受験生のための 詳しすぎる 管理栄養士を養成する 城西大学薬学部医療栄養学科

受験生のための 詳しすぎる 
管理栄養士を養成する 城西大学薬学部医療栄養学科

 受験生や進路を考えているたくさんの高校生に城西大学薬学部医療栄養学科を詳しく知って欲しくて、Q&A方式で詳しく書いてみました。一つの問いに、3~4人の先生が答えてくれています。同じ質問でも回答の視点が異なっていたり、微妙に差異があったりと、互いが補足しあってとても丁寧な説明になっています。いろいろな項目を読み進むほど、城西大学薬学部医療栄養学科のことが、そして城西大学がどんな管理栄養士さんを養成したいと思っているのかが、とても詳しく分かってくると思います。
 では、さっそく、お読みください。

Q.スポーツ栄養学みたいなことも勉強できますか?
Q.スポーツ系に就職した人はいますか?
Q.高校の部活が運動部の人、って多いですか?
Q.“駅伝部をサポートしている”って、ウワサですけど?
Q.オープンキャンパスをバージョンアップ、って書いてありました。何が変わったのですか?
Q.オープンキャンパスに行った人は、どんなことに興味をもつみたいですか?
Q.ホームページに大学院生の病院実習が載っていました。大学生のときにもあるのですか?
Q.コンビニやドラッグストアに健康食品がたくさん売っています。健康食品の勉強もしますか?
Q.健康食品を医療栄養学科で学ぶことで、「これが大きな違いです」って何ですか?
Q.すみません、「研究室」って何ですか?学生に関係あるんですか?
Q.就職先を見たら、「薬局・ドラッグストア」が多くて驚きました。何をしているのですか?
Q.就職先に製薬会社がありました。管理栄養士は何をしているのですか?
Q.大学院に進学すると有利ですか?
Q.大学院に進学しなくても、医療栄養学科で学んだことをいかせる就職ができますか?
Q.教職課程がありますけど、先生や教育関係で働く人はいますか?
Q.学生が活動したニュースには、どんなものがありますか。
Q. なぜ城西大学は「医療栄養」なんですか。「健康栄養」の方が馴染むのですが。
Q. ホームページをみたら「疾患」とか「医薬品」「傷病者」とか、城西大学の医療栄養学科は栄養のイメージと正反対みたいです。
Q. 医療栄養学科は薬学部にあるし、理系ですよね? 私は文系です。
Q. 医療栄養学科でも資格は「管理栄養士」。就職先に違いがあるのですか?
Q. 調理師と管理栄養士は、何が違うのですか?
Q. 城西大学の医療栄養学科で学ぶ管理栄養士の「調理」って何ですか?
Q. 城西大学は共学。男性がいる栄養学科って珍しい!
Q. 医療栄養学科のホームページに書いてある「家政系、農学系との視点の違い」が、私には分かりません。
Q. 栄養の勉強に生化学や解剖学とかの実験みたいな授業があって、ちょっと負担。何をするのですか?
Q. どこの管理栄養士養成の学科に行っても、城西のように理系とか医療重視なんですか?
Q. 私は「心の優しい管理栄養士」になりたいです。
Q. 管理栄養士で調理も上手な人になりたいです。
Q. 在学生って、お昼は自分で作ったお弁当だったりするんですか?
Q. ググったら「かわガール」とかって、ヒットしました。何ですか?
Q. オープンキャンパスの昼食で柚子味のゼリーを食べました。作っているのですか?
Q. 管理栄養士の国家試験の勉強って、城西大学はどんな指導をしてくれるのですか?
Q. 城西大学は、どのくらい管理栄養士の国家試験に合格するのですか?
Q. 城西大学は、部活やサークルって、どうなっているのですか? 医療栄養学科も一緒?
Q. 医療栄養学科の「栄養カルタ」って何ですか?
Q. 城西大学は、朝は何時に始まって、夕方は何時に終わるのですか?
Q. 「テーラーメード」とか「食品機能」とかって、よく分かりません。
Q. 「現場で活躍する卒業生たちが、授業にやってきて経験を語ってくれます」ってどんな授業ですか?
Q. 「食品を”生きるために必要な材料の供給源”として考える」って、美味しくなさそうです。
Q. 「食物アレルギーへの対応食」の授業を教えてください。
Q. 「研究室紹介」をみたら、最初に「食毒性学」ってありました。毒の勉強ですか?
Q. 先生が一番(一番でなくてもイイけど)言いたいことって、何ですか?
Q. 在学生や卒業生の声をいくつか載せてください。
Q. 城西大学薬学部医療栄養学科はどこにあるの。(アクセス)
Q. もっと城西大学薬学部医療栄養学科を知りたいときは、どうするの。

Q.スポーツ栄養学みたいなことも勉強できますか?

A.(K先生)カリキュラムの中には「スポーツ栄養学演習」という科目があり、スポーツ栄養学の基礎を学ぶことができます。また医療栄養学科の学生が多く所属するスポーツ栄養サポートサークル〔ANSWER〕では、城西大学の陸上競技部や駅伝部、スポーツを楽しむ人を対象とした「スポーツ栄養サポート」の実際を体験・学ぶことができます。

A.(I先生)講義科目の中には、スポーツ栄養学演習や運動生理学演習などがあるので運動の仕組みから勉強することが出来ます。しかしながら、管理栄養士資格取得に欠かせない科目(例えば、生化学(糖質・脂質代謝経路)、栄養学、献立作成、調理学などの調理知識と技術など)が基礎的な知識となるので、すべての科目の勉強が直結しています。また、2018年からスポーツ栄養サポートサークル〔ANSWER〕ができ、様々な活動を報告していますので、そちらもご覧下さい。

A.(A先生)スポーツ栄養学の講義はもちろんあります。また、サークルとしてスポーツ栄養サポートサークル〔ANSWER〕も活動しています。

A.(M先生)箱根駅伝で有名な城西大学男子駅伝部や富士山駅伝で有名な女子駅伝部の選手たちを医療栄養学科の研究室の研究としてサポートしています。学生のうちに、このような活動に参加することも可能です。

A.(N先生)選択授業に「スポーツ栄養学」という科目があります。また、[ANSWER]というスポーツ栄養サポートサークルもあり、スポーツ栄養に興味のある学生はサークル活動に参加しています。

A.(S先生)医療栄養学科には、スポーツ栄養学講義やスポーツ栄養サポートサークル[ANSWER]が活動しており、スポーツ栄養を学べる環境が整っています。

Q.スポーツ系に就職した人はいますか?

A. (K先生)スポーツ系の就職先としてフィットネスクラブに就職した卒業生もいます。アスリートのスポーツ栄養サポートを行っている卒業生もいます。スポーツ栄養の研究を大学において行う研究者となった卒業生もいます。

A.(I先生)スポーツ栄養士としての就職枠は、決して多くはないことや管理栄養士の有資格者が応募条件となっていることもあるため学部卒業後すぐに就職するのはなかなか難しいと思います。一度、管理栄養士として業務経験を積んだり、大学院へ進学したりする場合もあります。有資格+αの経験値が必要だと思います。

A.(N先生)フィットネスクラブやフィットネスの施設を持ったドラックストアなどでトレーナー兼管理栄養士として働いている卒業生も居ます。

A.(S先生)私の知る限りで、残念ながらおりません。

Q.高校の部活が運動部の人、って多いですか?

A.(K先生)城西大学大学院薬学研究科医療栄養学専攻の大学院生が行った医療栄養学科のある学年の学生を対象にしたアンケート調査では、約80%が中学校や高校で運動部に所属していた経験があると答えました。大学で栄養学を学ぶきっかけとして、自分がスポーツをやっていた経験から、スポーツ選手や生涯スポーツを楽しむ人の栄養サポートをやりたいと考え、また身を以て食の大切さについて感じたことから医療の現場で栄養管理の仕事に就きたいと考えて入学する学生も多くいます。

A.(I先生)これといって多いようには感じません。

A.(A先生)そんなことはありません。文化部だった学生も当然ながら多くいます。高校の部活から継続して大学の部活動に取り組む学生もいますが、大学生になってから経験のない部活動に加入する学生も多くいます。また、運動系、文化系のサークルも数多くあります。

A.(N先生)統計を取ったことはないので、多いかどうかはわかりませんが、文化部も運動部も色々な部活に所属している人が居る印象です。

A.(S先生)高校時代に運動部に入っている方の中には、大学で運動部に入部する方もいれば、サークルに所属する方もいらっしゃいます。また、文化系の部活だった方も数多くいらっしゃいます。

Q.“駅伝部をサポートしている”って、ウワサですけど?

A.(K先生)食品機能学研究室では、膝関節や骨の機能をサポーツする食品成分である「コラーゲンペプチド」の研究をしています。練習において超長距離を走る「男子駅伝部」の選手たちは下半身、特に膝やその周囲の靭帯に痛みが発生しやすいので、その痛みを予防する目的で「コラーゲンペプチド」を駅伝部の選手に摂取してもらう研究です。効果を感じる選手も多いようで、城西大学男子駅伝部は2018年の箱根駅伝で総合7位入賞、見事シード権を獲得しています。

A.(I先生)「食」でスポーツをささえる!をコンセプトとして、駅伝部選手の食事調査や体格や筋力などを計測し、食生活の改善方法をアドバイスしています。

A.(N先生)本当です。実際の取り組みはこちら

A.(S先生)そのウワサは本当です。あまり馴染みのない食材を使ってアスリートの競技パフォーマンス向上を目的とした研究を行っている方や普段の食生活の見直しなどの活動を行っている方もおります。

Q.オープンキャンパスをバージョンアップ、って書いてありました。何が変わったのですか?

A.(K先生)4月のオープンキャンパスから「学科説明会」をさらに充実させています。医療栄養学科の取り組みについて、カリキュラムの特長、国家試験対策と合格率、医療に強い就職、進級状況、臨地実習、サークル活動、大学院進学、入試概要、奨学金制度など医療栄養学科のほぼ全てがわかってしまうほどの説明会を実施しています。その中でも特に学生たちのホンネが聞ける「トークショー」が大好評です。

A.(I先生)従来の施設見学や体験コーナーに加え、午前中はカリキュラムの特長、国家試験対策と合格率、就職や進級状況、臨地実習、サークル活動、入試概要、奨学金制度の説明、学生と教員のトークショーなど医療栄養学科について詳しく知ってもらえるような内容となっています。是非、一度足をお運び下さい。教員一同心よりお待ち申し上げております。

A.(A先生)これまでよりさらに医療栄養学科を理解していただくために、これまでの半日で見学していただく形を、1日かけてじっくりと見学していただける内容に変更いたしました。説明会では、在学生から話を聞けるブースも設け、今の医療栄養学科の生の声を聴くことが出来る時間を増やしました。また、実際に実験室や調理実習室、研究室を見学していただき、皆さんに学生生活をよりイメージしていただけるようにしております。

A.(N先生)今までは午前中の部、午後の部と同じ内容をやっていましたが、一日を通して医療栄養学科を知ってもらおうという内容に変わり、午前中に医療栄養学科の説明会、午後に体験コーナーや館内見学など盛りだくさんの内容です!説明会も難しい内容ではなく、現在大学で学んでいる学生の生の声を聞くコーナーなどもあります。

A.(S先生)今年度より午前中は学科説明やトークショーなど、教員や在学生とのコミュニケーションを重視し、医療栄養学科について一通り知ることができる内容となりました。午後は体験コーナーや施設・研究室見学、個別相談など医療栄養学科に入学した際に触れることのできる設備や3年生後期より配属される研究室内をいち早く見学することができます。

 

Q.オープンキャンパスに行った人は、どんなことに興味をもつみたいですか?

A.(K先生)医療栄養学科の雰囲気を気にされる方が多いと思います。学生と教員の距離が近くて雰囲気が良いですねとの意見もいただきます。そのほかには管理栄養士と栄養士の違いについて、管理栄養士の国家試験の合格率、城西大学で学べること、城西大学の施設についてなどに興味を持っていただいています。

A.(I先生)入試概要や奨学金制度、施設、学生の声などの質問がよくありますので、2018年からのオープンキャンパスでは、午前中の全体説明会に詳細な説明をしています。また、施設見学では自身の骨密度を測定、フードモデルを用いた体験型食事教育システム(SAT)を用いた栄養計算、研究室見学などに毎回ご興味を持って頂いております。

A.(A先生)どのような実験・実習が出来るのか、将来どのような仕事ができるかに興味を持つ方が多いと思います。大学では、机に座って学ぶ事ことも大切ですが、数多くの実験・実習を通して、より実践的なスキルを身に付けることが出来ます。

A.(M先生)入試に関する内容です。一般入試の科目の範囲、指定校・AO入試の面接やプレゼンテーションの内容に関してよく質問をうけます。

A.(N先生)研究室の見学をして大学や大学院の実験・研究に興味を持つ人も居ますし、薬学部の中にある栄養の学科ということで薬と食品の関係について興味を持つ人も居ます。実際、体験して実感をしてみてください。

A.(S先生)興味を持ってもらうために、まずはオープンキャンパスにお越し下さい!医療栄養学科教員一同、心よりお待ちしております。

Q.ホームページに大学院生の病院実習が載っていました。大学生のときにもあるのですか?

A.(K先生)医療栄養学科の管理栄養士養成のカリキュラムでは、大学外の病院での実習を3~4週間実施する「臨地実習」という科目があります。大学院では、病院実習の期間を3ヶ月という長期間の実習として実施しています。管理栄養士の資格を有した状態で実習に臨むことになるので、実習先の病院の「職員」として臨床の現場での栄養管理、給食管理を学ぶことができます。大学院での長期間の病院実習を経験した修了生は国立大学医学部付属病院の栄養科等で大活躍しています。

A.(I先生)あります。大学4年生の7月~8月の時に1ヶ月間の病院実習をしています。学外に出て現場の管理栄養士さんから業務を直接教わることが出来ます。講義などの座学では学べない知識を体験・見学することができます。また、この他にも希望者には自衛隊での集団給食、薬局実習、保健センターなど様々な実習も準備されています。さらに、大学院では管理栄養士の資格を取得した後、3ヶ月間もの長期の病院実習があるので学部に比べてさらに実践的な内容となっています。

A.(A先生)管理栄養士養成課程である医療栄養学科では、4年生での病院実習が必修となっています。また、大学院生は、管理栄養士国家試験に合格していますので、管理栄養士としてより専門的な実習に取り組むことが出来ます。

A.(N先生)4年生で行く病院実習は3週間~4週間ですが、大学院生では3ヶ月です。さらに、大学院生は、管理栄養士の資格を既に取得していますので、より管理栄養士に近い経験をつむことができます。

A.(S先生)医療栄養学科では、大学4年生全員が3~4週間ほど病院実習を経験します。授業や実習で学んだ知識を実際の医療施設ではどのように活用しているか、現場を体験することで、知識の確認だけでなく、新たに知識を習得し、技術を身につけることで、管理栄養士として資質を高めてまいります。大学院生は、すでに管理栄養士資格を有しておりますので、管理栄養士として、発展的な実習を3ヶ月間行ってまいります。

Q.コンビニやドラッグストアに健康食品がたくさん売っています。健康食品の勉強もしますか?

A.(K先生)特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品など、食品と薬の中間にある「機能性食品(保健機能食品)」が注目を浴びています。そうした機能性食品を新しく開発したり、安全性・信頼性を評価できる管理栄養士、またそれぞれの人に合った機能性食品を提案できる管理栄養士が求められています。城西大学薬学部医療栄養学科では機能性食品を開発・評価・提案できる管理栄養士養成を目指すことができます。

A.(I先生)します。健康食品にも特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品、機能性表示食品、いわゆる健康食品に分けることが出来ます。

A.(A先生)健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。保健機能食品制度の基準を満たした保健機能食品の中には、機能性表示食品(届出制)、栄養機能食品(自己認証制)、特定保健用食品(個別許可制)があります。保健機能食品については、管理栄養士として必要な知識でありますので、講義の中でより深く学ぶことが出来ます。そして、多くの卒業生が薬局やドラッグストアに就職しています。多くの人にとって身近である保健機能食品についての情報理解が求められています。

A.(N先生)もちろんします。健康食品も食品ですので、管理栄養士として大変重要な勉強になります。

A.(S先生)健康食品として販売されている製品に含まれる成分の中には、普段の食事の中にも含まれているものもあります。食品学や食品機能学といった学問において、食品成分やその成分の機能性に関して学んでまいります。

Q.健康食品を医療栄養学科で学ぶことで、「これが大きな違いです」って何ですか?

A.(K先生)超高齢社会となった日本では病気の「治療」に加えて、病気にならないための「予防医療」の重要性が高まっています。「予防医療」においては「薬」よりも「食品」が重要な役割を持ちます。「食」のスペシャリストである管理栄養士は、予防医療において重要な役割を果たします。医療栄養学科は全国で唯一の薬学部にある管理栄養士養成課程ですので、薬の勉強と機能性食品の勉強を一緒に行っていくことで、病気の「治療」のために薬を飲まれている方に対して、機能性食品のリスク・ベネフィットをお伝えし、それぞれの人にとって適切な機能性食品を提案することができるようになります。

A.(I先生)薬についてもわかる管理栄養士として、健康食品の機能性を薬学的な視点から見ることが出来るとともに医療(病気)を意識して適切な使用について考えることが出来るようになります。また、2018年からできたサークル「薬と食の研究会」では、ハーブや食品の機能性、食品と医薬品の相互作用などについても勉強できるので、こちらの活動報告もご期待ください。

A.(A先生)健康食品の中には、安全性や有効性に関する基準等を満たした保健機能食品と、それ以外のいわゆる健康食品があります。保健機能食品の中には、機能性表示食品(届出制)、栄養機能食品(自己認証制)、特定保健用食品(個別許可制)があります。それらの違いを理解し、適切な使用を指導できるようになります。

A.(M先生)他大学を卒業した管理栄養士養さんも、薬局やドラッグストアーでたくさん活躍していますが、より専門的な立場で健康食品やサプリメントを学ぶことで、患者さんやお客さんに通常の食事に加え、健康食品やサプリメントを上手に使えることを説明できます。また、高齢者の多くの方が、病院や自宅で「補助食品」を使っています。「補助食品」の使い方は、医療系の管理栄養士として知らなければいけない知識です。

A.(OS先生)薬学部の中にある医療栄養学科では、薬の作用や効く仕組み(作用機序)、副作用、使用法など幅広く勉強します。特定保健用食品や機能性表示食品などいわゆる機能性食品と言われる食品の中には薬の作用に似た作用をする食品が多くあります。例えば、「血圧が高めの方に適する」特定保健用食品には高血圧症の治療に使われる薬と同じ作用機序で働く成分が含まれるものがあります。すなわち、薬の作用をまねることができる成分を含む食品は機能性食品として使用できる可能性があるのです。一方、薬には副作用がつきものです。薬の副作用の知識を持つことは、薬の作用をまねた食品を安全に使用するうえでも重要となります。このように、機能性食品を開発するうえで、薬のことを知っていると断然有利となります。

A.(S先生)医療栄養学科を卒業した学生は、食品と薬の関係性について他大学他学部を卒業した方より、理解が早いと思っております。例えば、野菜嫌いの人に野菜を毎日食べなさいと言ったとしても、到底食べると思えません。しかし、野菜には、人間の体内では作ることのできない大切な栄養成分を数多く含んでいます。そして、定期的にその成分を摂取しないと、健康を害してしまう恐れがあります。そんなときは、野菜の中でも食べられる食材の中から、同じ成分を摂取する方法を探したり、同じ栄養成分が配合されたサプリメントを利用するなど、健康を維持するための方法をいくつか考える・思いつく力が自然と身についている学生が多いことが特徴的だと思います。

Q.すみません、「研究室」って何ですか?学生に関係あるんですか?

A.(K先生)大学と高校の大きな違いの一つに「研究室」があることが挙げられます。理系の大学の教員は大学内に研究室を持ち、それぞれの研究テーマをもって研究活動をしています。研究室ごとに研究テーマは異なり、医療栄養学科の各研究室では、栄養学・薬学・食品学などの分野において、社会の中で問題となっている課題を解決するための研究が日夜行われています<研究室紹介のページはこちら>。研究室には3年生で配属されます。成績優秀者は低学年時(2年生)から研究室配属が認められています。また、研究室には卒業生が先生に会うために訪ねてきてくれます。医療栄養学科の卒業生と研究室に所属する在校生がコミュニケーションをとることができる場としても研究室は重要な意味を持っています。

A.(I先生)関係あります。医療栄養学科では、1つの研究室ごとに数名の教員が在籍しており、特色ある研究活動をしています。4年生では、卒業研究(必修単位)のため必ずどこかの研究室に配属されます。また、2年生や3年生の時にも成績上位の学生においては早期配属制度があり、早くから研究活動に取り組むことが出来ます。是非、興味あることを城西大学で見つけて一緒に研究をしましょう。

A.(A先生)研究室は、それぞれの専門分野の教員が所属しており、日々実験・研究を行っている場所です。学生は、3年後期に希望する研究室に配属され、1年をかけて卒業研究を行います。また、早期配属制度もあり、実験・研究に興味のある学生は、2年生の後期から研究に取り組むことが出来ます。当然、大学院生は、所属研究室でより深く研究に取り組み、研究発表を行っています。

A.(M先生)他大学では、教員室を「研究室」と呼んでいる場合がたくさんあります。城西大学医療栄養学科では、学生が一生懸命、実験をする部屋を「研究室」と呼んでいます。警察の鑑識のTVドラマがありますが、あのイメージです。オープンキャンパスで見てもらうことができます。

A.(N先生)研究室には、基本的に教授・准教授・助教・助手・大学院生・4年配属生・2、3年早期配属生が所属しています。学生は早い人で2年生後期から、通常は3年生後期に所属研究室を決めます。研究室では、その部屋のテーマに沿った実験・研究が行われています。

A.(S先生)学生達は8月下旬から9月上旬にかけて、オープンラボと呼ばれる研究室を見学する時期があります。各研究室をまわって、どんな研究をしているか、研究室に配属されたら、どのように過ごすかなどの話を聞いて回ります。それを経て、大学3年生後期から研究室配属がスタートします。それぞれの研究室では、親睦会や研究室旅行、ゼミや卒業研究、国家試験対策勉強など学生が主体となって行われるイベントの中心となるのが、「研究室」です。

Q.就職先を見たら、「薬局・ドラッグストア」が多くて驚きました。何をしているのですか?

A.(K先生)地域住民の健康支援や栄養相談を「食」の専門家として管理栄養士が実施しています。日本国民の健康を支え、守るための社会環境の整備に関する目標を定めた健康日本21(第二次)では「健康づくりに関して身近で専門的な支援・相談が受けられる民間団体の活動拠点数の増加」が目標に挙げられています。また厚生労働省は高齢者の低栄養防止や重症化予防のために、薬局において管理栄養士による相談や指導を推進していくことを打ち出しています。このように行政や社会にとって、地域住民の最も身近な医療機関である薬局において管理栄養士が活躍することが求められています。医療栄養学科では学外実習先として薬局・ドラッグストアを選択することができることからも就職先として薬局・ドラッグストアを選択する学生が多いです。

A.(I先生)コンビニよりも多いと言われる薬局・ドラッグストアですが、その分地域に密着したサービスが重要となっています。すべてではありませんが薬局・ドラッグストアによっては、管理栄養士が配置されており、薬局業務に加えて栄養相談など健康増進を普及・啓発活動をしています。詳細は、トッピクスにある卒業生の活躍や薬局管理栄養士研究会をご覧下さい

A.(A先生)今では、薬局・ドラッグストアには管理栄養士が配置されていることが多くなってきています。それは、私達の日常生活の身近にある薬局・ドラッグストアでの栄養相談が必要とされているからです。薬によっては、摂取した食品によって効果が出なかったり、副作用を起こしてしまったりします。そういった知識を持った管理栄養士が求められています。また、サプリメントなどの栄養機能食品も多く売られていますので、そういった商品の説明を任されているのが管理栄養士になります。

A.(N先生)医療事務や登録販売者などの資格を取り、それらの仕事に加えて管理栄養士として薬局やドラックストアへ来たお客さんに栄養相談をすることや、店内の栄養のPOPなどを作成しています。

A.(S先生)ドラックストアに就職した先輩達の中には、仕事をしながら登録販売士の資格を取得しております。この資格は、一般医薬品(市販薬)のうち、第二類医薬品と第三類医薬品を販売することができます。管理栄養士として、サプリメントや食生活の改善についてアドバイスできると同時に、市販薬も販売することができるため、地元のドラッグストアに勤務する方も増えてきております。

A.(OS先生)ドラッグストアで管理栄養士の需要が増していることは、上の先生方の説明の通りですが、実はドラッグストアに就職するとほとんど必ずといってよいくらい取得が求められる資格があります。それは、「登録販売者」資格です。医療用医薬品(医師の処方箋が必要な医薬品)と異なり、ドラッグストで販売される薬(OTC医薬品)の中には薬剤師がいないと販売できない特に使用に注意が必要な薬もありますが、他の多くは「登録販売者」によっても販売が可能となっています。この資格は各都道府県が実施する試験に合格する必要がある公的資格で、試験は医薬品全般の知識、OTC医薬品の効果効能から安全性、法律まで多岐にわたる内容が出題対象となっており、易しい試験ではありません。しかし医療栄養学科はでは医薬品についての科目が充実していますので、卒業生は比較的容易に取得可能です。また、医療栄養学科のサークル「薬と食の研究会」は、在学中に登録販売者資格を取得することを1つの目標に活動しているサークルです。

Q.就職先に製薬会社がありました。管理栄養士は何をしているのですか?

A.(K先生)製薬会社の中には薬の開発・販売だけでなく、健康食品の開発などを通じて予防医療に貢献しようとする企業があります。医療栄養学科において食品の機能性や健康食品、薬について学んだことを生かして管理栄養士として、製薬企業で健康食品の開発・研究に携わっている卒業生がいます。

A.(I先生)薬学部にある管理栄養士養成課程の特色として、薬の知識も習得することから医薬情報担当者(MR)として、医療従事者を訪問して医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報を提供したり、伝達する業務に就いている卒業生もいます。また、大学院に進学後、製薬会社で研究開発に就いている卒業生もいます。

A.(N先生)大学で学んだ知識を生かして、MRとして働いている卒業生もいます。MRとはお医者さんなどに自社の薬を売るために営業を行うお仕事です。医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報を伝える必要があり、薬に関する多くの知識が必要ですが、城西大学医療栄養学科には薬剤師の先生方もたくさん居て、薬に関する授業もあるので、MRとして働くために有利です。また、薬の中には食品と相互作用のあるものも含まれますが、食品と医薬品の相互作用に関する講義もあります。

A.(S先生)製薬会社と言っても、その仕事は様々です。例えば、医薬品情報担当者(MR)として、勤務先で販売されている薬剤の情報を同じ医療従事者に提供したり、研究者として、サプリメントの開発に従事している方もいらっしゃいます。

A.(OS先生)その他に新薬の開発の最終段階では健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べること(治験)が行われ、そのデータをもとに国の承認を受けることが必要です。この治験の業務は幅広いものですが、治験を実施する医療機関と治験に協力する被験者の間を取り持つコーディネートや、治験データの収集・解析をする業務などがあります。これらの治験に関わる業務には薬剤師、看護師などとともに医療職種である管理栄養士の需要も多くあります。医療栄養学科は医療職種としての管理栄養士を養成していますので、治験に関わる企業に就職する卒業生もいます。

Q.大学院に進学すると有利ですか?

A.(K先生)医療従事者の中で医師、歯科医師、薬剤師は6年制のカリキュラムを経て国家資格を有することになっています。そのカリキュラムの中では多くの時間が「実習」に充てられています。管理栄養士の養成課程は4年制ですので、臨床の現場での実習時間が他の医療従事職と比べて短くなってしまいます。城西大学の大学院では「管理栄養士」の資格を有して病院や薬局での実習を行うことができます。医療の現場において他の医療従事者と協働していくためにも、大学院で多くの実習を経験することも必要になってくると思います。また、大学院では「研究」を行います。「研究」の中で問題を発見し解決する能力が養われます。大学院の「実習」と「研究」を通じて学ぶことで、自分で問題を発見し、考え、他者と協働して問題を解決するという、今、社会で必要とされる能力を養うことができます。

A.(I先生)医療系職種が6年間(医学部、薬学部、歯学部)であることから管理栄養士もチーム医療の一員として同等に業務を行うには4年間では不足であるとの考えもあります。必ずしも進学が有利とはいえませんが、確実にスキルアップはできる2年間であると思います。

A.(A先生)医療栄養学科の4年間は管理栄養士になるための講義・実験・実習のカリキュラムがみっちり組み込まれています。大学院では、学部の4年間と違い、自ら研究課題に取り組み、研究成果をまとめ上げ、発信する力が身に付きます。管理栄養士として行う病院実習、一研究者として行う学会発表、論文発表と、学部生の時には取り組むことが出来なかった事への取り組みが評価されます。

A.(N先生)大学院生は学部生で卒業する人と比べて、2年間を通して自分の研究テーマについて論文を調べ、研究をし、その研究をまとめることにより、論理的に物事を考えることができる能力を身につけることができます。

A.(S先生)職種によりますが、有利な場合もあります。4年間で大学生活は一区切りつきますが、まだ学び足りないと思う方や実際に自分の得た知識をさらに深めたり、研究を通してその知識を活用させたいと思う方にはピッタリな場所でもあります。そのため、食品に関する研究者や開発者になるためには、大学院への進学を強くオススメしております。

Q.大学院に進学しなくても、医療栄養学科で学んだことをいかせる就職ができますか?

A.(K先生)大学院に進学しない学生の方が割合としては多いです。医療栄養学科を卒業して活躍する卒業生たちはたくさんいます。こちらから医療栄養学科の就職状況をご覧ください。

A.(I先生)毎年15~18%の学生が大学院に進学していますが、多くは4年生で就職しています。病院、委託給食、薬局、保育園、企業など様々な場所でこれまで1300名以上の卒業生が活躍しています。(2018年3月現在)

A.(A先生)当然、医療栄養学科での4年間で管理栄養士として必要なスキルは身に付きます。8~9割の学生は、卒業とともに、病院・給食委託会社・薬局・ドラッグストアなどに就職しています。就職してからも自分を高めることはできますが、大学院に進学することで、より学問としての栄養学を捉える力を身に着けることが出来ます。

A.(N先生)ほとんどの学生は大学院に進学をせずに就職をします。医療栄養学科で学んだことを生かして働いている卒業生はたくさんいます。

A.(S先生)大学院に進学しなくても、病院・給食施設・公務員・ドラッグストアなど様々な場所で活躍しております。詳しくは、薬学部就職状況のページから医療栄養学科を御覧ください。

Q.教職課程がありますけど、先生や教育関係で働く人はいますか?

A.(K先生)教職課程のカリキュラムを履修することで「栄養教諭」の免許を取得することも可能です。「管理栄養士」の資格の勉強との両立は大変ですが、教育の現場を体験することのできる「教育実習」があるなど管理栄養士として働く上での良い経験になるかもしれません。また、大学院の博士後期課程を修了することで「博士」の学位を授与されます。「博士」の資格は大学で教員となるためには、必須の資格です。教職課程と合わせて取得を目指すことも先生や教育関係で働くことにつながります。「博士」を目指してみてはいかがでしょうか?

A.(I先生)管理栄養士資格取得単位にさらに教職課程の単位を取得することで児童や生徒の栄養の指導及び管理をつかさどる栄養教諭となれます。学校における食育の推進において重要な役割を担っています。

A.(A先生)栄養教諭免許を取得できるカリキュラムが組まれています。小さい頃からの食育の推進のため、多くの学校が栄養教諭の採用を行っています。

A.(S先生)医療栄養学科では、所定の科目を履修することで、栄養教諭の免許を取得することが可能です。栄養教諭は、各学校において、食育の推進の要となる方です。全都道府県において、栄養教諭の配置が急がれますが、まだまだ数が足りないのが現状です。特に、小学校や中学校で栄養について、子供達と一緒に学んで行きたいと思う方でしたら、オススメの職業だと思います。

Q.ニュースと取組み(リンク)

 薬学部医療栄養学科の「NWES」や「取組」に掲載された学生の活動情報へのリンクです。(タイトルは短縮してあります)

Q. なぜ城西大学は「医療栄養」なんですか。「健康栄養」の方が馴染むのですが。

A.(S先生)城西大学薬学部医療栄養学科は、日本で唯一薬学部の中にあって管理栄養士になれる大学です。特に、病院などの「医療」現場において、薬と「栄養」に関する専門家として活躍できる人材を育てているため、学科名が「医療栄養」となっています。

A.(K先生)管理栄養士は健康な方をはじめ、病気の方や高齢で食事がとりづらい方に対して、専門的な知識と技術を持って、栄養に関する指導や栄養治療を行います。一人ひとりの遺伝子の違いや体質に合わせた栄養指導や栄養治療を行うためには医療の知識が欠かせません。管理栄養士は人々の健康を支える職でもあるため、その養成課程の学科名として「健康栄養」も良いと思いますが、城西大学では医療や薬学の知識を持った管理栄養士を養成する想いを込めて「医療栄養学科」としています。

A.(I先生)私たち城西大学医療栄養学科では、「バイオサイエンスを基盤に、人間の健康を意識した栄養を理解する」“医療栄養学” を学ぶことを特徴とし、他の家政系や農学系との視点の違いとしています。これにより、一人ひとりの遺伝子の違いや体質に気を配りながら個々にあった栄養指導を提案し、よりよい医療を提供できる人材の育成を目指しています。

編集注:医療様栄養学科の公式ページのニュースに 『臨床栄養学実習B』 の紹介があります。ここからご覧になれます。

Q. ホームページをみたら「疾患」とか「医薬品」「傷病者」とか、城西大学の医療栄養学科は栄養のイメージと正反対みたいです。

A.(S先生)健康な人も病気を治療している人も栄養を管理することがとても大切です。特に、医療現場では、病気を治療している人の栄養を管理できるのは、管理栄養士であると法律で定められています。城西大学では、医療現場で活躍できる管理栄養士を育てています。

A.(K先生) 50年前までは日本は栄養失調が問題の国でしたので、満足に成長するために必要なのが栄養であるとの考え方でした。しかし近年の日本は平均寿命が伸び栄養不足は大きな問題ではなくなりました。現代では、疾患や傷病者の治療の際の栄養や食事について考えることがとても重要になってきています。また治療の際に医薬品を服用する方が多いので、医薬品についても学ぶ必要があります。栄養のスペシャリストである管理栄養士にとって医療や医薬品についての知識を持っていることはとても重要ですので、医療栄養学科では、医療に関する授業が多くなっています。

A.(I先生)それは私たちの施設が管理栄養士を養成する施設で、栄養指導を行う対象者の違いからです。管理栄養士養成課程では、卒業認定後に栄養士の資格を取得できます。その上で、国家試験に合格することで管理栄養士になることができます。
 栄養士は、主に健康な人々を対象に栄養指導や給食管理を行うのに対し、管理栄養士は、健康な人に加えて傷病者など様々な症状や個々の体質を考慮した栄養指導や給食管理を行う必要がある専門的な業務となります。私たちは、最終的に皆さんが管理栄養士を取得できるようにサポートするとともに、将来、栄養を通して医療や社会に貢献・活躍できる様になってほしいと考えます。

Q. 医療栄養学科は薬学部にあるし、理系ですよね? 私は文系です。

A.(S先生)薬学部と聞くと、理系と思われがちですが、管理栄養士になるためには、様々な事を勉強します。体のしくみから食品中の成分、薬の作用や管理栄養士のみ許される業務を規定した法律など、勉強する内容が幅広いです。医療栄養学科では、理系文系と言う枠を超えて様々な知識を学んで、管理栄養士を目指します。

A.(K先生)管理栄養士に限らず、医療系の資格養成課程の学校は理系であることが多いです。管理栄養士の仕事には、人体の理解のために生物の知識が必要ですし、化学物質である食品の理解のためには化学の知識も必要です。医療栄養学科では、管理栄養士にとって必要な生物や化学の知識を習得するための分かりやすい授業や実習が多くありますので、現在文系だという高校生の方でも入学後から学ぶことでも十分な知識を身につけられます。

A.(I先生)医療において「食」と「薬」の関係はお互いに影響するのでとても重要です。そこで城西大学では、薬についてもわかる「食・栄養」のスペシャリストとして特色ある管理栄養士を養成するために日本で初めて薬学部にできた栄養学科ですが、理系はもとより文系の学生さんも入ることができます。ですが安心してください、医療栄養学科1年次では高校の復習となる生物・化学をもう一度基礎から学習します。これまで選択してこなかった学生さんあるいは苦手としていた学生さんでもしっかりと身につけられるように基礎から一緒に勉強していきましょう。

Q. 医療栄養学科でも資格は「管理栄養士」。就職先に違いがあるのですか?

A.(S先生)栄養士も「管理栄養士」も就職先はほとんど同じです。でも、できる仕事が違います。栄養士は健康な人を対象とした仕事が多いですが、「管理栄養士」は栄養士の仕事に加えて、病気になってしまった人を対象とした仕事もすることが求められます。そのため、仕事内容が多く、幅広い分野から求められる人材です。

A.(K先生)医療に携わる資格はたくさんありますが、それぞれの資格を持つ人たちが協力して治療を行い、人々の健康を支えています。病院を始め、高齢者施設や学校で働く場合や、食品企業で商品開発をする際にも医療栄養学科で管理栄養士となるために学んだ知識や技術は役立つかもしれません。管理栄養士という資格を生かして社会人として活躍できる場はたくさんあります。

A.(I先生)管理栄養士=病院や給食施設とのイメージがあるかも知れませんが、本学の就職先はさまざまです。病院はもとより、薬局・ドラッグストアでも管理栄養士がおり、地域の方への栄養相談を行っている店舗もあります。また、薬学部にある特徴から製薬企業や食品企業などに就職する学生さんもいます。また、超高齢化の日本では今後益々、重要となる介護・老人施設での栄養サポートに携わる学生さん、更なるスキルアップを目指して大学院へ進学するなど様々な道があります。本学科は出来てから17年が経ち、卒業生として1000人以上を輩出し、全国各地で活躍をしております。先輩の声も参考にしつつ4年間の大学生活で皆さん一人ひとりが目指す管理栄養士の姿を見つけてほしいと思います。

編集注:卒業生を紹介します
医療栄養学科卒業生が調剤薬局で活躍しています!

Q. 調理師と管理栄養士は、何が違うのですか?

A.(S先生)調理師は調理のプロフェッショナルで、管理栄養士は栄養のプロフェッショナルと考えられています。しかし、栄養の中には調理の知識や技術が含まれているため、管理栄養士のほうがたくさんできることがあります。

A.(K先生)安全で美味しい食事を提供するプロが調理師だとすれば、安全で健康的な食事の設計を行うのが管理栄養士です。どちらも人々の食や健康にとって大切な職業です。

A.(I先生)両者ともに調理学および栄養学を学び、「食」に携わる職業ですが、調理師は調理全般に関わるプロフェッショナルです。一方、管理栄養士は、食品から栄養までの知識を有し一人ひとりの健康に向けたアドバイスをするプロフェッショナルです。病院等では、管理栄養士が献立を作成し、調理師が調理を行う施設と管理栄養士も自ら調理に携わる場合があり、施設によるところです。

Q. 城西大学の医療栄養学科で学ぶ管理栄養士の「調理」って何ですか?

A.(S先生)食べる方にあった料理とその調理方法を学ぶのが目的です。医療現場には様々な患者さんがいます。その方たちをどうやって健康にするか、どうやって笑顔にするか。その方法を調理の視点から学びます。

A.(K先生)対象者の方の状態に合わせて、食事の形を変えることができるような調理技術を学ぶのも医療栄養学科で学ぶことのできる「調理」の一つです。患者様の中には飲み込む力が弱い方がいます。飲み込む力が弱い方でも、通常の食事と同様なエネルギーを摂取することのできる食事をしてもらう必要がある場合、柔らかさや滑らかさなどを変えることが必要になってきます。どのような調理技術を用いれば、飲み込む力が弱い方にも食事を楽しんでいただけるか?これは管理栄養士にとって必要な調理技術と言えるかもしれません。

A.(I先生)城西大学医療栄養学科では、男女共学でこれまで料理を経験してこなかった学生さんもいます。そこで1年次では、調理方法を基礎から学べるようなカリキュラムが組まれており、和食・中華・洋食などそれぞれにあった調理器具の使い方や器選びなども一緒に習得していきます。2年次では、嚥下困難や術後食として常食をベースにきざみやペーストなど形態調整を学んでいきます。3年次では、大量調理を行うための発注・献立作成まで一連の流れを学んでいきます。4年次では、これまでの調理技能や栄養の知識を活かしながら、学外実習として1ケ月間の病院実習を経験し、現場の管理栄養士さんから様々なことを教わることとなります。

編集注:医療様栄養学科の公式ページのニュースに 『臨床栄養学実習B』 の紹介があります。ここからご覧になれます。

Q. 城西大学は共学。男性がいる栄養学科って珍しい!

A.(S先生)医療栄養学科は常時20%程度が男性という全国的にも珍しい学科です。女性・男性が同じ授業・実習を行うため、それぞれの考え方や接し方も同時に学ぶことができ、学問的・人間的に成長できる環境が整っています。

A.(K先生)栄養を学ぶ学科は女子大学に多いとのイメージがあるかもしれませんが、管理栄養士の養成をする全国の大学のうちで共学の大学は意外と多いんです。共学でもやはりどの大学においても女子学生の人数が多い傾向にありますが、そのなかでも城西大学薬学部医療栄養学科では在籍する学生の2割が男子大学生ですので、男子大学生の比率は高い方と言えます。管理栄養士は女性の資格と決まってはいませんので、男性で活躍している管理栄養士の方はたくさんいます。城西大学薬学部医療栄養学科は、男女を問わず管理栄養士として活躍するために学びたいと考えている方が学ぶことができる学科です。

A.(I先生)本学の学生として、1学年100名ほどが在籍しております。男女の比率として、女性が7割~8割、男性が2割~3割を占めています。看護学同様に栄養学の分野も女性が多いことは確かですが、男性の管理栄養士も各地で活躍しています。本学の学生は男女ともに仲が良く、協力して実習や勉学に励んでいますので、是非、先輩の姿をオープンキャンパス等で見に来てください。

編集注:2017年後期の時点で、男女比は医療栄養学科全体で男性19.7%、女性80.3%です。1年生だけみると男性23.7%、女性76.3%です。

Q. 医療栄養学科のホームページに書いてある「家政系、農学系との視点の違い」が、私には分かりません。

A.(S先生)医療栄養学科は「医療」に重点を置いた管理栄養士を育てる学科です。病院など「医療」現場で、医師や薬剤師、看護師などとともに活躍できる人材を育てている点が他の学校と違います。どうすれば患者さんを健康にできるかということ特化した内容を学びます。

A.(K先生)家政系の大学で学ぶ際には、家政学といわれるいわゆる家庭科の先生を目指すような視点でも学ぶことができます。また農学系の学部では食品の安全性について学べるなど食品についての理解が深まるという視点もあります。城西大学薬学部医療栄養学科では、疾患の治療や予防について学び、医療の現場で活躍し、人間の健康に寄与できる医療の知識を備えた管理栄養士になるという視点で学ぶことができますので、この医療に特化した視点で学ぶことができることが家政系や農学系との違いです。

A.(I先生)厚生労働省が認可した管理栄養士養成施設では、必修科目として指定されている科目は統一ですが、その他の科目に学校ごとの特色を出しています。また、同じ管理栄養士でも学校によって力を入れている分野が異なっており、例えば調理学であったり、あるいは食品加工学、臨床栄養学などの関連科目が充実しているなど、他大学の栄養学科と城西大学の授業科目を見比べてみるのもいいと思います。

Q. 栄養の勉強に生化学や解剖学とかの実験みたいな授業があって、ちょっと負担。何をするのですか?

A.(S先生)食べ物にはどんなものが含まれているのか、食べた時、体の中ではどうやって吸収されるのか、吸収されたものはどうやって体を作っているのか、など自分の体の成り立ちについて勉強していきます。自分の体が何から出来ているのかわかると楽しいですよ。

A.(K先生)人は食べたものを消化し、体の中に吸収し、エネルギーに変えて活動しています。管理栄養士が人体の構造についての理解がないと、対象者の方に食事や栄養についての指導を行うことは難しくなります。人体の構造や仕組みについて理解するための解剖学や生化学といった科目は管理栄養士の仕事の土台を支える大切な知識を備えるための授業ですので、低学年からしっかりと行なっていきます。

A.(I先生)管理栄養士は、疾患を持つヒトの栄養管理をすることを求められるため、人体の構造や機能を理解することを目的とする「解剖生理学」、栄養がどのように消化・吸収され、エネルギーになるのかそのメカニズムを理解するなど生命現象について学ぶ「生化学」、病気の仕組みを理解し、栄養面からどのようにアプローチするかを学ぶ「病態解析学」など様々なことを勉強します。実験・実習は、座学(講義)だけでは理解しにくいことを実際に目で見て体験することでより共感して学ぶことができます。
例えば「解剖生理学実験」では、マウスなどのげっ歯類の解剖も行いますし、「生化学実験」では我々の設計図であるDNAを目でみることなどもします。多くの実験・実習は、グループで実施しますので、皆で協力して進めていくので安心してよいと思います。

A.(M先生)管理栄養士として必要な授業や実験でどこの大学でも行われています。しっかり、講義や実験にとりくむことが大切です。実験や実習では、他者とのコミュニケーション能力を高めるることができます。

Q. どこの管理栄養士養成の学科に行っても、城西のように理系とか医療重視なんですか?

A.(S先生)医療栄養学科は理系に特化した学科ではありません。文系の方も多数入学しています。ただ、人の体について勉強するので、生物や化学に関する基礎的な知識があると、入学後の授業がスムーズに理解できます。しかし、高校で生物や化学を履修していなくても、大学1年生では、生物や化学について基礎的な授業を行います。ここでしっかり学べば、専門的な授業でも無理なく覚えていくことができます。

A.(K先生)医療の現場で管理栄養士として活躍したいと考えた時に、他の医療従事者(医者、看護師や薬剤師等)と同程度の知識がある場合とそうでない場合では活躍の度合いが変わると思いませんか。大学で学べることには限りがありますが、城西大学薬学部医療栄養学科では管理栄養士としての活躍に向けて医療に関する授業を中心としたカリキュラムが組まれています。

A.(I先生)確かに生物や化学などは管理栄養士免許取得に必要な基礎知識になると思います。ですが、城西大学の医療栄養学科では文系の学生さんも安心して学習・進級していけるように基礎科目を低学年次に設定してあります。

Q. 私は「心の優しい管理栄養士」になりたいです。

A.(S先生)心の優しい人は相手の言うことを否定しない方だと思います。特に、管理栄養士は患者さんの言うことをしっかり受け止めた後、その人にあった食事の取り方、栄養に関する知識、生活習慣の見直しを提案し、一緒に健康になろうと寄り添えることが心の優しい管理栄養士と言って良いのではないでしょうか。

A.(K先生)ぜひ患者様の心に寄り添える「心の優しい管理栄養士」を目指してください。

A.(I先生)本学科では、医療心理学、カウンセリング演習、介護学演習、看護学演習などの科目があるため、これらを学ぶことで患者さんの気持ちを理解するとともに寄り添うことができる管理栄養士になることができると思います。管理栄養士は、栄養相談をするにあたって患者さんの食生活さらには悩みなども一緒に聞き取るコミュニケーション力が必要となり、それはお互いの信頼から成り得るものです。医療に携わる職種として、「心の優しい」ことはとても重要なことだと思います。

Q. 管理栄養士で調理も上手な人になりたいです。

A.(S先生)管理栄養士の中には調理師免許を持っている方もいらっしゃいます。調理に詳しい管理栄養士はどこの職場でも重宝されています。特に、病院などの医療施設では調理ができる・わかる管理栄養士は献立作成や栄養管理、調理室内の人員配置など、様々な面で活躍されています。

A.(K先生)管理栄養士の業務上、調理のスキルが高いことはとても重要です。栄養に優れた献立を作成できたとしても見た目が悪い料理となってしまっては提供できません。献立内容について調理の面からも工夫を凝らすことができれば、管理栄養士の業務に大いに役立つことと思います。城西大学薬学部医療栄養学科では家政系の大学に比べて調理実習の時間が少ないかもしれません。しかし、調理と名のつく実習以外でも調理課題として様々なテーマについての課題が課されますので、その課題に取り組むことで調理に関するスキルも上がっていきます。また日々の自身の昼食を自身でつくってみるというのも調理のスキル向上には重要かもしれません。

A.(I先生)他の家政系に比べて授業内における調理実習時間が少ないのは確かです。しかし、それを補うために調理課題やレシピコンテストに応募したりなど授業外での実施をしています。授業内でも患者さんに栄養相談をするに当たっての必要最低限の技術や知識は身に付きますので、意欲次第では更なるスキルアップが可能です。

編集注:こんな取組みもしています
埼玉の「食」に注目したヘルシーメニュー開発「行田ヘルシーメニュープロジェクト」
行田市健康レシピ認定店 認定マークシール完成!

Q. 在学生って、お昼は自分で作ったお弁当だったりするんですか?

A. (S先生)自分で作ってもってくる子も居れば、親に作ってもらっている子もいます。また、大学内には、食堂やカフェがあり、利用する学生も多いです。大学周辺にもコンビニがありますので、そこで昼食を購入してから登校する学生もいます。

A.(K先生)お弁当を作ってきている学生が多いですね。城西大学内の食堂で提供されるメニューも美味しく、また管理栄養士が考えたメニューでもあるので日々の食事も勉強になるのでオススメです。しかし毎日食堂で食べていてはお金がかかり過ぎるかもしれません。バランスを考えてお弁当と食堂を使い分けている学生もいますね。

A.(I先生)栄養学科だけに他学部の学生さんよりはお弁当率は高いかもしれません。自分でお弁当を作ることで食材の量や価格、味付けの把握が出来るとともに料理のレパートリーが増えることは将来的に献立をアドバイスする上で重要となります。ですが、お弁当だけではなく学内のカフェや学食、コンビニなどを利用することもあります。外食や中食も重要であり、普段から「食材・料理に興味」を持つことが大切だと思います。

Q. ググったら「かわガール」とかって、ヒットしました。何ですか?

A.(S先生)「かわガール」は、城西大学のすぐ横を流れる高麗川をベースに、ゴミ拾いや川の近くに生息する魚や鳥の生態系調査など環境保全に一役買っている学生サークルです。

A.(K先生)城西大学のキャンパス内には高麗川が流れています。高麗川沿いには遊歩道が綺麗に整備されています。遊歩道を中心とした高麗川沿いの地域の美化活動を月2回行なう地域ボランティア団体が「かわガール」です。活動メンバーは城西大学の薬学部の学生や大学院生が中心です。学科の異なる学生たちとの交流にもなりますし、地域の方と触れ合う機会が持てる活動です。「かわガール」というグループ名ですが、活動メンバーの中には男子学生や教員も含まれています。

A.(I先生)城西大学の裏には、「高麗川」が流れています。この川は、地域および大学のシンボルでもあり校歌にも歌われるほどです。この川に対して、学生は主体的に清掃ボランティアなどの美化活動を行ったり、高麗川の魅力を記録・発信しています。さらには、地域・行政との連携として「高麗川プロジェクト」を展開しています。是非、入学後には参加してみてください。

Q. オープンキャンパスの昼食で柚子味のゼリーを食べました。作っているのですか?

編集注:昼食でのサービスは、2017年夏のオープンキャンパスの話題です。タネまで柚子RUNスティックゼリーの開発のお話はここに!

A.(S先生)医療栄養学科の教員と学生が一緒になって、ゼリーを開発しました。現在、埼玉県春日部市にある工場の方にお願いして、プレゼント用の柚子味のゼリーを製造してもらっています。

A.(K先生)医療栄養学科で開発した柚子丸ごとペーストを使用したゼリーです。城西大学坂戸キャンパスのすぐ近くにある毛呂山町は柚子の産地として昔から有名です。柚子は果汁を絞ったあとの皮やタネの量が膨大で、廃棄をするのが大変なことが問題になっています。無駄になってしまう柚子を有効利用するために、柚子の種も皮もまるごとすりつぶしたペーストを城西大学医療栄養学科では開発しました。そのペーストを使用したゼリーを地域の企業と協力して作成し、オープンキャンパスの際にお配りしています。

A.(I先生)本学は、隣の毛呂山町と連携して「桂木ゆずのブランド化」を推進しています。「桂木ゆず」は、埼玉県の毛呂山町、越生町、ときがわ町で生産される柚子として有名です。これまでに柚子には、健康への効果があることが知られており、この柚子の種子や種皮まで丸ごと使って作成したのが「柚子ゼリー」です。このように地域の特産品に注目して、レシピや商品を開発していく活動もしています。

Q. 管理栄養士の国家試験の勉強って、城西大学はどんな指導をしてくれるのですか?

A.(S先生)大学4年生になると、4・5月の必修授業を終えた後、病院や薬局などの学外の施設で9月位まで実習を行います。実習終了後、国家試験対策授業が始まり、毎日大学で講義や自主学習に取り組む日々となります。授業では、定期的にテストを行い、自分の到達度を確認しつつ、今まで習ってきた内容を復習します。分からない事があれば、授業担当教員や配属している研究室の先生に、いつでも聞くことができます。

A.(K先生)国家試験に合格し、さらに管理栄養士として社会で活躍することができるよう、試験に必要な知識だけを教えるのではなく、学んでいることがどのように管理栄養士の仕事に活かされるのかを考えられるような指導をしています。

A.(I先生)管理栄養士の国家試験は、卒業間近の4年生の3月に実施されています。本学では、4年次になるとすぐに国家試験対策授業が開始され、後期である9月からさらに本格的に特別授業が行われていきます。その甲斐もあり、2017年に実施された第31回 管理栄養士国家試験では、96.8%の合格率となっています。

Q. 城西大学は、どのくらい管理栄養士の国家試験に合格するのですか?

編集注:平成30年3月4日に実施されました第32回管理栄養士国家試験に医療栄養学科・第14期卒業生の受験者90名中、89名が合格しました(合格率:98.9%)。

A.(S先生)2005年の卒業生から管理栄養士国家試験の受験がスタートし、最近10年間の平均合格率は90%以上です。全国の合格率より常に上回っています。

A.(K先生)管理栄養士を養成する学科を卒業して、すぐに管理栄養士の国家試験を受験して合格する人の合格率は全国平均で92%ですが、城西大学薬学部医療栄養学科を卒業して管理栄養士国家試験を受験した卒業生たちの合格率は98%となっていますので、全国平均を上回る率で管理栄養士を輩出しています。

A.(I先生)2017年3月に行われた国家試験の結果では、管理栄養士養成課程での合格率が92.4%に対して、本学ではそれを上回る96.8%でした。また、働きながらの栄養士さんなどを加えた全受験者による合格率は、54.6%です

Q. 城西大学は、部活やサークルって、どうなっているのですか? 医療栄養学科も一緒?

編集注:いくつか、紹介します。
『薬と食の研究会』
『スポーツ栄養サポートサークル〔ANSWER〕』
『DHA(食と健康のサークル)』
『かわガール』

A.(S先生)部活やサークルは学部学科を跨いて参加することができます。授業や実習のスケジュールと相談して、自由に参加することができます。医療栄養学科にも「DHA」というサークルがあり、現在は医療栄養学科の学生のみが参加しております。具体的には地域の畑を借りて、農作物を育てたり、収穫した作物を使用して、学園祭で料理を販売したり、幼稚園に出向いて食育を行ったり、と様々な栄養に関連するイベントを行っています。

A.(K先生)城西大学には様々な部活やサークルがあります。医療栄養学科の学生が多く所属しているのは「DHA」という食育サークルです。大学の敷地内でサツマイモなどの作物を育てて収穫をしたり、城西大学の近くにある保育園に伺って園児のみなさんに食について学んでもらうための演劇を実施したりと様々な活動をしています。授業で学んだことを畑や地域の方々との交流の中で実践していくことのできるサークルですので、管理栄養士を目指す医療栄養学科の学生が入るサークルとしては、とてもおすすめです。
 他にも、様々な目的を持ったサークルがありますので、授業以外でも様々な体験を通じて学びたいという方は、サークルに参加してみるのもいいと思います。

A.(I先生)城西大学は、同じキャンパス内に文系および理系の学部・学科がある総合大学です。基本的には、全学の部活やサークルなのでどれにでも所属できます。稀に、薬学部だけのサークル等もあります。因みに、医療栄養学科の学生で立ち上げたサークルでDHA(Diet and Health Association ;食と健康のサークル)があり、地域の方々と交流や食育活動を通して自主的な学習に繋げています。

A.(M先生)顧問の教員も学生も医療栄養学科が中心に活動しているサークルもたくさんあります。食育活動を行う「DHA」、薬の勉強をして薬局で医薬品の販売をするための資格である登録販売者の資格を目指す「食と薬の研究会」、スポーツ栄養をおこなう「ANSWER」、水環境を考える「高麗川かわガール」などがそうです。

編集注:水田記念図書館の学生アドバイザーが企画運営した<第14回ライブラリーラウンジ「アスリート飯」>は城西大学のスポーツ系部活・サークルの学生に向けた講演会で、医療栄養学科が協力しました。こちらをご覧ください。

Q. 医療栄養学科の「栄養カルタ」って何ですか?

A.(S先生)医療栄養学科のサークル「DHA」が主体となり、作成したカルタです。自分たちが学んだ栄養に関する知識をカルタにすることで、幼稚園の食育現場での活用がされています。

A.(K先生)食育サークル「DHA」に所属する学生たちが考えた「食育」について学ぶことのできるカルタです。城西大学の近くの幼稚園や保育園で園児の皆さんに、食の大切さや手洗いの重要性などを学んでもらうイベントの際に使用しています。

A.(I先生)医療栄養学科の3期生が立ち上げたサークル(DHA:食と健康のサークル)で作成した食育カルタです。このカルタを媒体に、地域の保育園で食育活動をしています。遊びながらに栄養について知ってもらえるとのことでなかなかに好評です。小さいころからしっかりとした食育を行うことで将来的に偏食や生活習慣病を減らすきっかけになります。管理栄養士としてこのような普及・啓蒙活動も社会における重要な役割です。

Q. 城西大学は、朝は何時に始まって、夕方は何時に終わるのですか?

A.(S先生)大学は1限から5限まで授業や実習を行っています。1限は9時30分からで、朝ゆっくり登校することができます。5限は18時20分に終わります。授業日程によっては、4限の16時40分で早く終わる日もあるため、授業終了後の時間もたっぷり使うことができます。

A.(K先生)城西大学の1限目の授業は9時半開始です。大学の1回の授業は90分。1日3~5限分授業があります。5限の授業が終わるのが18時20分です。学生の中には、そのあと図書館で復習をしていく人もいますので、20時くらいまで大学にいる場合もあります。

A. (I先生)城西大学では、1限が9時30分からスタートします。高校と違うところは、大学の一つの講義が90分間と長いことです。1限が9時30分~11時00分、2限は11時10分~12時40分、3限は13時30分~15時00分、4限は15時10分~16時40分、5限は16時50分~18時20分となります。
次に入学後の医療栄養学科1年生について簡単にですが説明すると、その年ごとの必修科目や選択科目の時間割によりますが、基本的には月曜日から土曜日まであります。週に2日間は、実習日として1限から4限まで一日かけて行います。その他の日は、講義の時間割によって決まりますが、低学年次では遅くても4限くらいまでです。高学年および4年生の国家試験対策中は、5限までいくこともあります。管理栄養士は、国家資格であるため国が定めた時間数をこなしていく必要があります。日々忙しいですが、きっと充実した大学生活を送れると思います。

Q. 「テーラーメード」とか「食品機能」とかって、よく分かりません。

A.(S先生)「テーラーメード」は和製英語で、その人に合ったものという意味があります。人ひとり顔も性別も性格も違うので、その人に合った栄養の取り方や望ましい生活習慣を過ごしてもらえるように考えようということです。「食品機能」は食品に中に含まれている成分で、私たちの体の健康を保つ成分にはどんなものがあるのか、また、健康を保つためのメカニズムはどういったものなのか、を研究する学問です。世の中に出回っている健康食品や特保もこの分野に入ってきます。

A.(K先生)一人ひとりの遺伝子の違いや体質に合わせた治療を行うことを「テーラーメード医療」といいます。一人ひとりの体型に合わせたスーツや洋服の着心地が良いのと同じように、医療に関しても、患者様一人ひとりに合った治療を実施する必要があります。現代の医療現場では、テーラーメード栄養治療ができる管理栄養士が求められています。
 食品にはみなさんが活動するためのエネルギー源になるための栄養素としての機能だけでなく、美味しさを感じさせるなどの五感に訴えかける機能などさまざまな「機能」を持っています。その中でも現在、食品の機能として注目されているのは、食品を摂取することで病気になりにくくなったり、体の調子を整えてくれるといった「機能」です。こういった機能に着目した食品に「トクホ」や「機能性表示食品」があります。

A.(I先生)「テーラーメード医療」とは、個人差を配慮して一人ひとりに最適な医療を提供することです。個人差とは、例えば薬の効きやすであったり、栄養面で言うと太りやすい体質かどうか、アレルギーの有り無しなども含まれます。管理栄養士も単に料理や献立を提案するだけではありません。対象者(健康な人あるいは患者)に向き合い、個々の背景を理解することが必要となります。本学科では、これを意識できるよう“医療栄養学”を学んでいくのです。
食品の機能性には、第一次機能として「栄養」、第二次機能として「嗜好(美味しさ)」、第三次機能として「生体調節機能」があります。第三次機能で有名なのは、皆さんも聞いたことがあると思いますが、「トクホ;特定保健用食品」です。簡単に言うと、薬と違って食品は安全・安心でありながら健康への効果を示すもの(成分)が含まれているのです。数多くある情報を正しく消費者に提供するスペシャリストが管理栄養士なのです。

Q. 「現場で活躍する卒業生たちが、授業にやってきて経験を語ってくれます」ってどんな授業ですか?

A.(S先生)医療栄養学科の卒業生の中には、病院や薬局以外にも企業で商品開発をしたり、公務員として保健センターで働いたり、あるいは大学で教員をしているなど様々な仕事に就いています。その方たちの後輩を育てるという意味で、自分たちの行っている仕事や研究について現場の声を聞かせてくれる大変貴重な時間です。

A.(K先生)実際に管理栄養士の資格を取得して、医療や介護などの現場で活躍する卒業生に城西大学に来てもらい、管理栄養士の仕事がどんなものか、社会で必要とされる管理栄養士とはどんな存在かなどを、学生の皆さんに伝えてもらう授業です。管理栄養士として活躍する先輩から聞く「生きた」言葉は、管理栄養士として活躍したいという気持ちを高めてくれますし、自身の将来像について具体的に考えるきっかけにもなる有意義な授業だと思います。

A.(I先生)本学科の卒業生は、これまでに1000人以上になります。様々な分野で活躍している卒業生が、それぞれの視点から後輩にアドバイスをしに来てくれます。管理栄養士にも様々な姿があり、皆さんが漠然と考えている管理栄養士の姿を、個々が目指す・目標とする管理栄養士の姿として明確にしてくれるかもしれません。

Q. 「食品を”生きるために必要な材料の供給源”として考える」って、美味しくなさそうです。

A.(S先生)確かに、この説明では美味しくなさそうです。食品にはいろんな「顔」があります。食品には、人間が生きるために必要な成分が数多く含まれていますが、それ以外にもいい匂いであったり、甘かったり、もっと食べたいと感じるような気持ちにさせてくれるものでもあります。

A.(K先生)みなさんのからだは食べたものから作られています。そう考えると「食品」は生きるための必要な材料の供給源とも言えると思います。しかし、供給源となればいいという考えだけで、カプセルなどに入った「食品」を食べると味気ないですよね。食品はからだの材料の供給源という「機能」だけでなく、美味しさを感じさせるなどの五感に訴えかける「機能」も持っています。この機能を生かすには、食品を「料理」として食べることが重要ではないでしょうか?そうすれば美味しい料理を食べる楽しみというみなさんを嬉しくさせるような食品の魅力も感じることができると思います。

A.(I先生)先にも述べましたが、食品の機能性には1次から3次まであります。管理栄養士として、これらをバイオサイエンスに基づいて理論的に考えられることが重要です。

Q. 「食物アレルギーへの対応食」の授業を教えてください。

A.(S先生)人間の体内に食品中の成分が吸収される時、異物と認識され、体内の免疫細胞がその成分を攻撃しようとして食物アレルギーが起こります。原因となる食物を排除した食事を作ることが重要です。例えば、学校給食などで、アレルギーを持っている子だけ別のメニューを食べることになるとどうでしょう。アレルギーを持たない子は、「なんであの子だけ違うものを食べているんだろう」と思うかもしれないし、アレルギーを持っている子は「みんなと同じものを食べたいな」と思うかもしれません。その子たちのために、どうすればみんな同じように食事が食べられて、さらに本人たちに必要な栄養素を摂取できるのか、その方法や考え方を学びます。

A.(K先生)小麦粉や卵、牛乳などの食品にアレルギーを持つ方は近年増えているといいます。管理栄養士の提供する食事を食べる対象者の方の中にアレルギーを持つ方がいることを想定して、その人がアレルギーを起こす食品を除いて食事を作ることができるようにするための知識や技術について学ぶ授業です。例として、小麦粉の代わりに米粉を使ってクッキーを作ることで、小麦粉にアレルギーを持つ人にもお菓子を楽しんでもらえるようにするなどです。自分たちで工夫したアレルギー対応料理を考えるという課題も出ます。

A.(I先生)アレルギー対応食は、一つ間違えれば直接命に係わりうるため管理栄養士にとって重要な業務です。病院等では、基本的にすべての献立を変更するのは難しいため代替することで対応をしています。例えば、牛乳がダメならば豆乳などに置きかえるなどの方法です。授業でも常食をベースに、アレルギー食品を除去する方法を考えていきます。

Q. 「研究室紹介」をみたら、最初に「食毒性学」ってありました。毒の勉強ですか?

A.(S先生)どんなに身体に良いものであっても、食べる方法を間違えたり、量を取りすぎたりすると、身体に悪影響を及ぼす「毒」になるということです。世の中には、沢山の食べ物がありますが、正しい取り方を知らないと、知らない内に健康を害するかもしれません。そのためには、食品には、何が含まれているのか、どんな食べ方をしたら、どんな体にの知識を学ぶための学問です。

A.(K先生)「食毒性学」というのは、ある食品ばかり食べてしまったり、食べる量が多すぎたりすることで生活習慣病などの疾患にかかってしまうことがあるという、健康にとって、生きることにとって必要な「食」が「毒」にもなってしまう場合があるのではということを学問するものです。食事の内容のバランスや量を調節することが必要だということを理解するために重要な学問です。

A.(I先生)食品に“毒”という考えは、最初に聞くと驚くかもしれません。基本的に食品は“安全”でなくてはならないからです。 私たちが考える「食毒性」とは、飽食のこの時代、食の偏りが健康に悪影響を与えることを意識し、そのメカニズムと対策を考えていく新たな分野としています。

Q. 先生が一番(一番でなくてもイイけど)言いたいことって、何ですか?

A.(S先生)日本で唯一薬学部の中にある管理栄養士を育てる学校であり、調理だけでなく、食品の持っている可能性や薬との関わり方など幅広い知識を学べる学校です。

A.(K先生)大学で学ぶことの多くはすぐに活用できる知識や技術ばかりではありません。なぜこの勉強をしているのだろう、この実験は管理栄養士として活躍するために必要なのだろうか?と考えることも多いと思います。しかし、社会に飛び出たあとで、大学で学び体験したことが活かされることが必ずあるはずです。大学で学び経験値を得るということは、自身の将来の可能性を広げるきっかけになるはずです。自身の可能性を広げたいと考えている高校生のみなさん、城西大学薬学部医療栄養学科で学び体験してみませんか?

A.(I先生)「食品・栄養」あるいは「料理・食べること」に興味があり、食を通して人々の健康づくりに貢献したいヒトは、是非、管理栄養士を目指してみてください。生活習慣病の予防や健康寿命の延長には、日常的に摂取する「食」が重要になります。これからの社会で益々重要な役割を持つ管理栄養士は、活躍できる職種です。城西大学薬学部医療栄養学科では、教職員一丸となってそのサポートをしています。

A.(M先生)社会に出てから、大学時代に勉強したことが直接役立つのは幸せだと思います。

Q. 在学生や卒業生の声をいくつか載せてください。

A.(S先生)大学案内等のパンフレットに記載されておりますので、そちらを御覧ください。

A.(K先生)病院で管理栄養士として活躍する卒業生からは、医薬品に関する授業があったことで、医療の現場で、他の医療スタッフとの連携がスムーズにできたとの声や、1ケ月に渡る病院での実習を経験できたことは、病院で管理栄養士として働くことを意識するきっかけとなったなどの声をもらいます。

A.(I先生)城西大学では、意欲を持って自主的に行動すれば色々なことにチャレンジできる様々な環境が整っています。自分の将来像がイメージできているヒトも、また、できていないヒトも何かを見つけられるはずです。

A.(M先生)卒業生の進路は多彩な分野です。公務員、大学教員、病院管理栄養士、薬局管理栄養士、児童•高齢者施設管理栄養士、食品、医薬品、化学メーカーの社員などが主です。今は、子育中の卒業生もいますし、子育を経て仕事に復帰している卒業生もいます。

編集注:卒業生を紹介します
下の2つ以外を、ここにまとめてあります
医療栄養学科卒業生が調剤薬局で活躍しています!(その1)
医療栄養学科卒業生が活躍中!―薬局・ドラッグストアで管理栄養士として働く卒業生(その2)

Q. 城西大学薬学部医療栄養学科はどこにあるの。(アクセス)

 城西大学薬学部医療栄養学科は、城西大学坂戸キャンパスにあります。城西大学坂戸キャンパスには薬学部のほかに、社会科学系の経済学部現代政策学部経営学部があり、そして理学部に数学科化学科、医療系で薬学部に薬学科(薬剤師養成課程)薬科学科(元気できれいの食・美・薬がテーマ。特に化粧品が特色)医療栄養学科、さらに城西短期大学もあります。総学生数は約8,200人です。城西大学には、薬学部医療栄養学科がある城西大学坂戸キャンパスのほかに、東京都千代田区に東京紀尾井町キャンパスがあります。理学部数学科と城西短期大学は、東京紀尾井町キャンパスで学ぶことも選択できます。
 城西大学薬学部医療栄養学科がある城西大学坂戸キャンパスの場所を説明します。広く言えば関東にあって、所在地は埼玉県坂戸市けやき台1-1です。薬学部は坂戸キャンパスの南東側にあります。 
 鉄道で詳しく説明すると、東武東上線「坂戸」駅から東武越生(おごせ)線に乗り換えて3つめの「川角」(かわかど)駅で下車、歩いて10分ほどで城西大学の正門につきます。JR八高線では、八王子方面からですと「高麗川」(こまがわ)駅からシャトルバスで30分、高崎方面からですと「越生」(おごせ)駅で東武越生線に乗り換えて「川角」(かわかど)駅下車になります。「川角」(かわかど)駅は小さな駅ですが、日本医療科学大学、明海大学歯学部、埼玉平成高校の利用駅にもなっているので、大学生や高校生の利用がとても多い駅です。西武池袋線「飯能」(はんのう)駅からもシャトルバスがあり、「坂戸」駅からは女子学生のためのバスも運行しています。
 教室で気になることは、夏冬のエアコンと帰りの時間でしょうか。薬学部医療栄養学科の専門科目や実験実習、研究などは、16号館という校舎を中心に行います。もちろん、全館冷房、暖房ともに完備。そのほかの教室や食堂水田記念図書館水田美術館なども全館冷暖房完備です。

Q. もっと城西大学薬学部医療栄養学科を知りたいときは、どうするの。

  城西大学は、建学の精神「学問による人間形成」に基づき、社会に有意な人材を育成するとともに、人類文化の発展に寄与することを理念としています。この「受験生のための 詳しすぎる 管理栄養士を養成する 城西大学薬学部医療栄養学科」を読まれた方が、建学の精神に賛同され、城西大学が目指す管理栄養士の養成に興味や関心をもっていただければ光栄です。

城西大学薬学部医療栄養学科
所在地:〒350-0295 埼玉県坂戸市けやき台1-1 城西大学 坂戸キャンパス
設置 2001年(平成13年)4月
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