主な機器・設備のご紹介
円二色性分散計 J-720WI
機器名・型式 | 円二色性分散計 J-720WI |
メーカー名 | 日本分光(株) |
納入会社名 | 日本分光(株) |
機器管理責任者 | 宇和田貴之(所属) 理・ナノ機能化学研究室 (内線1324) |
設置場所 | 機器分析センター 207室 |
文部科学省助成機器 | 〇 |
納入年月日 | 平成10年3月5日 |
測定責任者 |
1.本機の特色と性能
真空紫外部から近赤外までの広い領域(165~1100nm)での円二色性(CD)および旋光分散(ORD)スペクトルを比較的容易に測定することができる。高速スキャン(最高5000nm/min)により広い波長範囲を比較的単時間で測定でき、またインターバルスキャン機能によりスペクトルの時間変化測定も可能である。さらに積算することによりノイズの大きい吸収にも対応できる。UVスペクトル特に真空紫外域も同時に測定できる。付属のペルチエ式恒温装置を併用すると広い範囲でスペクトルの温度変化測定もできる。操作は付属のコンピュータGUI環境によりコントロールされ、得られたスペクトルは保存でき、データは市販の表計算ソフトやワープロソフト上で扱うことができ、データの解析や整理が容易にできる。
2.付属装置とその用途
- ペルチエ式温度コントローラ(日本分光、PTC-348WI):試料室を-10~110℃の一定温度に設定できる。このときのセルは光路長1cm以下の角セルを用いる。光路長0.5、0.2 cmのセルにはスペーサーが用意してある。
- 蛋白二次構造解析プログラム:タンパク質のへリックス、β-ターン、ランダム構造などの二次構造の割合を計算できる。
- 円筒型セルおよびセルホルダー:光路長1cm、3cmの円筒型セルおよびそれらを使用するためのセルホルダーがある。通常は(1)が設置してあるが、容易に円筒型用セルホルダーに交換することができる。
3.使用規定および使用上の注意
機器分析センター事務室にある予約ノートに必要事項を記載し、自由に使える。使用する際は、取り扱い説明書をよく読み、特に測定を始めるときは下記のことに注意すること。
本体の光源を冷やすために水循環装置(IWAKI Cooling Unit CLU-33)で20℃の冷却水を流す。また、測定の間は鏡面が曇らないように窒素ガス(3L/min)を流す必要がある。そのため、必ず換気扇を回し、排気すること。ペルチエ式温度コントローラを使用するときも冷却水を流す。使用後はノートに必要事項を記入すること。
本体の光源を冷やすために水循環装置(IWAKI Cooling Unit CLU-33)で20℃の冷却水を流す。また、測定の間は鏡面が曇らないように窒素ガス(3L/min)を流す必要がある。そのため、必ず換気扇を回し、排気すること。ペルチエ式温度コントローラを使用するときも冷却水を流す。使用後はノートに必要事項を記入すること。
4.使用者小委員会の構成
現在のところ設定していない。