国際教育・留学 Study abroad
【中国】(公社)日中友好協会主催
           2016日中友好大学生訪中団第3弾
日中友好大学生訪中団は、日中の大学生が交流し、相互理解を深めることを目的に実施される中国政府のプログラムです。
経営学部2年の新井緑さんが中国政府招聘事業「日中友好大学生訪問団 第3弾」の団員に選ばれ、北京、西京、上海を訪問し、施設見学や現地の大学生と交流活動を行い、体験レポートを寄せてくれましたのでご紹介します。

日中友好大学生訪中団に参加して

経営学部 2年 新井 緑
私は、公益社団法人日本中国友好協会が主催する日中友好大学生訪中団員第3陣の団員として、10月13日から10月19日まで中国を訪れました。 まず、成田からは夜便の飛行機で北京へ向かいました。北京到着後、空港の外へ出たときに驚きました。それは、霧がかかったような空気だったからです。ガイドの方にお話を伺うと、その正体は「モヤ」でした。以前はそれほどひどくなかったようですが、年々空気が悪くなっているそうです。ゼミで中国の空気がよくないことは聞いていましたが想像以上でした。

新井さん1

 中国滞在1日目、午前は万里の長城を訪れました。階段は歩きやすく、上から見下ろした景色は山々が綺麗でした。そして、カメムシのような虫が多数存在し階段が埋め尽くされていることに驚きました。また、中国ではトイレ事情に悩まされました。講義の時間にトイレ事情については協会の方から詳しく聞いていましたが、実際に万里の長城でトイレを使用したとき、ドアを開けたまま用を足している姿を目の当たりにしたときは衝撃的でした。
午後は、国際関係学院の生徒さん方と交流し中国の料理について話を聞くことができました。中国の方々はエビチリが大好きだそうで、 私も元々エビチリが好きでしたが中国で食べた本場の エビは日本で食べているものより美味しく感じました。
夜は、貴賓楼飯店にて中日友好協会主催歓迎宴会を行いました。この訪中団には97名の大学生が参加し、6班に分かれて行動しました。班別で中国でパフォーマンスを披露することになっており、世界にひとつだけの花を日本語と中国語で歌う班もありましたが、私たち3班は北京で南中ソーラン節を披露しました。会場は大いに盛り上がり、私たちはこの日のために夜遅くまで毎日練習を重ねていたので団結力が深まりました。
 2日目、午前は天安門広場を見学しに行ったのですが、想像以上の広さでした。正面には毛沢東の写真が飾られていると思っていたのですが、写真ではなく絵で描かれていたので驚きました。午後は、故宮博物院と北京五輪メーンスタジアム(鳥の巣)を外観から見学しました。この日の夜、北京から西安へ移動しました。

新井さん2

新井さん3

 3日目、西安に到着してまず、北京より空気が澄んでいて中国国内での差が激しいと感じました。午前は陝西省歴史博物館、西安城壁を見学しました。陝西省歴史博物館では中国の歴史や展示品の見学をして感動しました。西安城壁はレンガが積み重ねられていて素晴らしかったです。午後は秦始皇帝陵博物院(兵馬俑博物館)の見学をしました。私はこの訪中団で歴史の教科書に載っていた兵馬俑を見るのをとても楽しみにしていました。
建物内には多数の兵馬俑が整列していて、実際に兵馬俑の顔を覗き込むと1対1体表情が異なっていました。兵馬俑は足だけに重さをつけ、胴体は空洞であるということをガイドさんから聞いて昔の方の知恵の凄さを実感しました。また、兵馬俑1体を組み立てるのに3か月かかるそうです。そのため、まだまだ完成には時間がかかると思いました。
 4日目、午前は西安外国語大学へ訪問し、日本語を学んでいる大学生の方と、二人一組で様々なトピックの中から自由に選択することができ、私は北京出身の宇さんと大学生活について話しました。日本人は自宅から通う人が多いですが、中国人のほとんどは寮生活ということでした。
また、私は宇さんと簡単でしたが中国語で会話 をすることができました。ここで交流できたことは貴重な体験となり、日本に帰ってきた今でも宇さんとは連絡 を取っています。午後は、西安培華学院を訪れました。 ここでは歓迎宴会を兼ねてパフォーマンスを披露し、楽しむことができました。

新井さん4

新井さん5

5日目、早朝にホテルを出発し、西安から上海へ移動しました。上海到着後、田子坊と外灘(バンド)を見学しました。田子坊では、タピオカミルクティーを購入し、タピオカの量に驚かされました。外灘では超高層ビル群の景色を見て楽しむことができました。お土産を買う際、中国語で値切ることができたのでとても満足しています。
6日目、上海から成田に戻りました。一週間滞在して、中国人の方々は社交的で優しい人が多いと感じました。また、中国語が通じたことは私の強みになり、今後は中国の留学生の方やアルバイト先に来てくださる中国のお客様と会話をして自信をつけていきたいです。また、今回全国の大学から97名が参加し多くの刺激を受けることができたので、これを機に様々な活動に参加していきたいと思いました。
TOPへ
検索