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2018.06.21
薬学科 お知らせ
【城西大学薬学部薬学科】1年生の生物系の実習『薬学実習A』を紹介します その② 動物(ラット)の解剖と人体模型演習

城西大学薬学部薬学科の1年生達が受講中の『薬学実習A(生物系)』を紹介します

 城西大学薬学部薬学科の1年生の最初の実習は『薬学実習A』という科目になります。4月上旬から5月下旬までは化学系の基礎的な実習を行い、6月から7月上旬まで生物系の実習を行っています。

生物系の実習は、以下の3つの項目に分かれています。
①血液と植物組織・細胞の顕微鏡観察、人体標本演習
②動物(ラット)の解剖と人体模型演習
③生命倫理のスモールグループディスカッションとプレゼンテーション

今回は、②の動物(ラット)の解剖*と人体模型演習についてご紹介します。

 動物の解剖は、1限から5限までの時間を使い、一日かけて行いました。解剖前と解剖後に教員も学生も黙祷を捧げました。ラットは雄(おす)と雌(めす)を使用し、教員のデモンストレーションの後に学生自らがハサミ、ピンセット、メスを使って解剖を行いました。午前中は動物の外観と脳の観察を行い、午後からは頸部(くびの部分)、胸部そして腹部を細かく観察し、器官(臓器)の立体的な配置(例えば脾臓と膵臓と胃の位置関係など)や大きさ(左右の心室の厚みや腎皮質と髄質の割合など)、長さ(胃から盲腸まで、盲腸から直腸までの長さが身長の何倍くらいあるかなど)などを観察・計測・スケッチしました。

 人体模型演習では、実際のヒトと同じ大きさの人体模型を使い、グループで学習しました。例えば、消化器系の人体模型では、食物の移動する経路を、泌尿器系の人体模型では、腎臓の血液ろ過の仕組みと尿の産生経路を、呼吸器系の人体模型では、ガス交換の経路と心臓と肺の連携による外呼吸の仕組みを観察しました。

 これら模型以外にも、実物大の脳や男女の生殖器系の人体模型で、実際の臓器の大きさを確認したり、肝小葉、腎ネフロン、肺胞などの組織の模型で、細胞集団からなる組織の働きを観察しました。

 このように、1年生の『薬学実習A』の生物系実習では、生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の扱いや観察に関する基本的技能を習得することが目的ですが、それだけでなく、医療の担い手として豊かな人間性と生命の尊厳について深く一緒に考える機会を提供しています。

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その① 血液と植物組織・細胞の観察、人体標本演習の記事は、こちらから

*本実習における実験動物は、城西大学実験動物規定に沿って計画し、全学動物実験管理委員会の承認を得て実施しています(承認番号:JU18019)。

 

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実物大の泌尿器系と生殖器系(女性)模型を使ってグループ内で能動的学習を行っています

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実物大の泌尿器系の人体模型を使って、男女の膀胱の大きさや付随する器官の違いを観察しています

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心臓の模型で左右の弁や心筋の厚みの違いなどを観察し、心臓の血液循環の経路を指でなぞっています

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実物大の脳の模型を分解して、脳の複雑な構造と機能を教科書で確認しながら観察しています

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消化器系の模型を使って、摂取した食物がどのように移動するかを観察しています

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気管支が枝分かれして肺胞まで到達する経路とガス交換のしくみについて観察しています

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腎ネフロンの模型で原尿の産生と腎臓の複雑な血液循環の経路をたどっています

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動物(ラット)の本格的な解剖を行い、『医療人としての態度』を学生からひきだしています

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