2017年度展覧会




水田コレクション展 浮世絵版画の判型







会 期 : 2017年4月5日(水)〜22日(土)
会 場 : 城西大学水田美術館 ギャラリー1
開館時間: 午前10時〜午後4時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 日曜日・月曜日
観覧料 : 一般200円、高校生以下無料




このたび、城西大学水田美術館におきまして「水田コレクション展 浮世絵版画の判型」を開催します。


現在の用紙にはA4、B5といった規格サイズがあり、様々な場面や用途によって使い分けられています。江戸時代に誕生した浮世絵版画も同様に色々なサイズ(=判型:はんけい))の紙に摺られていました。初期浮世絵の頃は、用紙の種類や判型に統一性はありませんでしたが、明和期(1764〜72)に錦絵(多色摺木版画)が誕生して量産されるようになると、何色もの重ね摺りにも耐えられる奉書紙(ほうしょし)が一般的となり、判型も定まります。浮世絵版画で最も多く摺られていたのは大奉書(おおぼうしょ)を半分に裁断した大判で、中判、細判といった小さな判型も、比較的安く購入できると喜ばれました。柱絵判(はしらえばん)や長大判(ちょうおおばん)など縦長の変形判は、しばしば掛軸装にされ、庶民にはなかなか手の届かない肉筆画のような壁掛け絵として楽しまれました。特殊な判型である団扇絵判(うちわえばん)は、絵の部分が団扇の形をしており、切り取って実際に団扇に張り付けることで、涼をとりながら浮世絵も楽しめる実用に即した判型です。また錦絵を縦、あるいは横に複数つなげた「続物(つづきもの)」が登場、ワイドスクリーンによるダイナミックな構図や奥行きのある空間表現が可能となりました。


本展覧会では、初期から明治期に渡ってバリエーション豊かな判型と続物の作品をご覧いただきます。創意工夫が凝らされた浮世絵版画の世界をお楽しみください。







関連企画
ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
日時:4月8日(土) 14時00分〜 約30分
参加無料/要観覧料 ※ご希望の方は2階受付にお申し付けください。


−主な作品−





鳥居清倍《太夫と二人の禿図》
竪大々判丹絵 58.0cm×30.2cm



磯田湖龍斎《明烏》
柱絵判錦絵 70.6cm×12.0cm
 


鈴木春信《六玉川 千鳥の玉川》
中判錦絵 27.6cm×20.8cm
 


3代歌川豊国
《大友息女若茶姫 鷲津六郎同七郎 玄海灘右衛門》
大判錦絵三枚続 (右)37.0cm×25.4cm
(中)36.7cm×25.4cm (左)37.0cm×25.4cm