14章 平面曲線・空間曲線

   平面曲線 P(t) = ( sint, cost), t∈[0,2π] を表示するには、次のように入力します。

> plot( [ sin(t) , cos(t) , t=0 . . 2 * Pi ] ) 

   また曲線が表示される領域の縦と横の比を同じにするには、次のように入力します。

> plot( [ sin(t) , cos(t) , t=0 . . 2 * Pi ] , scaling=constrained ) 

   次に、空間曲線 P(t) = ( t, t2, t3 ) , t∈[-1,1] を表示するには、

> with(plots): 
> spacecurve ( [ t , t^2 , t^3 ], t=-1 . . 1 ) 

と入力します。 画面上ドラッグすることにより、空間曲線を様々な角度から見ることができます。 曲線はデフォルトで200個の点から生成されますが、曲線をより滑らかに表示するには、

>spacecurve ( [ t , t^2 , t^3 ], t=-1 . . 1 , numpoints=n )  

(nは十分大きな自然数 )と入力します。
   それでは以下の実習 14.1 〜 14.6 の曲線を表示してみましょう。

実習 14.1  懸垂線 P(t) = ( t, (et+e-t) / 2 ), t∈[-1,1]

[正解例]


実習 14.2  リマソン P(t) = ( (cost+a) cost, (cost+a) sint ), t∈[0,2π]
(1) a = 1.5 のとき     (2) a = 1.0 のとき     (3) a = 0.5 のとき

[正解例]


実習 14.3  P(t) = ( tant, 1 / cost ), t∈[-π/6,π/6]

[正解例]


実習 14.4  アステロイド P(t) = ( cos3t, sin3t ), t∈[0,2π]

[正解例]


実習 14.5  P(t) = ( etcost, etsint ), t∈[0,30]

[正解例]


実習 14.6 
(1) P(t) = ( cost, sint, t ), t∈[0,6π]
(2) P(t) = ( tcost, tsint, t ), t∈[0,6π]

[正解例]



平面曲線 Γ: P(t) = ( x(t) , y(t) ), t∈[a,b] の長さは

空間曲線 Γ: P(t) = ( x(t) , y(t) , z(t) ), t∈[a,b] の長さは

(いずれも、ba ||P'(t)|| dtの形) で与えられます。 この公式を用いて曲線の長さを計算してみましょう。微分・積分については 10章を参考にしましょう。

実習 14.7 前の実習 14.4 〜 14.6 の曲線の長さを求めてみましょう。必要があれば、

> simplify (式) 

として簡単な形で値を求めてみましょう。

[正解例]