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2018.2.6
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城西大学理学部化学科の卒業研究発表会を支える分析機器を取材しました(その2)

20180205機器センターGCMS

 2月9日に開幕する2018年平昌オリンピック。スポーツイベントといえば、しばしば話題になってしまうのがドーピング問題。第2弾は、そのような分析にも活躍する装置で、城西大学機器分析センターにある「高分解能磁場セクター型質量分析装置JMS-700(2)」のご紹介です。名前が長すぎるので「ガスクロ」とか、「GCマス」「JMS」などと、人によって言い方が違い、慣れないと同じモノだと分かりません。
 この分析機器は、生体からの抽出物(スポーツ大会なら尿検査)や食品中の成分などがどんな構造をしているのか分析する装置です。
 分析は2段階。(1)物質ごとに分ける (2)物質が何かを測る です。
 まず、ガスクロマトグラフで混合物を高温で気化させ細いカラムを通して個々の物質に分離させます。ガス化した物質が通過する時間に差があるので、分けられるのです。この段階は分けるだけです。
続いて、質量分析計の出番です。取り出した物質に電子線をあててバラバラにし、それぞれの分子量を測定します。これで、分離された物質の構造を推測することができます。分子量の測定は「フレミングの左手の法則」の応用です。すごく簡単に言えば、重いものと軽いもの(質量の違い)では同じ力を加えても動き方が違うという理屈を使って、分子の質量を決めたり特定の分子だけを測ったりします。
 あとはそのデータを使って、分析した物質の構造を推定するのです。
理学部化学科の卒業研究では、何人もの学生が自分で合成し精製したものを機器分析センターに持ち込み、分析を依頼します。少なすぎて分析できなかったり、狙ったものと違っていたり、精製が足りずにいろいろ混ざりこんで分からなかったりもします。卒業研究発表会は、そのようなことを経た研究成果発表の場です。
 2月10・13・14日に開催される理学部化学科の卒業研究発表会は公開されています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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