ご挨拶

 

研究室主任
城西大学 薬学部
薬粧品動態制御学研究室

准教授  藤堂 浩明 
Hiroaki Todo, Ph.D.
2006年に薬剤師養成教育課程が4年制から6年制に移行したのを機会に、城西大学では6年制の薬学科(定員250名)と4年制の薬科学科(定員50名)を設置しました。薬粧品動態制御学研究室は薬科学科に置かれ、このとき旧課程での研究室名である臨床薬物動態学研究室から改名しています。研究室には4年制学生のみを受け入れており、薬学部の中でも非常に珍しいスタイルをとっています。薬粧品動態制御学研究室の教職員は、私以外に杉林堅次客員教授(城西国際大学学長)にも学生の教育や研究活動に参画していただいております。研究室には学部生(早期配属2年生、3年生、4年生)、大学院生、企業からの研究生も在籍しているだけでなく、留学生も積極的に受け入れています。残念ながら現在の新型コロナウイルス禍では、留学生の受け入れが難しい状態ではありますが、これまで、インドネシア、韓国、シンガポール、フィリピン、タイ、中国、マレーシアなどアジアからの留学生を中心に多くの留学生を受け入れており、国際交流も積極的に行っています。研究室の研究プロジェクトは20テーマを超えますが、皮膚を介した薬物送達システムを軸とし、がん治療、皮膚疾患治療、アルツハイマー治療薬の開発など次世代型薬物送達方法の開発、アンチエイジングケア(抗シワ、がん予防、痴呆予防、骨粗鬆症予防など)を目指した研究(化粧品、機能性食品開発)、そして、動物実験代替法を用いた化学物質の皮膚暴露と安全性に関する研究を行っています。我々の研究は、非常に多くの企業および研究機関の研究者の方にも支えられています。ご協力に感謝し、得られた優れた研究成果と人材育成を通じて、社会に貢献したいと考えています。