国際交流・留学 Study abroad
経営学部2年 町田夕樹
留学先:サン・カルロス大学(フィリピン)/ 留学期間:2017年4月~2017年10月
留学先:ヤンゴン大学(ミャンマー)/ 留学期間:2017年11月~2018年2月

フィリピン(セブ島)、ミャンマー留学を終えて

 ついに1年間にわたる2ヶ国留学を終えて、日本に帰国しました。この1年間は自分でも驚くほど時間が経つのが早く、今帰国して普通の生活をしているのが信じられません。毎日が刺激的で、もちろん大変でしたがまとめると「楽しかった」です。っというよりも、楽しいことばかりではなかったから、楽しめたのだと思います。何が変わったか?そう問われたとき、これ!と胸を張って言えることは正直あまり思いつきません。しかし、「どこか遠い国」のニュースが、「あの、フィリピン」と「あの、ミャンマー」のニュースに変わりました。これは私にとっての収穫です。発展途上国で生きていくこと、この生活の濃さは、日本で暮らす日常の濃さの何倍だったでしょうか。たまたまカフェで隣になった日本人のバックパッカーの方に言われました。私の印象は「日本」の印象になるのだよと。そんなたまたま隣にいた赤の他人の一言に納得することがあるというのも面白いことでした。そしてご縁が重なり、養護施設へのボランティアにも参加することが出来ました。人身売買のある地域の貧しい子供たちや、エイズ孤児、薬物依存に侵された両親から無理やり引きはがされた兄弟たち…そんな子供たちに教わりました。「不便なことは、不幸せなことではない」と。キラキラした目で見ず知らずの外国人である私を迎えてくれた純粋な心を前に、一緒におやつを食べるときでさえ、これは食べても大丈夫か。食べる前に手を洗いたい。そう思ってしまう自分が情けなくて、惨めで、悲しくなったのを今も忘れることが出来ません。無意識に子供たちへ自己防衛をとってしまう私がボランティアなんてつとまるのだろうか。たった数時間の間に色々と考えさせられました。そして施設で働かれているスタッフの方にズバッと言われました。「ボランティアって言葉があること自体が差別みたいなものなのです。大体はボランティアをしている自分に酔っているだけ。なんの不自由なしに育ってきた日本人のたった1度きりのボランティアで何が変わりますか?」こんな言われ方をするとは予想だにしていなかったので少々苛立ちも覚えましたが、それは思い当たる節があるからなわけで。本当に貴重な体験でした。まさかボランティアに参加して感謝されないことがあるなんて() 私に出来ることは誰にでも出来ます。誰にでも出来ることは私にも出来るかもしれません。
 同じ人間として生まれてきているけれど、場所や環境が少しずれただけでこれだけ生活が変わります。どっちがいい悪いというわけではなく、興味深いものになりました。ありがたいことに私は日本人です。飛行機に乗れば、船に乗れば、どこにでも行ける時代に、国に生まれてきました。世界中のどこへだって行けるのだからこそ、もっと色々な世界に行って色々な生活を見て色々な価値観に触れていきたいと思います。
 1年間の間、「もう無理だ」「頑張れない」とへこむこともありました。そんなとき、誰に相談しようか愚痴を言おうか悩んでいた自分は、帰国した今考えると、とても幸せ者でした。そんなマイナスな気持ちも、ふいに送られてくる友達からの小話やたまにする家族との電話で、「まだいける」「頑張れる」に変わることも少なくありませんでした。こうして些細なことで立ち直り、元気になれるのは、きっと日本で待っていてくれていた友達や、心配しながらも送り出してくれた家族、いつも適切なご指導をしてくださった先生方がいてくれたこそのことです。帰る場所があるから留学ができたのだと私に関わってくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの応援、本当にありがとうございました。

町田さん

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