国際教育・留学 Study abroad
【台湾】 Tamkang World Forum for Youth Leaders
Tamkang World Forum for Youth Leadersは、台湾の姉妹校 淡江大学が主催する学生会議で、`New Prospects for the World: Meeting Challenges with Vision'というテーマの基、平和、民主主義、統治、経済、エコロジー、環境、文化、社会、国際化について、参加学生が英語でプレゼン、討論を行います。淡江大学の世界中の姉妹校から招待された学生や淡江大学の学生達と意見交換を行い、台湾の文化にも触れる良い機会です。今年1月に開催された会議には、本学から薬学部の王嘉堃さんが参加しました。

海の向こうに

薬学部3年 王嘉堃
 私は1月23日から28日まで、台湾の台北 (タイペイ) というところにある淡江大学にて開催された「Tamkang World Forum for Youth Leaders」というプログラムに参加しました。今回は前回行われた3月ではなく、1月の下旬に行われました。学部の試験直前だったので参加をとても迷いましたが、これは非常に貴重で二度とないチャンスだと思い、参加を決めました。このプログラムは大雑把にいうと、世界中から集まった学生たちと、テーマに沿った内容について自分の考えや意見を、プレゼンテーションのかたちでみんなと討論するものです。プレゼンテーション後の日程には、台北観光も組み込まれていました。
 今回参加していた学生たちは、ほとんどがエリートと認識されている大学に通い、それは英国のオックスフォード大学、ロシアの極東連邦大学や韓国の慶熙大学校などが挙げられ、日常ではなかなか出会えない人たちばかりでした。その人たちのプレゼンを聴き、やはり世界の広さを感じました。エリート大学の教育の成果は、彼らが発表した内容で分かれました。民主主義でも政治でも環境でも、それぞれに対する各自の考え方がしっかりしていることに感心しました。特にヨーロッパの学生たちは、民主主義に関する意識が高く、現在世界の舞台で活躍している中国のことを論評していました。彼らから悪い点も良い点も聞き、まるでその学生たちが政治家のように見えました。彼らと話し、様々な国の文化と文化の差がぶつかることで、世界がアメージングに見えました。

王カコンさん 写真① サイズ変更

 20代の私たちが世界の「未来」の鍵を持ち、自分自身の意識で前に進めば、きっと世界が輝くことに確信を持ちました。私はぜひ皆さんに、このプログラムに参加することをお薦めします。きっと自分が磨かれるでしょう。
 私にとっての初めての台湾訪問でしたが、淡江大学のサポートの方々からとても親切にして頂きました。観光地で移動するときに、台湾の特徴や電車でのルール、又、体調は大丈夫かなど、優しく接してもらいました。台湾と中国大陸の関係は、昔の戦争のせいでデリケートな問題になってしまい、台湾は台湾語を使っていますが、もちろん中国の標準語も通じます。私は滞在中に英語が通じない時には中国語で交流ができ、特に現地特有の食べ物の名前は中国語で話してみると、さらに台湾文化が伝わってきました。 

王カコンさん 写真② サイズ変更

 台湾で有名な夜市は、夕方から真夜中に営業する屋台や雑貨、移動販売などの集まる場所です。規模は日本のお祭りよりも広く、台湾特有の様々な食べ物を食べることができます。この夜市は毎晩開かれ、非常に賑やかなものです。又、お寺も訪れましたが、中国内陸のお寺とは違い、古い中国のスタイルが見事に表現されていました。 

 このプログラムで分かったのは、もう一つの言語で自分の視野が広がることです。沢山の知識を吸収し学ぶことにより、世界や価値観がどんどん変わり、この世に必要とされるグローバな人材になれると私は思います。
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