【韓国】サマーセミナー 韓南大学
サマーセミナー2018 (韓国)
城西短期大学 1年 土屋くるみ
私が今回参加したサマーセミナーは、ソウルから高速鉄道で最速50分、大きな高速バスターミナルがある交通の便には困らない都市、テジョン(大田)にある韓南大学で行われた。韓国人の友人にテジョンはどういう場所か聞いたところ、韓国でも犯罪が少ない場所と聞いた。実際に行ってみて、犯罪などは起こっている様子はなかったが、街でのゴミのポイ捨て、路上喫煙が多く見られた。しかし現地の方々には日本語の話せる方もいて、とても優しかった。
韓南大学に入校して、早速クラス分けのテストが行われた。クラス分けテストは先生との1対1の面談形式で行われ、この面談で韓国語の能力があると言われた生徒は筆記テストに移る。この2つのテストの結果AからD組に分けられ、D組が最も韓国語能力が高いということになる。私は有難いことにC組になった。読み書きは出来るが、書かれている韓国語の意味がまだあまり分からないので、この3週間のセミナーで少しでも読解力が上達すれば良いな、と感じた。実際に、韓国語の授業が始まったのは、入校して4日目だった。韓国語の授業が始まるまでは、文化体験がいくつかあった。韓国伝統の焼き物体験やK-POPダンス、無形文化財に登録されている場所への訪問があった。私が特に面白いと感じた文化体験がテコンドーだ。始めに、テコンドー園という場所に行き、ミュージカルとテコンドーが一緒になった、“ジュムパダンス”というものを見た。男女関係なく大きな声を出し、迫力のある技術に感動した。別の日に、実際にテコンドーを習う体験があった。テコンドーは、いつでもどこでも何の武器もないところでも、手と足を利用して攻撃、防御する武道である。やはり、テコンドーの先生たちの様にしなやかに蹴りなどは入れられないが、練習していくうちに楽しくなった。
授業や文化体験は主に月曜日から土曜日まであり、日曜日は休日となる。この休日は、寮で1日ゆっくり過ごす生徒もいれば、テジョンを散策しながら、買い出しに行く生徒もいる。私は、トウミというセミナーで困ったことがあれば助けてくれる韓南大学の生徒1人とルームメイト2人とオーワールドという遊園地と動物園が一緒にある場所へ行った。午後から行ったがジェットコースターや水の中を勢いよく進んでいくアトラクションがあり、日本とはまた違った雰囲気で楽しめた。
私が今回のサマーセミナーを終えて感じたことは、優しさだ。私は短期大学から1人で参加したので、友達が誰もいない状態から始まった。ルームメイトも知らない人たちで不安しかなく、始めの1週間は、早く過ぎてくれないかな、帰りたいとずっと考えていた。しかし、夜ご飯に誘ってくれ、一緒に移動をし、徐々に打ち解けてセミナー最終日には、帰りたくなくて大号泣した。トウミの方々も大変だったと思うが、生徒たちの役に立ちたい、と助けてくれた。勿論、韓国語を勉強する意欲も上がったが、意欲を上げるきっかけを与えてくれたのも友達やトウミのおかげだ。
これから留学したいと考えている人へのアドバイスは、簡単だが分からないことはすぐに聞く。異国で過ごすにあたり、様々な困難にあたるが、友達や先生、現地の方に聞くことは大事だと感じた。チャレンジ精神もとても大事だ。後は、日本のインスタントの味噌汁や日本のお菓子を持っていくと良い。味噌汁などは3週間も異国にいると日本食が恋しくなるからだ。日本のお菓子などは、外国の方からの受けが良いため、仲良くなった人に渡すなどすると良い。
最後に、このセミナーを開催してくださった韓南大学、この様な素晴らしい経験を与えてくれた方々に感謝したい。
最後に、このセミナーを開催してくださった韓南大学、この様な素晴らしい経験を与えてくれた方々に感謝したい。