大連理工大学・中日大学学生友好交流大会
大連理工大学研修に参加して
経営研究科1年 坂本宰叙
平成から令和へと時代が移ったこの5月初頭、中国の大連理工大学で日中の学生による交流会が開かれた。1週間という短い期間だったが、期待以上に多くのことを学び、経験することができとても満足のいく時間となった。
中国を訪れるのは今回が初めてだった。初日、大連空港に降り立ちバスで滞在先のホテルへ向かう道中では、好奇心のために車窓から見える街並みをひたすら眺めていた。道路沿いに隙間なく並ぶ店舗の数々、スリリングともいえる自動車や歩行者の流れ、目に映るすべてのことから中国・大連に来たのだという実感が湧いてきた。
中国を訪れるのは今回が初めてだった。初日、大連空港に降り立ちバスで滞在先のホテルへ向かう道中では、好奇心のために車窓から見える街並みをひたすら眺めていた。道路沿いに隙間なく並ぶ店舗の数々、スリリングともいえる自動車や歩行者の流れ、目に映るすべてのことから中国・大連に来たのだという実感が湧いてきた。
翌日、会場となる大学でまず開幕式があった。日本の20数か所の大学から参加した400名近くの学生が一堂に会し、今回のイベントは始まった。
すべてが印象的だった大連での出来事の中でも、特に印象に残ったものが二つある。一つは現地学生との交流だ。この期間中、私たちは日本の学生と中国の学生でペアを組み活動した。私のペアとなったのは孫さんという英語専攻の女子学生で、期間中は常に英語を使ってコミュニケーションをとった。初対面の人と、なおかつ英語での交流なので最初は不安を感じていたが、気さくに接してくれたため緊張することなく楽しい時間を過ごせた。
異文化理解のクラスでは、仲良くなった他のペアと4人でチームを組みグループディスカッションを行った。日中の映画に表れる文化的差異や、学生生活の過ごし方などについて互いの国の事情について意見を交換した。最終的にはクラス内でプレゼンを行い、先生からは高評価をいただき、さらに大勢の人の前で発表する機会を得た。緊張はしたもののその場に立てたことは誇りに思えたし、GDやプレゼン準備を通じて仲間意識も強まったので価値のある経験だった。他にも、自由時間には食事に行ったり、大学近郊を案内してもらったりもした。そのような交流の中で自分が今まで培ってきた英語力に自信が持てるようになったし、より流ちょうに英語を話す仲間に触発されてさらにスキルを磨きたいと強く感じた
すべてが印象的だった大連での出来事の中でも、特に印象に残ったものが二つある。一つは現地学生との交流だ。この期間中、私たちは日本の学生と中国の学生でペアを組み活動した。私のペアとなったのは孫さんという英語専攻の女子学生で、期間中は常に英語を使ってコミュニケーションをとった。初対面の人と、なおかつ英語での交流なので最初は不安を感じていたが、気さくに接してくれたため緊張することなく楽しい時間を過ごせた。
異文化理解のクラスでは、仲良くなった他のペアと4人でチームを組みグループディスカッションを行った。日中の映画に表れる文化的差異や、学生生活の過ごし方などについて互いの国の事情について意見を交換した。最終的にはクラス内でプレゼンを行い、先生からは高評価をいただき、さらに大勢の人の前で発表する機会を得た。緊張はしたもののその場に立てたことは誇りに思えたし、GDやプレゼン準備を通じて仲間意識も強まったので価値のある経験だった。他にも、自由時間には食事に行ったり、大学近郊を案内してもらったりもした。そのような交流の中で自分が今まで培ってきた英語力に自信が持てるようになったし、より流ちょうに英語を話す仲間に触発されてさらにスキルを磨きたいと強く感じた
印象に残ったことの二つ目は、今回初めて触れた中国だ。中国文化体験の時間では、拳法と太極拳、太極扇子を体験した。体力的に厳しいところもあったが、教えの通りに皆で体を動かすのは楽しく飽きることがなかった。また、別の日の市内観光では大連市について理解を深めた。歴史ミュージアムを訪れて20世紀から現在までの大連について学ぶと、日本とのつながりがあると知り親近感が湧き、また近年の市の発展ぶりに驚かされた。同日に立ち寄った市内の遊園地で思い切り羽を伸ばしたのもいい思い出だ。
充実した日々はあっという間に過ぎ去り、1週間の交流会は幕を閉じた。今回得た数々の経験や学びは私に大きな影響を与えた。実際、城西大学に在籍する中国人留学生に対してより仲間意識を持つようになったし、現地での生活や授業をきっかけに中国語の面白さに目覚め、帰国してからは僅かずつながら中国語の学習を始めた。
百聞は一見にしかずと言うように、実際に体験してみることで初めて理解できることは多い。私にとって今回の交流会が同じアジアの一員として中国を捉える一つの契機となった。新たに始まった令和では、世界はより小さくなり人と人との距離はますます縮まっていくだろう。そのような時代を生きる上で、今回の経験を活かし異文化理解に努めていきたい。
充実した日々はあっという間に過ぎ去り、1週間の交流会は幕を閉じた。今回得た数々の経験や学びは私に大きな影響を与えた。実際、城西大学に在籍する中国人留学生に対してより仲間意識を持つようになったし、現地での生活や授業をきっかけに中国語の面白さに目覚め、帰国してからは僅かずつながら中国語の学習を始めた。
百聞は一見にしかずと言うように、実際に体験してみることで初めて理解できることは多い。私にとって今回の交流会が同じアジアの一員として中国を捉える一つの契機となった。新たに始まった令和では、世界はより小さくなり人と人との距離はますます縮まっていくだろう。そのような時代を生きる上で、今回の経験を活かし異文化理解に努めていきたい。