二代鳥居清倍《二代目市川団十郎と市川升五郎》
にだいとりいきよます《にだいめいちかわだんじゅうろうといちかわますごろう》/享保(1716〜36)後期/細判漆絵 31.7×15.6cm









「寿」と書かれた弓張提灯を持ち威圧する市川団十郎と、子役の升五郎が論闘する場面。人物の手足は、ひょうたん足、みみず描きと呼ばれる、鳥居派独特の肥痩のある線で描かれており、画面には生動感がみなぎる。升五郎は二代目団十郎の子で、享保12年(1727)11月に初舞台、同20年11月に三代目を襲名した。本作品の取材狂言名は不明だが、襲名時期と、落款、版元印の使用時期から、享保16〜19年頃の作であろうか。

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