性リーダー育成奨励生に選んでいただきましたこと、とても光栄に思います。私はグローバル化社会において、教育、社会貢献など様々な分野で留学生として、女性として、国際人として、いつか世界の舞台に立てるように、頑張っていきたいです。
グローバル化とは、経済グローバル化をはじめ、文化融合あるいはお互いの考えを理解しあうことです。これまで言語(日本語や英語)をうまく利用して、世界各地の留学生と意見交換を行い、文化体験をしてきました。こうした経験を通じて、私のコミュニケーション力ならびに視野も拡大し、これまで理解しにくかった異文化なども理解できるようになりました。今後は、さらに日本語の上達をめざすと同時に、興味を持っている他の言語を勉強しようと思います。
また、現在研究しているグローバル社会における政府、NPO、企業の役割といったテーマを、今後は実際にNPO活動に参加することによって、NPOの運営方法、基礎知識を把握していきたいと思います。将来は障害を持つ青少年向けのNPO法人を、設立したいと思います。コミュニケーション能力の拡大、NPO活動への参加等を通してリーダーシップを身に付け、グローバル社会に生きる後輩、中国からの留学生に対して、助言を行っていきたいと思います。

2010年8月
資生堂リサーチセンター見学 報告書
(マーブル代表 薬学部3年 神谷 真衣)
【実施日時】平成22年8月30日(月) 13:30〜16:00
【場所】資生堂リサーチセンター 新横浜
【参加人数】マーブルほか 15名 (学生14名、引率1名)
【プログラム】
1.資生堂の会社と資生堂リサーチセンターの概要説明(DVDにて)
簡単な資生堂の概要と、リサーチセンターの歩みについての説明がありました。また会社の海外進出に対する意欲的な取り組みについてのお話がありました。新横浜は500人規模ですが、同じようなリサーチセンターは金沢八景にもあり、そこは100人規模だそうです。
また美白成分である4MSKの開発秘話もありました。
2.研究所見学
研究所の中には図書室があり、そこでは流行のコスメのチェックや、学術論文の検索などをするそうです。学術論文に関しては、社内のパソコンであればどこのセクションにいても自由に参照できるそうです。
自社商品が並べてある棚が、商品ブロックごとに研究所内においてありました。
研究所内は一人ひとり仕切ってあるのではなく、大学内の実験室のように広々としたところで1セクションにつき3〜4人で研究を行っていました。この理由を尋ねたところ、一人で行う場合の失敗を防ぐためと、社員同士の話し合いで良いアイディアが浮かぶかもしれないからだそうです。
グローバル化が進んでいる資生堂らしく、自社製品の棚の中には海外向け製品などがありました。特に中国に力を入れているそうで、中国限定の製品などが数多く置いてありました。
日本製品と違うところは、価格帯とボトルの色合い、または製品自体の色合い(アイシャドーなど)だそうです。
また資生堂は香りに関して強いこだわりを持っているそうです。この点については、上記の広い開発室と違い、専用さらに空調管理が徹底されている個室が、調香師には与えられていることからもいえます。調香師はかなりの熟練者で、鼻のよい一部の社員しかなることができないのだそうで、優秀であれば他社からヘッドハンティングしてくることもあるそうです。
センター内は警備もしっかりしていてパスがない人間は通ることができず、常時監視カメラで入り口を撮影していました。
3.質疑応答 
 女性研究者(株式会社資生堂 新成長領域研究開発センター、松永 由紀子様)から研究員としてのお話がありました。大学卒業後資生堂に入社、そして結婚、出産を経てまた職場復帰されたそうです。お子様のお世話や学童保育の大変さなど、いろいろと体験されたことを話してくださいました。
その後で質疑応答がありました。内容は以下のとおりです
・就職する際に、何を大事にするべきでしょうか 
→英語は絶対に必須です。また研究所内でのディスカッションで商品の方向性が決まることもありますので、コミュニケーション能力を磨きましょう。
自分の幸せは自分ひとりの幸せでなく、みんなの幸せであるといった連帯感をもたなくてはなりません。
何でも他人を巻き込んでこそ、よりよい商品が生まれるのだそうです。
・女性の管理職の方の割合はどのくらいですか?
→女性の管理職は資生堂全体では30%を超えているそうです。
リサーチセンターにおいては今のところ20%程度ですが、これからもっと増えていく予定とのことです。
・男女比について 
→大体60%が女性で、普通の会社に比べたら多いほうだと思います。
・出産後の職場復帰について 
→この件に関しては、資生堂はとても力を入れているそうです。まず出産前後については、就業時間の短縮などがあり、産休後の復帰に関しては、原則として産休前にいた部署への配属が決まっています。慣れた職場に復帰することにより、早く仕事になじんでもらおうということだそうです。
産休中も連絡を密にすることにより、プロジェクトの進行具合の確認など、仕事の進行度も理解することができ、それにより早い仕事への復帰が期待できます。
また積極的な有給休暇の消化により、子供との時間を大切にすることができるようになっています。子供の不測の事態にも、理由があれば早めに仕事を切り上げることができるようです。
・会社内での資格取得、または留学支援などはありますか?
→あります。資格取得に関しては、社内資格のほかにも、化粧品に関するものから医薬分野のものまで商品開発に関わる幅広いものがあります。
留学支援に関しては、海外の大学にポスドク(博士研究員)として行くものが多く、それに関しては企業側から制限を設けず、自分で行きたい大学を探し、お願いするという形であるそうです。
これは海外の人達の嗜好を知るのに良い機会らしく、グローバル化を目指している資生堂にとっては、とても良いことであるとおっしゃっていました。
最後に見学した研究所の入口近くには、フランスで最も権威ある賞として知られている「コスメトロジー大賞 研究部門」の最優秀賞や、ドイツ・ベルリンで開催された世界の化粧品研究者が集う「国際化粧品技術者連盟」の研究発表会での最優秀賞の賞状が飾ってありました。その技術の中にはアネッサなどの商品に応用されたものもあり、資生堂の高い技術力が手にとってわかるようでした。
今回の研究所見学では、女性の雇用形態や将来の展望について、そしてグローバル化も視野に入れた企業としての展望について活発に質疑応答がなされ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
今後のサークル活動に生かせるようにがんばっていきたいと思います。


2010年4月
第1回女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)報告「留学に向けて」
薬学研究科薬学専攻博士後期課程 2年 木村 恵理子

  第1回女性リーダー育成奨励生に選ばれ、大変光栄に思います。頂いた奨学金は留学費用の一部に充てさせていただきました。留学を通じて専門分野の見識を広め、英語力を向上させると同時に、世界で通用する女性リーダーシップを身につけたいと思っています。
 そのため、専門分野における英文文献をはじめ、英語学習のための英文法や、英語プレゼンテーション関連の書籍を購入、さらにはパスポートを取得して留学に備えています。こうした英文文献に基づいた学習は、すでに国内での活動においても、多いに役だっています。私は2009年10月に、福岡で開催された主にアジアの薬学研究者が集まった国際学会である「Asia Federation for Pharmaceutical Sciences」(アジア薬科学会議)(写真右端)において、初めて英語で発表しました。事前に十分準備をしていたため、よい発表が出来たと思います。また、私が所属している研究室に、海外からの留学生が来た時には、コミュニケーションを取ることを心がけ、英語で会話をすることに努めています。

今後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校Chemical Engineering科のSamir Mitragotri教授の研究室に、1ヵ月程度の短期留学をすることを予定しています。Mitragotri教授は、私の研究分野である化学物質の経皮吸収に関する多くの知見を有しておられます。同教授のもとで、新たな知見が得られるだけでなく、研究分野に限らず様々な経験を通じて、女性リーダーとしての在り方も学びたいと思います。留学後は、国際学会での発表、さらなる長期留学の機会に備えていきたいと思います。また、女性リーダー育成奨励生として、後輩の目標になるように、努力していきたいと思っています。

2010年4月
「地域活動・米国インターンシップに参加して」
経営学研究科ビジネス・イノベーション専攻 2年 王 桂梅
 私は、住んでいる坂戸で参加した様々な地域活動、ならびに「米国インターンシップ」を通じて学んだリーダーシップについて報告したいと思います。 私は、城西大学経営学部から現在までの約5年間、毎年坂戸市の「よさこい祭り」や「ポピー祭り」に、中国の餃子と小龍包の屋台を出店しています(写真右端)。

お祭りは日本の文化や地域交流を体験する機会だけでなく、経営者として、経営、運営、リーダーシップを実体験の中で学べる機会であると考えています。経営は口で言うほど簡単なことではなく、経営学やマーケティング、会計学など様々な学問に関わることがわかりました。また、こうした小規模の催しでは、トップダウンによるリーダーシップが必要であることを学びました。
昨年9月には、奨学金を利用して経営学部主催の「米国インターンシップ」に、参加することができました。エンターテインメントとギャンブルの街として知られているラスベガスは、新しく世界的なリゾート地へと生まれ変わっていました。そのリゾート運営には、官民一体となった経営手法が取り入れられているそうです。
「米国インターンシップ」を通じて、人種の坩堝といわれる米国社会では、異なる民族同士がどのように協力してきたのか、どのようにマネジメントやマーケティングなどが行われているのか、そして、女性がいかなるリーダーシップを発揮しているかを、実際に肌で体験しました。 今後も、地域活動や海外インターンシップに参加して、視野を広げると同時に、グローバル社会に求められている女性リーダーシップを身につけていきたいと思っています。 

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2009年度行事

2009年12月
女性研究者としての生き方
マーブル代表 薬学部薬科学科 3年 中村清夏

博士課程と海外研究留学を終え、現在 化粧品企業研究者として考えること
セミナー報告書
平成21年12月19日(土)(15:00 ~ 16:10) に、セミナーを18号館202教室で行いました。参加者は30名近くで、女子学生だけでなく男子学生、また大学院生、教員の参加もありました。このセミナーは、城西大学薬学部の卒業生でもある羽田さんのお話をお聞ききし、私達の将来の視野を広げる目的で、マーブル(薬学部女子学生キャリアサポートサークル)と薬学部男女共同参画懇談会との共催の形で企画されました。
講師の方は、株式会社シャローム 研究開発部研究課 羽田乃武子さんです。40分間ご講演をしていただいた後に、30分間座談会を行いました。
ご講演では、働く女性のための出産育児の支援等の文科省の取り組み、博士課程での研究内容、アイスランドへの研究留学先の様子や、現在勤務しておられる株式会社
シャロームの研究課で行われているテーマ、大学ではどんな勉強を頑張ったか、学生に伝えたいこと等、興味深いお話をしていただきました。

その後の座談会は、参加者それぞれが自由に羽田さんに質問出来る形にしました。
参加者全員が椅子を動かし、羽田さんを囲んで和やかな雰囲気で行いました。シャロームでの福利厚生や男女比、また留学先で言葉の違いや気候、交通の便など日本との違いで苦労したこと、アイスランドと日本の福祉制度の違いやアイスランドは女性が働きやすい環境にあること、そして学生に伝えたいこととして挙げられた国語力の向上にはどうするのが良いかなど、いろいろなアドバイスをいただきました。
今回のご講演は、普段聞けないようなお話をお聞きすることが出来て、大変貴重で有意義な機会になりました。これからの私達の活動に十分生かしていきたいと思います。


2009年10月
現代政策学部女子学生セミナーの開催
現代政策学部2年 大里亜梨佐
現代政策学部では、10月30日(金)の15時10分から約3時間、外部講師大塚裕子先生(財団法人計量計画研究所)による「自律型対話プログラムによるコミュニケーション力の向上」というセミナーを開催しました。このセミナーは、本学部の「DACSプログラム」に参加しているメンバーなど女子学生を対象としたもので、当初の話では、この講義に参加することによって、3年生以上はグループ面接などに大いに役に立ち、2年生、1年生にとっては自己認識や自己紹介に役に立つと聞かされていました。大塚先生は、とても笑顔の素敵な方で優しさや温かさのある話し方をされていました
アットホームな雰囲気の中で楽しみつつ、しかし発表や話し合いのときは雰囲気がガラリと変わり真剣なメリハリのある充実したセミナーでした。 内容については、まず自己紹介をします。次に3人ずつのグループに分かれ、その中でお互いにインタビューをしあいました。私は人と話すことが苦手なので緊張してしまい、自分の言いたいことを全て伝えられませんでした。しかし、自分では気づかなかった私の良い点を指摘していただき、日常生活の会話では分らない自分の話す力の現状を知ることが出来ました。
他の参加者たちは、自分に自信があるからなのか、堂々と落ち着いていて、インタビューを楽しんでいように感じ、それが話し方や態度に表れていました。普段、特別に人の話す姿を注意してみることはなかったので、他の人が話す様子を観察するのも勉強になると、改めて感じました。
 次に、グループのメンバーを変えて、自分たちで選んだテーマの賛成と反対それぞれの意見を話し合い、自分たちの考えを発表しました。そして、発表の後に大塚先生から、発表についての細かなアドバイスをしていただきました。これはディベートのような是非を問うものではなく、自分の考えをお互いにより理解するためのものでした。また、自分の立ち姿や、声、見え方など発表の方法についても学びました。先生は、「私がみなさんに教えていることは、みなさんも知っているような当たり前のことです」と話されていました。確かにそうだと思いましたが、いざ実践しようとしても、それを忘れてしまっていたり、緊張して実践できなかったりします。不器用な私は、要領よく人前で話すときだけ切り替えることが出来ないので、普段からこれらを意識して、自分に定着させようと思います。
そして、人前で話をする状況に慣れれば、例えば就職活動の面接のときに、心に余裕が出来ると思いまいた。今回の参加者は3年生がほとんどで、2年生は私ひとりでしたが、今回参加できたことは、自分自身の新しい一面を発見する機会となりました。そのために、これからも今回のように積極的にセミナーに参加して、機会を作りたいと思いました。
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2009年10月
経営学部女子学生連合会(JMW)主催
「第4回 キャリア・サポート・トークショー 
〜パーソナル・スタイリストの久野梨沙さんを迎えて〜」

2009年10月2日(金)、17号館のプレゼンテーション・ルームにおいて経営学部女子学生連合会(以下、JMW)主催の「第4回 キャリア・サポート・トークショー」が開かれました。トークショーは4年目を迎え、経営学部のみならず他学部のみなさんにも数おおく参加していただきました。トークショーは、各界で活躍しておられる若手の社会人をゲストとしてお招きし、社会で働くことの意義や就職活動に向けての心構えなどを城西大学の学生、とりわけ女子学生に知ってもらうことが目的です。
第4回目のゲストは、「パーソナル・スタイリスト」の久野梨沙さんです。学生に根強い人気があるファッション業界において、「パーソナル・スタイリスト」という仕事は、一般の個人のお客さまを対象にファッションのアドバイスや洋服の見立てをするという、時代を先取りしたあたらしい分野といえます。久野さんは、大学を卒業後、大手アパレルメーカーに就職され、商品の企画などをおもに担当するマーチャンダイザーとして活躍されていました。シーズン毎に日本のファッション・トレンドを作り上げるという魅力的な仕事をされていました。しかし、現場の重要性をひしひしと実感するなかで、マス・マーケットを相手にすることに限界を感じ、独立を決意されました。現在は、潟tォースタイルという会社を立ち上げ、一人ひとりのお客さまをターゲットに日々ファッションのおもしろさを伝授されています。

トークショーの総合司会は、JMWメンバーで経営学部3年生の佐藤幸江さんと2年生の間庭涼子さん、座談会の司会進行は同じく経営学部3年生の田代友美さんと橋本のどかさんが担当しました。トークショーの前半は、久野さんの講義を拝聴しました。まず、現在のアパレル業界の動向について、ユニクロやH&M、Forever 21など現在話題のアパレル企業を事例に挙げながら、わかりやすく説明していただきました。そして、アパレル業界の明暗をわけるキーワードは、ブランドよりも“わたしらしさ”であることを、ご自身の経験を踏まえながらお話してくださいました。
 トークショーの後半は座談会形式ですすめられ、司会の田代さんと橋本さんが前半の講義内容をうけてさまざまな角度から質問を投げかけました。たとえば、就職活動をはじめた時のエピソードや大手アパレルメーカーにいた時代の仕事内容、さらに会社をやめて独立を決心した背景やその時の状況などです。久野さんは、質問に対して一つひとつ丁寧に答えてくださり、学生も大変勉強になると同時に、いい刺激を受けたようです。
このように、「第4回 キャリア・サポート・トークショー」も無事終了いたしました。JMWでは、これからもみなさんに興味を持っていただけるような内容のトークショーを開催していきたいと考えています。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

2009年8月
コーセー 狭山工場を見学してマーブル代表 薬科学科3年 中村清夏
【実施日時】平成21年8月25日(火) 10:00〜12:00
【場所】コーセー狭山工場
【参加人数】マーブルほか 26名 (学生25名、引率1名)
【プログラム】
1.狭山工場概要説明(株式会社コーセー狭山工場 総務課課長 佐藤文敏様)
主にコーセーの品質管理、環境への取り組みや、ノーマライゼーション支援などの事業内容を説明していただきました。
2.工場見学
・環境への取り組みとして、再資源化の例や、口紅の充てん方法、ワックスやパール剤が展示されていました。
・口紅、ファンデーション等の秤量、充てん、梱包作業などの原料から製品になるまでの流れを見学しました。
・口紅の色調は、機械や人の目で見る。口紅を切って、異物の混入がないことを確認する。
原料の処方数量に、間違いがないかコンピューターを用いて確認をする。
充てん作業を行う部屋の中は、圧力が高くなっており、ゴミなどの異物が入らないようになっている。材料や、製品中に微生物がいないか検査を行い、液体クロマトグラフィーで製品の成分を調べる、といった品質管理への取り組みが分かりました。

3.質疑応答 
 質疑応答では以下のような意見が交わされました。
・就職する際に、何か資格があったほうが良いですか?
→あった方が良いですが、人事異動等で職場での経験を積み、色々なスキルを得て、自分自身が成長することが大切です。
・コーセーのCMや広告広報担当事業部で働くためにはどうしたら良いですか?
→どういったスキルのある人が必要か、募集している時にエントリーや、人事異動で希望を出すと良いと思います。
・ゴキブリほいほいのような、廊下に置かれていたものは何ですか?
→1か月に1度、様々なエリアでどのくらい虫が入っているかを調査し、エリアの虫の侵入経路を調べています。
・女性の管理職の方の割合はどのくらいですか?
→女性の管理職の方は、狭山工場では1名ですが、本社では女性の管理職の方は多く、増えていっています。
・狭山工場での男女比はどのようになっていますか?
→化粧品の中身を作る所では、男性が多く、充てん作業や包装では女性が多いです。
コーセーでは女性が子育てをしながら、勤められるような環境にするために、育児休暇は男女問わずとれるようになっています。また、どうしても休暇の取れない、専門職の女性にはワークシェアーや、託児所の時間に合わせて、時短が取り入れられています。
このような子育て支援は、従業員の方の理解と協力を得ることが、大切だとのことです。
子育て支援の他にも、NO残業Dayを設け、お互いに残業時間を確認することで、残業をしすぎないようにしています。
今回の工場見学では多くの参加者と共に工場の生産過程を見学し、活発に質疑応答がされるなど、有意義なものになりました。
今後のサークル活動に活かしていきたいと思います。

2009年7月
第2回(2009年度)女性リーダー育成奨励生制度に、2名の院生・学部生が選ばれました
2009年7月25日
 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸課題に取り組み、国内ならびに国際社会において、リーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的として設置されました。
 第2回となる本年度、深谷睦さん(大学院薬学研究科博士後期課程1年)と、伊藤杏奈さん(現代政策学部社会経済システム学科3年)が選ばれました。授与式では、森本学長より賞状及び奨学金が授与されました。この名誉を授与された奨学生は、この奨学金によりさまざまな国内・海外プログラムに参加していきます。
2名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の豊富を語ってくれました。


深谷 睦さん
2009年度 城西大学女性リーダー育成奨励生に選出いただきましたこと、非常に光栄に思います。本プログラムの趣旨に則り、本学の建学理念を体現する自立した職業人としての女性のみならずリーダーに相応しい優れた女性を目指すために、今後以下の点をふまえて研鑽を積んでいく所存です。

 現在、大学院薬学研究科博士後期課程において実施している「薬効の調節に係わる抗酸化食品(成分)の探索とその作用メカニズムについて」の研究成果を所属学会等で報告すると同時に、女性研究者としての地位向上を目指して男女共同参画に関連する事業にも積極的に参加していく予定です。これらの活動を国内のみならず、海外留学や国際学会への参加を通じて国外にも広げることで、広い視野での教養を修得したいと考えます。このような経験を通して、リーダーシップ、コミュニケーション能力、さらには問題解決力の向上に努め、後輩の育成に寄与できることを希望します。

伊藤 杏奈さん
このたび、水田宗子理事長先生に、城西大学女性リーダー育成奨励生に選んでいただき、心から感謝しています。
これからの活動としては、学内の女子学生に関するセミナーやDACSプログラム、各種のキャリア教育プログラムとともに、様々な学内外のセミナーなどにも積極的に参加し、コミュニケーション力を高め、女性としての社会貢献や責任感の在り方などを考え、行動し、同期や後輩などの女子学生に伝えられればと思っています。また、将来は、公共性の高い仕事に就き、就職という場面で女性としての力を発揮し、ユニバーサルな社会システム作りの一端を担っていきたいと思います。



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2008年度行事

2008年12月
女子学生キャリアアップセミナー 現代政策学部 
現代政策学部では、2008年度より毎月、女性教員が中心となって女子学生キャリアアップセミナーを実施しています。対象は、全学年の女子学生です。まず、1年生では大学生としての認識をもってもらい、キャリアの意味やキャリアアップをすることの必要性を説明し、2年生には必要な資格の取得を薦め、社会に出ることの大切さを、また3年生には間近に迫った就職活動支援を行うことを目的としています。
本セミナーは、月末の特定の一日に開催してきましたが、特に3年生向けとしての就職活動支援のため、10月からは強化月間、強化週間などの設定も行い、1ヶ月に数日間開催しました。どの日に参加してもよいということで、少人数での開催となり、場合によってはマンツーマン支援となることもありました。
また、本セミナーの他に希望する女子学生には、SPIなどの就職試験対応のための添削も行っています。その効果が出たのか、12月に本学部で実施した就職模擬試験の結果では、前回よりも成績が向上したとの嬉しい報告もありました。
いよいよ、本学部も第一期生の就職活動が本格化してきています。取り巻く環境はますます厳しくなっていますが、皆様方からも多くのご支援ご指導をいただければと思います。なにとぞよろしくお願い申し上げます。


2008年11月29日
平成20年度 女子学生キャリアサポートのための薬学部男女共同参画セミナー報告 
平成20年11月29日(土)15:00〜17:30に、18号館202教室において、女子学生キャリアサポートのための薬学部男女共同参画セミナーを開催しました。メインテーマにそって、下記の内容について会員が事前に勉強をして、発表を行いました。その後、学生を含む参加者全員がスモールグループに分かれてディスカッションを行い、最後にグループごとに代表者が報告を行いました。
メインテーマ:
「マンパワーから見た現代の日本の抱える問題と女性の社会進出への取り組みについて」
内容:
1.人口構成の偏在化(少子高齢社会)とマンパワーの枯渇: 内田
2.男女の働き方について −日本と諸外国のデータの比較−: 江口、岩田、野村
3.女性の就業所得について −生涯所得から−: 大川原
4.女性が働き続けることをサポートする便利サイト 
−ワーキングマザー及びその予備軍のためのコミュニティサイト−: 中谷、田村(真)
スモールグループディスカッションの結果、教員と学生の間で以下のような意見があげられました。
定年後の雇用を増やすことによってマンパワーの枯渇を改善できるのでは。
日本の育児休暇取得可能日数や看護休暇が少ない。
男性で育児休暇を取得している割合が0.5%と低い。
勤務時間の安定した職業でなければ育児をしながらの就業は難しい。
職場における育児に対する理解が必要。
仕事の一部を在宅でできれば育児をしやすくなるのでは。
出産後の復職をしやすくするために資格を取得する必要がある。
女性が働きやすくするためにGEM(ジェンダー・エンパワーメント指数)等の数値目標を明確にする必要がある。
GEMは、専門職・技術職に占める女性割合、管理職に占める女性割合、国会議員に占める女性割合、男女の推定所得を用いて算出された値で、女性が政治及び経済活動に参加し、意思決定に参加できるかどうかを測る指数ですが、日本は残念ながら世界の54位でした。日本の多くの女性がキャリアを形成して意思決定に参加し、またリーダーとして活躍できるようになるためには、さらに地道な努力を重ねて行く必要があると思われます。

2008年11月12日
JCAP委員会開催講演会報告 経営学部 
11月12日、学生のキャリアサポートの一環として、経営学部JCAP委員会では、遠藤智子氏(NPO法人フェミニストカウンセリング東京および全国女性シェルターネット理事)を迎え、講演会を実施した。遠藤氏は、「女性に対する暴力」の被害者支援や女性の労働問題に長年携わってきた方で、講演会では、これから社会人となる学生たちに、日本の労働環境の実態や会社組織の特徴、社会人として働く際の心構えなどについて、実例を交えながら、具体的に解説していただいた。
就職率は男女共に高い割合を示すようになった昨今ではあるが、妊娠・出産を契機として退職していく女性の比率はいまだ7割にも及ぶ。いわゆる、この時期(20代から30代)の女性の労働力人口が落ち込むM字型の就労曲線が、依然として日本では見られる。また遠藤氏によると、男女雇用機会均等法や育児介護休業法が改正されてもなお、会社の中の女性の地位は、20年前と比較してそれほど変わっていないという。そのことを最もよく反映しているのが、会社の中で横行しているセクシュアル・ハラスメントの実態である。



セクシュアル・ハラスメントは、いまや労働相談のトップを占め、深刻な被害者となっているのは、いまだに多くが女性であるという。力関係の中で起こるセクシュアル・ハラスメントのこのような実態は、男性中心の組織構造が根強く存在していることを物語っている。また遠藤氏は、セクシュアル・ハラスメントが横行する背景に、被害当事者が、自分の告発によって加害者の立場が悪くなることを慮ったり、職場で働き続けたい思いから、何事もなかったかのように振舞おうとする被害者心理があることを強調した。このような被害者心理を作動させるのが、周囲が期待し、女性自身も内面化している「女性らしさ」であるという。
したがって女性が組織の中でサバイバルしていくためには、「迎合や自己卑下をせず、労働に関わる法律を知って理論武装すること」や、「日ごろから、自己分析をしておくこと」が、重要な術であると遠藤氏は語った。また万一、セクシュアル・ハラスメントなどの労働問題に直面した場合は、「気のせい」、「自分さえ我慢すれば」などと自分の感覚を歪曲化するのではなく、一刻も早く、専門家に相談してほしいとも訴えていた。
講演会は、あっという間に終了時間になってしまったが、学生のアンケートを読む限り、大変有意義な内容であったようだ。社会に出る前に労働に関わる法律を読まなければという意見や、セクシュアル・ハラスメントに遭遇したらどうしようといった意見など、学生一人ひとりが自分の問題として考えている様子が伺えた。今後とも、このような講演会を実施できれば幸いである。

2008年11月8日
平成20年度薬学部女子学生キャリア・サポートセミナー
「化粧品会社の研究室から後輩たちへのメッセージ」報告書
マーブル代表 町田 絵美
平成19年11月8日(土)に薬学部、大学院薬学研究科の学生を主な対象として女子学生のキャリア形成支援のためのセミナー「化粧品会社の研究室から後輩たちへのメッセージ」を開催しました。マーブルと薬学部男女共同参画懇談会の主催で、新校舎の18号館202号室において行いました。参加者は女性約10名、男性5名の約15名でしたが、女子学生だけでなく、男子学生や若手の男性教員の参加もありました。
本セミナーは、社会における男女共同参画を支援し理解を深めて、学生のうちにモチベーションを向上させること、またキャリア形成支援を目的として行なわれました。今回は講師として、薬学部の卒業生の株式会社ディーエイチシー、香粧品研究室に現職している高木文さんと、株式会社シャローム、研究開発部研究課に現職している内田礼奈さんにお越しいただきました。
講演の流れとしては、お1人ずつ30分間の講演していただいた後に20分間の質疑応答を入れる形で行いました。まず、はじめに内田礼奈さんには現在勤務するシャロームの研究内容についてのお話や薬学部の学生には興味深い皮膚の話についてお話ししていただきました。その後に2つのグループに分かれ、20分間、堅苦しい話し合いではなく、自然な会話のコミュニケーションを行いました。その間、内田礼奈さんにはそれぞれのグループを回ってもらい、参加者からの質問を受けそれに答える形で行い、一方的な質問で質問者だけが満足できるものではなく、グループ内で話を共有できるような形をとっていただきました。続いて、高木文さんに現在勤務するディーエイチシーの研究室の概要と社会に出てから女性として困ったことや悩んだこと、そして将来結婚をすることで仕事にどのような影響を受けるのかあるいは、会社では結婚することにどのように対応してくれるのかといったお話をしていただきました。その後はグループ分けはしないで参加者全員が椅子を動かし、高木文さんを囲む形でリラックスした雰囲気で行いました。仕事における悩みや喜び、会社の雰囲気や会社内での上下関係など現場で働いている方だからこそ聞くことができるお話をしていただきました。
今回の講演会は、現場で働いている方の生のお話を聞くことができる貴重な講演であったと思います。今回お話をして頂いた高木文さん、内田礼奈さん、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして心よりお礼申し上げます。

2008年10月29日

第1回女性リーダー育成奨励生プログラムに、2名の院生・学部生が選ばれました

 女性リーダー育成奨励生(水田宗子奨学金)制度は、学校法人城西大学理事長水田宗子先生の寄付により、建学の理念「学問による人間形成」を体し、現代社会における諸課題に取り組み、国際社会においてリーダーシップを発揮できる女性人材の育成を図ることを目的としています。

 第1回となる今年度、木村恵理子さん(薬学研究科薬学専攻2年)と王桂梅さん(経営学部マネジメント総合学科4年)が選ばれました。10月29日(水)、森本学長より、表彰状と目録が授与されました。この名誉を授与された奨励生は、この奨学金により海外プログラムに参加し、女性人材育成センターや研究科が提供するさまざまなプログラムに参加していきます。  2名は、受賞後、次のような喜びの声と今後の豊富を語ってくれました。

木村 恵理子さん
女性リーダー育成奨励生に選ばれて大変光栄に思います。今後の活動として、1ヶ月間海外研修(カリフォルニア大学サンタバーバラ校を予定)を行い、海外の先生の研究に取り組む考え方や、薬学研究の技術や知識を学ぶ予定です。帰国後は、博士後期課程に進学し、ナノマテリアルの皮膚浸透性や安全性を評価し、国際学会への参加や次の留学の機会に備えていきたいと考えています。これから、様々な経験を通して多くのことを吸収し、今後の活動に役立てていきたいと考えています。
王 桂梅さん
  私は、この度女性リーダーとして奨学金をいただけることとなり、心から感謝しております。今後の抱負については、下記の通りです。  まず、来年大学院入学後、中国の大連理工大学でインターンシップに参加します。そこでは中国事情や中国における企業経営、さらには現地での日系企業の経営に関する知識を深めます。特に中国企業の弱点であるアフターサービスについては重点的に調査し、そこで得た情報から日経企業と欧米企業との比較検討を行います。また組織内のチームワークを高める方法についても、同様の調査を考えています。
インターンシップも大連に限らず、中国の幾つかの地域で実施しようと考えています。  さらに、在学中に日商簿記一級、税理士の資格取得を目指します。また、学部生時代より行っている地域祭りへの参加などにも継続して参加します。このように様々なことにチャレンジをしていきます。そして女性リーダーとしての名誉を汚さないよう、いっそう努力していく所存です。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2008年10月8日

経営学部女子学生連合会(JMW)主催 第3回 キャリア・サポート・トークショー

〜ファイナンシャル・プランナー 高山一恵さんを迎えて〜
2008年10月8日(水)、17号館のプレゼンテーションルームにおいて経営学部女子学生連合会(JMW)主催で、「第3回 キャリア・サポート・トークショー」が開催されました。トークショーの目的は、各界で活躍する若手の女性をゲストとしてお招きし、城西大学の女子学生に社会で働くことの意義や就職活動に向けての心構えなどを知ってもらうことにあります。毎年、さまざまな職業の方をお呼びしています。JMWの学生が主体となって、トークショーの具体的な人選から、ゲストへのアポイント、企画・運営まですべての業務をおこなっています。
第3回目のゲストは、ファイナンシャル・プランナー(FP)の高山一恵さんです。高山さんは、現在、潟Gフピーウーマンという会社の経営陣のひとりであり、コンサルタント業務はもちろんのこと執筆やFP育成など多方面にわたりご活躍されている、まさに今を輝くキャリア・ウーマンです。
トークショーの総合司会は、経営学部3年生の古村千里さん、座談会の司会進行は同じく3年生の片山あゆみさんと渡辺千裕さんが担当しました。トークショーには、約80名の学生が参加しました。これもFPという職業に対する学生の関心の高さをあらわしています。 トークショーの前半は、高山さんからFPについてお話をいただきました。FPは、「お客様の様々な夢や希望をマネーの面からサポートする職業です」という言葉が印象的でした。それこそ学生に夢と希望を与えるようなお話であり、FPという職業が私たちに大変身近なものであることを教えていただきました。また、高山さんがFPを職業として選んだきっかけについても触れていただき、お金に関心をもつことは楽しいことなんだ、ということをあらためて感じることができました。
トークショーの後半は、座談会形式でおこなわれました。司会の片山さんと渡辺さんがトークショー前半の内容を受けて、さらに一歩突っ込んだ質問を投げかけました。たとえば、高山さんの年収や結婚観などについてもお聞きしましたが、このような質問にも気さくにお答えいただきました。そして、会場からも多数の質問があり、そのなかで「ズバリ女性にとって幸せとは何だと思いますか?」という学生の素直な問いかけもありました。 「第3回 キャリア・サポート・トークショー」も、ゲストの高山さんの明るいキャラクターにも助けられ、無事終えることができました。JMWでは、これからも多くの学生に日本の社会で活躍する素敵な女性たちのお話を聞けるチャンスを、どんどんつくっていきたいとおもいます。今後ともご支援よろしくお願いします。

2008年8月26日

薬学部マーブル:花王すみだ事業場を見学して

(マーブル YK3年生 増田裕子、YK2年生 小林佐季子)
【実施日時】 平成20年8月26日(火)9;00〜12;00
【場所】   花王すみだ事業場
【参加者】  22名(学生21名、引率1名)
【プログラム】
1. 概況説明
2. 化粧品工場見学
3. 総合美容技術研究所
4. 生活者コミュニケーションセンター
5. 花王ミュージアム
(内容) 化粧品工場:ファンデーションの包装の工程 総合美容技術研究室:トレンドの実態調査、市販品調査 生活者コミュニケーションセンター:消費者からの商品の希望や意見を閲覧できるエコーシステム 花王ミュージアム:「美意識」や「清浄文化」の変化と花王の商品の展示 毛髪測定装置や改良された容器の一例などの展示
6. 研究開発活動紹介(研究開発部門 研究企画G研究運営推進課長 堀 公彦様)
(内容)主に花王の事業内容、花王のコンセプトでもある「よきモノづくり」を支える制度などを説明していただきました。 説明のあとの質疑応答では以下のような意見が交わされました。    ・日本で改良した製品が海外では好まれないことはありますか? →日本人と外国人では体系や生活文化が異なるので各国のニーズに合わせた製品の改良が必要です。特に製品の形や香りは特に好みが異なります。 ・良いアイディアがあったとき誰でもそれを商品開発に活かすことはできますか? →社内外からの要望を取り入れよりよい製品づくりに取り組んでいます。 ・実際に働いている中で感じる花王の良さは何ですか? →企業が個性を大事にしてくれることです。自主性を大切にしてくれるからこそ多くのアイディアが生まれるのだと思います。
また、花王ではイコールパートナーシップ(対等な関係)の推進にも力をいれています。 管理職も男性ばかりでなく、女性管理職の人数も積極的に増やし、今では管理職についている人のうち7.7%が女性です。また、販売員も含めた全社員においても半数以上を女性社員が占めています。多くの女性社員のうち、結婚・出産を理由に離職する人は少なく、わずか数%しかいません。実際、当日案内をしてくださった女性研究員の方もお子さんが2人いらっしゃる、ということでした。 今回の見学は、今年発足したマーブルにとって初めての企業見学でしたが、参加者からは活発に質疑が交わされるなど、とても有意義なものになったと思います。   これらの経験を、今後の企業見学の際に活かし、より参加者にとって得るものが多い企業見学を企画していきたいと思っています。
花王すみだ事業場を見学して

2007年度行事

2008年2月23日

JICPAS・短期大学共催「百合祭」上映会報告書
 国際学術文化振興センター(JICPAS)における活動の一環として、城西短期大学との共催で、社会人に向けて発信するイベント・「百合祭」上映会を企画。ことに、社会人のための2年制大学として城西短期大学のイメージを一新し、世に存在を知らしめるための宣伝活動の一環として開催した。 本企画は、地域社会との結びつきを考え、高齢化社会に向けて、とくに女性の高齢者の学び直しに向けて発信することを主要な目的としている。これまでも短大では、女性学講座等々、小規模なイベントは実施してきたが、埼玉はもとより、東京・千葉・神奈川まで宣伝する大イベントは初めての試みである。市役所・役場・女性センター・生涯教育センター等の公共機関や朝日・毎日・読売・東京・埼玉・『ふぇみん』等の新聞、また、本学における短大・エクステンション・公開講座の受講者等500件ほどにわたってチラシを配布、宣伝活動につとめ、鶴ヶ島市・日高市には後援を依頼した。 本上映会では、女性映画監督作品が注目され始めている現代の状況を鑑み、浜野佐知監督作品「百合祭」の上映及び監督自身によるトークを実施、これまで疎外されてきた高齢者のセクシュアリティ問題を取り上げた。2008年2月23日午後1時30分から4時30分まで、本学17号館2階講堂1にて開催、200名近くの高齢者が参加し、大盛会となった。 「百合祭」は桃谷方子の同名小説(北海道新聞文学賞受賞作)を映画化したもので、老女たちの愛と性を描き、エイジズム/ジェンダー(老い/性差)社会に向けて発信するのに適切な映画であった。監督のトークも、そうした社会に抗するメッセージに満ち、高齢者たちにエールをおくる力強いものであり、まさにタイムリーな活動となった。 高齢者の圧倒的な参加数に、あらためて、国家政策としても、地方自治体の政策としても、大学教育の政策としても、高齢者対策を真剣に考えなければならない時機が到来していることを痛感した。そうした意味でも、中高年・高齢者の学び直し対策を考えるうえで、今回のイベントは成果ある活動だったといえよう。本学においても、若年女子教育のキャリア育成課題ばかりでなく、中高年女性教育の問題にもそろそろ取り組まなければならない時が来ているのではなかろうか。

2007年12月7日

JICPAS教育プログラム開発委員会主催勉強会「女性の起業について」
 2007年12月7日(金)、経営学部1階プレゼンテーションルームにおいて、JICPAS教育プログラム開発委員会主催による勉強会「女性の起業について」が開催されました。
 本学教職員を対象とした勉強会の目的は、まず教職員が女性のキャリアの一つである女性の起業の実情と課題を知り、女子学生のキャリア形成教育を支援しようというものです。
 講師には中小企業診断士である河野律子先生をお迎えしました。河野先生は、山崎製パン株式会社工場勤務後、本社営業本部教育において営業部門社員に対する販売管理に関する指導、また、取引先小売店の食品加工の生産管理、衛生管理、販売管理・マネジメントに関する指導を担当されました。その後、中小企業診断士の資格を取得後、埼玉県内の中小企業において街づくりなどの企画策定などを行っていらっしゃいます。
 豊富な資料を駆使したパワーポイントによる講演は大変わかりやすく興味深いものでした。また、力強く講演される河野先生のパワーに、教職員は大変刺激を受けました。先生はご自身の経験を通じて、まず「最初のキャリアが大変重要である」ことを強調されました。最初の就職先での実務・経験・ネットワークなどにより実力と自信をつけることにより、その後のキャリア形成あるいはキャリアアップにつなげることができるのです。
 続いて、先生が担当されている具体的に女性の起業を支援する「女性起業支援講座(実践型)」の話をしていただきました。同講座では実務能力を身につけることが不可欠であると力説されました。具体的には、「ビジネスプランの作成と検証」や「資金計画」、「財務・税務会計」など、起業に向けた実務的な知識を身につけ、実際に必要な書類を作成することが求められます。
 講演の最後に活発な質疑応答が行われました。教員から「いかに女子学生のキャリアに対するモチベーションを高めることができるのか」という質問が出されました。先生は「まずはキャリアに対する情報提供、講演、職場訪問などを行い、女子学生の意識を高め、実力を身につけること」が大切であると強調されました。
 以上のような内容の講演会を通じて、女子学生に対する最初の就職先・職種の選定などに対するアドバイス、実務能力の向上支援、キャリアに関する情報提供、講演会などを開催して、女子学生のキャリア支援に力を入れていきたいと思います。

2007年12月6日

平成19年度女性(男性)の生き方セミナー報告書
−男女が共に能力を十分発揮し、心豊かに生きるために―
 平成19年12月6日(木)に女性(男性)の生き方セミナーを、薬学部と薬学部男女共同参画懇談会が主催(後援:女性人材育成センター)して行いました。対象者は薬学部(薬学科、薬科学科)1年生の約340名です。コミュニケーション・プレゼンテーションの時間を利用して開催しました。1時限目は清光ホールにて講演会を行い、2時限目は3教室に分かれスモールグループディスカッションを行ないました。
 このセミナーの目的は、薬学部のフレッシュな女子・男子学生が、セミナーを通して、これからの生き方を考えるきっかけ作りをすること、学生が医療者になるために必要となる権利意識、平等性に対する柔軟な考え方を身につけること、さらに薬学部における男女共同参画を推し進めることです。
 講演会の司会進行は橋本フミ惠が行ないました。1時限は中野晋先生、大川原正喜先生に、2時限は中川弘子先生、古旗賢二先生にもご協力いただきました。まず、ジェンダー・エンパワーメント指数(女性が政治、経済活動に参加し、意思決定に参加できるかどうか)が、日本は先進国であるにも関わらず、世界の中で40番台であること、女性の年齢階級別労働力率の国際比較では、日本は女性の就業者が30歳台前半で減少してM字型になり、先進諸外国とは異なるパターンを示すことなどを学習しました。そのあと、子育てをしながら常勤で仕事をされている阿部綾乃先生(埼玉医科大学総合医療センター薬剤部 薬剤師)と、仕事を止めて子育てをされた秋山 隆先生(大宮医療専門学院 非常勤講師)にご登場いただきました。阿部綾乃先生は母親、妻、病院薬剤師の三役をこなすなかでの、仕事や子育てのご苦労やよろこび、仕事を続ける意義についてお話しくださいました。秋山先生は、男性の自然体での育児・家事参加、夫婦のこれからの共同生活のあり方を話してくださいました。
 ご講演をもとにこれからの女性の生き方、男性の生き方、薬学を学ぶものとしての考え方について、学生数名のグループに分かれてスモールグループディスカッションを行いました。これらをまとめて、パソコン室でセミナー後の時間も活用してポスターを作製しました。掲示されたポスターを見て、学生達が自分達以外の人たちの考え方を知り、さらに、今回のセミナーに参加していない人たちにも、男女共同参画の必要性について考えてもらえればと思っています。
 JICPASのご支援により、有意義なセミナーを行なうことができました。厚く御礼申し上げます。

2007年10月25日

経営学部主催「履歴書作成におけるペン字指導」(JICPAS後援)
 2007年10月25日(木)、経営学部402号室にて、経営学部主催による「履歴書作成におけるペン字指導」が行われました。講師には書家でありカルチャー教室などで講師をされている林洋子先生をお迎えしました。先生の指導のもと約40名の学生が、なぜ履歴書が必要なのかを理解し、その後ペン字の指導を受けました。
 履歴書は自分を相手に伝えるための手段の一つであり、具体的には文字により自分を表現するものです。そのため、履歴書作成においては、履歴書を読む相手が「書き手に会ってみたい」と思わせるような書き方が重要になります。このように、相手に影響力を与える履歴書の書き方のポイントは、まず相手にとって読みやすいこと、伝わりやすいこと、影響を与えることの3点です。
 次に、具体的な工夫として、罫線の使い方の指導を受けました。文字を中揃えあるいは下揃えに統一することが大切です。アルファベット、数字などが多い場合は、下揃えのほうが書きやすいようです。次に文字のバランスの指導を受けました。漢字と仮名では、画数の多い漢字は大き目にして、全体の統一感を出すことが重要です。さらに、書き始めを揃えること、文字と文字の間隔の取り方を工夫すること、0.3から0.5の細書きの黒のサインペンが、効果的であることなどが強調されました。  その後、学生は自分の名前の添削を受けました。たとえば、「田」の漢字の場合、まっすぐ下に伸ばすのではなく少し内側に入れること、「人」の場合、左よりも右側のはねをやや下にすることなど、具体的な指導を受けました。こうした指導ののち、学生が再挑戦し自分の名前を書くと、格段に読みやすくバランスのとれた名前へと上達しました。
 以上に留意すると、「読みやすく」「伝わりやすく」「影響を与える」履歴書を作成するためには、文字は出来るだけ活字に近づけるように心がけ、ゆっくり丁寧にきれいに書くことが重要であるといえます。
 履歴書は相手に自分を伝える大切な手段であり、心をこめて書くことを心がけましょう。

2007年9月25日

JMW(経営学部女子学生連合会)主催 第2回 キャリア・サポ−トトークショー(JICPAS後援)
 9月25日(火)、経営学部棟プレゼンテーションルームにて、JMW(経営学部女子学生連合会)主催による第2回キャリア・サポートトークショーが行われました。このトークショーの目的は、社会で活躍する女性をお招きし、仕事の内容等を話していただき、女子学生の働くことに対する興味や関心を高めることです。この活動は、経営学部における女子学生キャリア支援活動の1つでもあります。今回は、株式会社ジャスマック・エージェンシーにて、チーフウェディングプランナーとして活躍中の伊藤順子さんをお招きしました。ウェディングプランナーは、女子学生の間で人気のある職業のひとつであり、会場には50名を超える女子学生が話を聞きに来ました。
 トークショーの前半は、ウェディングプランナーという仕事の概要を、DVDと資料を用いてお話されました。「ウェディングプランナーは、お客様の一生に一度のイベントに携わることになるので、絶対に失敗は許されません」、というお話が印象的でした。トークショーの後半は、質疑応答形式で進行しました。「お客様に良い提案をするために、お休みのときに何かされていますか?」という学生からの質問に、「休日に美術館に行き、イメージ力を高めたりしています」という返答がありました。ウェディングプランナーは、お客様との会話の中から、お客様のイメージする一生に一度の結婚式を把握しなければなりません。プロフェッショナルとしての高い意識を感じた返答でした。
 今回のトークショーは、会場に足を運んだすべての女子学生にとって、貴重な機会であったと思います。今回お話をして頂いた伊藤順子さん、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして心よりお礼申し上げます。

2007年7月7日

薬学部女子学生就職支援セミナー報告書 「薬学部の女性の先輩から聞く仕事とキャリア」
 平成19年7月7日(土)に、薬学部、大学院薬学研究科の学生を対象として女子学生のキャリア形成支援のためのセミナー「薬学部の女性の先輩から聞く仕事とキャリア」を、16号館103号室において開催致しました。定期試験が間近に迫った土曜日であったためか参加者は約20名でした。今回の参加者は大学院生が主でしたが、女性ばかりでなく若手の男性教員も参加してくれました。
 本セミナーは、社会における男女共同参画を支援することを目的として行われました。今回は、埼玉医科大学総合医療センターで薬剤師として活躍している戸谷仁子さんと調剤薬局で管理栄養士をしている小島しのぶさんよりお話をしていただきました。戸谷さんは薬剤師として12年のキャリアを持ち、また糖尿病療養指導士としての認定を受けて糖尿病病棟を中心に病棟薬剤師業務を行うとともに、豊富な経験を生かして後輩の指導に当たっており、管理する立場に立った際のご苦労も交えたお話をしていただきました。また、小島さんは調剤薬局でメディカルパートナーとして勤務する管理栄養士で勤務2年目ですが、薬局における管理栄養士として新しい分野の仕事を積極的に切り開いており、その挑戦と将来の夢と展望についてお話していただきました。
 お二人にそれぞれお話いただいた後に、参加者からの質問を受け、それに応える形で、仕事における喜びや悩みそして将来の夢などをお話していただきました。お二人の職場における結婚・出産に対する支援制度についてもお話を伺い、将来のキャリア形成のために大いに参考となりました。
 セミナー開催にあたり城西大学女性人材育成センターのご支援を賜り、御礼を申し上げます。

2007年7月4日(1:20〜2:50)

上越教育大学 北條玲子氏講演 「何のために働くのか」
 「何のために働くのか」というテーマで、上越教育大学、学校教育学部教授である北條玲子氏に2007年7月4日(水曜日)1時20分より講演とグループディスカッションの形式で開催されました。まず教育学的見地から「働くということ」についてお話を頂きました。参加者は主に経営学部の3年生、大学院で合計90名(女子学生25名を含む)が参加しました。
 ご講演の後、「10年後の自分」をテーマに学生がグループになり自由に意見交換を行い、北條先生はじめ、草野学部長、教職担当の木村先生、蛭川先生に参加して頂き活発な意見交換が行われました。特に話し合いの内容は下記のことを念頭において話し合いをしてもらいました。
 A 自分のために働く   B 家族のために働く   C 社会のために働く
 講演会終了後、学生のアンケートを集計した結果、女子では10年後結婚していると答えた人が100%であり、子供を持ち、再就職を考えている時期であると答え、再就職時の社会参加に不安があると答えていることが特徴的でした。
 又、男子は10年後結婚していると答えた人は48%であり、趣味のために働く30%、地位を上げる努力をしている20%、等が特徴的な数字で、その他少数意見として、「独立している」「地位が上がっている」と答えた人がおり、長い就業人生を自覚していることがわかりました。

2007年6月16日(15:00〜16:30)

JICPAS「多様化社会と女性のキャリア支援プログラム21」主催
樋口恵子氏講演
「21世紀社会と男女共同社会参画について〜人生100年チャレンジいきいき人生〜」
 2007年6月16日(土)、城西大学清光ホールにてJICPAS主催による講演会が開催されました。講師には、東京家政大学名誉教授であり、現在はNPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長である樋口恵子氏をお呼びしました。
 講演会のテーマは、「21世紀社会と男女共同社会参画について〜人生100年チャレンジいきいき人生〜」であり、樋口氏は、21世紀における男女の生き方について、ユーモアあふれる語り口で会場を魅了されていました。以下で、講演会のポイントを簡単にふりかえります。
 日本の長寿社会の特徴は、福祉国家としては先進国のスウェーデンやデンマークなどその他のヨーロッパ諸国に比べると、高齢化のスピードが速かったこと、そして平均寿命が長いことが挙げられます。その結果、日本は年金問題や介護問題などの深刻な社会問題を抱えることになりましたが、その一方で日本は高齢社会にむけて世界的にも誇れる制度を確立してきたのも事実です。1つに介護保険制度、2つに社会保険制度、3つに医療保険制度、4つに年金制度です。
 では、このような高齢社会をささえる制度の確立によって、日本の高齢社会がうまく機能しているのかというとそうではありません。日本の社会はいまもなお男女の役割分担が残存しており、また家族依存の高い社会ですから、特に年金問題や介護問題になると弱者である女性にしわ寄せがきているのが現状です。しかも、女性の方が寿命は長い。2050年には65歳以上の人口が総人口の4割を占めるようになり、さらにその4割のうち6割が女性であるという統計が出ています。この数字が示しているように、日本の高齢社会において女性の存在は大きいのです。つまり、女性を救わないと日本の明るい未来はないのです。女性を救うにはどうすればよいのか。それは、まず日本は男女参画の平等な社会を構築すべきです。
 このように、講演の内容は大変深みがあり説得力のあるものでした。そして最後に、樋口氏から元気の出るメッセージをいただきました。
 「みんなで人生100年の夢を描きましょう!」

2006年度行事

2006年12月16日(土)(15:30〜17:00)
城西大学経営学部17号館202号室
1. 薬学部 女子学生のための就職支援セミナー:−薬学部の女性の先輩から聞く仕事とキャリア―
  講演者:埼玉医科大学病院薬剤部 大谷裕子さん(病院薬剤師)
  「かくの木」調剤薬局 星野真理さん(調剤薬局薬剤師)
  ノボノルディスクファーマ 中川麻弥さん(製薬会社MR)
  株式会社エシック 西村ありささん(治験コーディネーター)
2. 講演とパネルディスカッション
  薬学部(薬学科、製薬学科、薬科学科、医療栄養学科)の1年生から3 年生を対象に開催しました。

2006年12月9日(土)(13:30〜15:00)
トークショー:講師: 小野田若菜氏(通訳・翻訳家)青木まゆみ氏(コピーライター)福森和歌子氏(広告会社勤務)
講座内容:女子学生のための就職活動支援の一環として、各界で活躍する女性の方をお呼びし、城西大学女子学生を対象にトークショウを開催しました。
城西大学経営学部棟1階「プレゼンテーションルーム」

2006年12月1日(金)(15:15〜16:45)
女子学生のキャリア形成:講師 GIALジャパン代表 清宮普美代氏
講座内容:@実社会において求められる女性人材の理解を深める。Aキャリアの具体的内容と達成に向けて女子学生の意識を喚起、今後のキャリア形成に活かしていくこと。
城西大学 経営学部棟プレゼンテーションルーム(1階)にて、城西大学女子学生を対象に行われました。

2006年6月30日(金)(15:15〜16:45)
経営学部女子学生キャリアセミナー:講師 資生堂人事部の本多由紀氏
講座内容:「資生堂が求める女性人材とキャリア形成に対する取り組み」
経営学部棟(17号館)1階プレゼンテーションルームにて、経営学部女子学生を対象にした第1回キャリアセミナーが開催されました。