10章 微積分の計算

Maple を用いて導関数を求めるには、 diff コマンドを用います。


>diff(x^10 , x)
(x10の導関数を求める)
10 x9

 高階導関数を求めるときは、 微分する変数を並べて入力するか $n ( n は微分する回数 )と入力します。 例えば、x103階導関数を求めるには


>diff(x^10 x , x , x)


>diff(x^10 , x$3)
などとします。



実習 10.1 次の関数を微分してみましょう。

 (1) x3-2x2-9    (2) (4x2-5)6    (3) ef(x)    (4) f(x)g(x)    (5) f(x)÷g(x)

  (6) sin(x2) 
階微分)   (7) ax階微分)   (8) f(x)g(x)階微分)

[正解例]


積分結果を得るためには、int コマンドを用います。


>int(x^n, x)
(∫xn dxを求める)


>int(sin(Pi * x ) x=0 . . 1/2)
(∫1/20sinπx dxを求める)


>int (exp(-x^2) , x=-infinity . . infinity)
(∫-∞e-x2 dxを求める)


Maple では、無限大 infinity と表します。



実習 10.2    次の不定積分を求めてみましょう。

(1) ∫exdx   (2) ∫(1/sint)dx   (3) ∫axdx   (4) ∫ 1/(1+x2) dx

[正解例]


実習 10.3 次の定積分を求めてみましょう。

(1) ∫10(2x+1)exdx   (2) ∫1-11/(1+x2)dx   (3) ∫ba(x-a)(x-b)dx

[正解例]