【台湾】 Tamkang World Forum for Youth Leaders
Tamkang World Forum for Youth Leadersは、台湾の姉妹校 淡江大学が主催する学生会議で、`Prospects for the World: Meeting Challenges with Vision'というテーマの基、平和、民主主義、統治、経済、エコロジー、環境、文化社会、国際化について、参加学生が英語でプレゼン、討論を行います。淡江大学の世界中の姉妹校から招待された学生や淡江大学の学生達と意見交換を行い、台湾の文化にも触れる良い機会です。今年3月に開催された第4回会議には、本学から経済学部の石崎遥己さんが参加しました。
時の流れに身を任せ
経済学部4年 石崎遥己
3月8日から13日まで台湾の淡江大学で研修がありました。私は夏休みにも淡江大学の留学プログラムに参加しましたが、その時はもの凄く楽しかったのでまた今回も足を運ぶこととしました。今回は、プレゼン大会がメインのプログラムでしたが結論から申し上げると今回も最高に楽しく、凄く良い体験をすることができたと思います。今後に向けて学んだことがたくさんありましたが、それらを留学中のエピソードをもとに説明していきたいと思います。
今回のプログラムには世界中からたくさんの学生が参加しておりましたが、ほとんどが言わばエリート大学と認識されている学校に通っている人たちでした。そんな人たちとプレゼンをする、なかなか緊張感のあるものだったと思います。とは言え、そんな状況下であってもいつも通りの自分らしいプレゼンはできました。国際舞台であってもかなり受けを取れたことは収穫だったと思います。さらにもっと深くまで言うと、他の頭の良い人たちのプレゼンは凄く難しい問題について定義して語っていましたが、頭の弱い私からするとあまり理解できないような内容でした(笑)。自分とは違ってすごくレベルの高い内容をいつも勉強しているのだろうなといった印象を持つプレゼンばかりでした。ただ実際のところ、自分だけでなく全体的に、「・・・?」だったらしいですが。
上記の内容を延長させると、おそらく就職活動ないしは仕事上でもきっと同じだろうと思います。例として、何かモノを売るときに商品の内容がさっぱり分からない消費者に対して難しい専門用語を並べるよりも、簡単に身近なことと関連させ、そして楽しく面白く説明したほうが理解されやすいし良い印象を持たれやすい、就職活動の面接でも然り。プレゼンはまさにその人のパーソナリティー、人間性がメイン材料となり、いくらでも下剋上や倍返しが期待できる最高なフィールドだと感じています。
そして今回のプレゼン大会では自分の課題も見つかりました。プレゼン終了後は、質問タイムが設けられたのですが、その時にとてもとても印象に残ったことがありました。誰かのプレゼンが終了するたび、毎度毎度積極的に問いかけるインドや中国からの学生たち、あの熱意と意欲は凄まじいものでした。今後、インドと中国は経済的に大成長していく国々だと言われておりますが、それは人口増加だけの問題ではなく、個々の成長も大きいものだと感じました。そして、そんな人たちと勝負していく自分や日本、彼らに追いつき追い越すために、普段の生活から変化をしなければといったことを考えさせられました。
プログラム中は、プレゼン大会だけでなく台北ツアーの時間も設けられてあり、すごく楽しい時間を過ごせました。現地の方々は親切で、小籠包もとっても美味く、建造物もすごく魅力的でした。最高な春休みの思い出になりました。期間中は当然のことながら就職活動をサボっておりましたが、このエッセイを読んでくれている後輩たちには経験を積ませることのほうが大事で、来年は是非ともプログラムに参戦して欲しいと思っております。
最後になりますが、いつも楽しいプログラムイベントをご提案してくださる城西大学の国際教育センターの皆様、今回も大変お世話になりありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。また、当エッセイの題名「時の流れに身をまかせ」ですが、本文の内容とはほとんど関連性はございません。カラオケに行ったとき、淡江大学のお友達がすごく上手な日本語でテレサテンを歌っていたことが私のなかで一番印象に残っていたので、どこかで使おうと思っておりました。