機器分析センター 機器分析センター

主な機器・設備のご紹介

機器名を選択してください

有機化合物構造解析システム
CHNコーダー MT-6(元素分析装置)

本システムは有機化合物の構造決定に必要な炭素・水素・窒素の組成をわずか2~3mgという少量で同時定量できるほか、酸素や硫黄も定量できます。また本機はオートサンプラーを装備しており、20検体の試料を自動で連続的に分析できます。

MT-6_1

MT-6_2

機器名・型式有機化合物構造解析システム    
CHNコーダー MT-6
メーカー名ヤナコ
納入会社名ヤナコテクニカルサイエンス
機器管理責任者山本達夫  (所属) 理・ヘテロ原子有機化学研究室 (内線1202)
設置場所機器分析センター 108室 
文部科学省助成機器
納入年月日平成12年3月24日
測定責任者

1.本機の特色と性能

  1. 炭素・水素・窒素を同時定量でき、アタッチメントの交換により、酸素及び硫黄の定量もできる。また2台のポンプを交互に使い、一方のポンプで分析器に混合ガスを送っている時、もう一方で次の試料の吸気を行うデュアルポンプ方式により、通常1検体当たり11分かかる分析を5.5分に短縮している他、難燃性の試料にも対応が可能である。
  2. 試料が少ない場合、検出器のセル電流を増加させることにより、1mg以下の超微量高感度分析が可能である。
  3. オートサンプラー装備のためサンプル装着後は試料導入、回収を無人で行え、分析終了後は自動的にクールダウンを開始し、終了操作を行う。また、コンピュータから作動タイマーをセットすることによりウォーミングアップも自動的に行える。
  4. サンプルは錫箔に密閉する方式であるため、吸湿性試料や揮発性試料も安定した分析結果が期待できる。
  5. 分析結果はコンピュータでデータ処理を行い、更にマルチメディアへのアクセスも可能である。
  6. 開放型試料導入方式であるため爆燃性試料でも分析結果に異常を生じない事と同時に、灰分等の残留物も毎回確認できる。

2.付属装置

  1. オートサンプラー(MTA-6):20検体の試料が連続分析できる。
  2. 酸素分析計:試料を1050℃、白金炭素粒上で熱分解し、試料中の酸素を一酸化炭素にし、同時に生じた硫化カルボニルなども還元銅層で一酸化炭素に変える。ハロゲン化水素などはソーダタルクに吸収させ除去した後、一酸化炭素は酸化銅上で二酸化炭素に変えられ、定量される。分析精度は±0.5%以内である。
  3. 硫黄分析装置(MSU-32):炭素・水素・窒素が差動熱伝導度計で定量されるのに対して、硫黄は本付属品を装着することにより、半導体式分散赤外計により分析できる。分析精度は±0.5%以内である。

3.用途

  1. 品質管理分析:薬品や化学工業製品の場合、均質なものが多い、このような試料については、試料量が微量(2~3mg)でも十分に品質管理分析として使用するこができる。
  2. 石油・石炭・コークスなどの燃料分析:灯油、ナフサ、重油、石炭、コークスなど燃料中の元素分析は燃焼効率計算などのために行われている。
  3. 土壌、ヘドロの分析
    農業関係に於ける土壌中の炭素、窒素の分析は作物生育研究上、非常に重要な分析項目の一つである。
    本機器では土壌の場合10~100mgを共試料として分析することができる。
  4. 水中の浮遊物質および底質の分析 :海水および湖沼、河川中の浮遊物質の底質の分析は、赤潮などによる汚染や有機物のリサイクルを研究する上で非常に重要なものの1つである。本機器は水中の浮遊物質の分析の場合、サンプル液0.5~21mgをグラスフィルターで吸引ろ過し、グラスフィルターを乾燥後、短冊状に切るか筒状にして円筒型ボードにより、常法分析できる。低質の場合、試料を乾燥し、粉砕後10~100mgを共試料量とし分析することができる。
  5. 大気汚染など公害測定 :大気中における塵埃など微粒子、自動車排ガス中のススなどの微粒子、煤煙中の微粒子の測定は環境汚染を知る上で大変重要な分析である。本機器では、大気、排ガスなどの一定量をグラスフィルターを通し、グラスフィルターに捕集された微粒子、ススのCHNおよび硫黄量を分析できる。
  6. 無機物の分析 :炭、水、窒素、硫黄を含有する無機化合物の分析についても、940℃以下で容易に分解するものは、分析することができる。
  7. 特殊な分析法として本機器の燃焼炉の温度を変化させることにより、無機物中の結晶水、付着水の分析や試料分解温度別による炭、水、窒素、硫黄分析を行うことができる。
  8. 硫黄分析は、この装置の燃焼炉を使い、硫黄化合物をSO2にし、ガスクロマトグラフィーと同様の原理で計るもので、高い精度で硫黄を含む多くの薬品類やビタミン、アミノ酸、生命体等の有機物中の硫黄の同定になくてならない分析装置である。

4.使用規定および使用上の注意

  1. 本機器の使用は、専任測定者によるものとする。
  2. 依頼者は、破損しないよう容器に入れたうえ氏名・所属・試料名等を必ず明記し、分析依頼申込書ともに受付に提出する。
  3. 利用料は、一定期間ごとに各研究室の研究費より差し引く。

5.使用者小委員会の構成

現在のところ設定していない。
大学案内
教育
薬学研究科
入学募集要項