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ビッグデータマーケティング教育でセキ薬品の店舗を視察しました【経営学部】


経営学部の学生が5月18日、株式会社セキ薬品の「ドラッグストアセキ 武州長瀬店」(毛呂山町若山)の店舗視察を行いました。田部渓哉准教授の「データベースマーケティングA」(全13回)の産学連携授業の一環です。この授業では、埼玉県を中心に地域に密着したドラッグストアを展開しているセキ薬品(埼玉県南埼玉郡宮代町、関伸治会長・関善夫社長)とビッグデータプラットフォームを運営する株式会社True Data(東京都港区、米倉裕之代表取締役社長)と連携してビッグデータマーケティング教育を実施しています。

昨年度から始まった新しい試みで、学生がビッグデータを活用し、売り上げ拡大を目的にセキ薬品の売り場づくりや店頭販促施策を企画提案します。昨年度は「ボディソープ」と「洗顔料」を取り上げましたが、今年度は「レトルト調理品」と「即席めん」を対象にしました。コロナ禍によって1カ所で買い物を済ませるワンストップショッピング化が進み、ドラッグストアでも食品売り場づくりに力を入れる企業が増えていることから、食品コーナーの売り場づくりにチャレンジすることになりました。

この日は履修する2年生以上の19人のうち4人とTrue Dataの社員2人が店舗を訪問しました。売り場の説明を受けた後、2班に分かれて店舗のレイアウトや商品陳列などを視察しました。学生の一人は「思いの外、商品が多く、バラエティーに富んでいてびっくりしました。陳列に工夫がされていることもわかりました」と述べて、スマホで陳列棚を撮影したり、メモを取ったりしていました。視察体験は、ほかの学生とも共有。今後の授業で、データに基づく売り場の企画づくりを通じて最終報告をまとめることにしています。

セキ薬品の関伸治会長と関善夫社長は本学薬学部の卒業生で、本学とセキ薬品は包括連携協定を結んでおり、薬学部の学生を対象にした奨学金制度「セキ・コミュニティ・スカラシップ」も創設いただいています。


指導する田部准教授のコメント
量的・質的データから適切に意味を読み取り、説得力のあるマーケティング提案ができるようになることが授業の狙いです。通常の授業ではなかなか触れられない、貴重な現実の販売データを提供していただいています。そうしたリアルなデータを前に、どのような角度から整理すれば課題が明確になるのかといった、探索的思考力を鍛えてもらいます。また課題の解決策を企画する際はその有効性をデータで裏付ける、論理的思考力を育みます。
数字に苦手意識を持たず、データから市場動向を多角的に読み取り、それを客観的な根拠としながらマーケティング提案ができるようになることを期待します。

(広報課)
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