2022.04.21
医療栄養学科 お知らせ
【医療栄養学科】食毒性学研究室における早期配属生の取り組み例:薬膳食材を用いたレシピ開発2022 ~「補気」「補血」効果のある鮭を使ったレシピ その2~ 【取組】
食毒性学研究室では卒業研究の課題として、薬膳食材を用いたレシピ開発し、実食して薬膳食材の効能を体験する取り組みを行っています。今回は、2年生の早期配属生3名が考えてくれたメニューを順番に紹介していきます。

メイン食材としたのは「鮭」です。鮭の身は特徴的なピンク色をしていますが、分類上は白身魚です。この赤い色素である「アスタキサンチン」には、強い抗酸化作用があり、抗炎症作用や生活習慣病の予防に効果を発揮します。このアスタキサンチンは、花粉症やアレルギー症状の改善にも効果が期待されています。また鮭には同様にアレルギー改善作用を持つDHAや免疫力の維持に欠かせないビタミンⅮも多く含まれます。
また鮭は「補気(エネルギーを補給し、気力を向上させる)」や「補血(血液をつくる栄養を補う)」の効果があるとされている薬膳食材になります。お腹を温めて胃腸の機能を強化するため、貧血や冷え症にも効果的です。日中は春らしい気候となってきましたが、朝晩はまだ寒いこの時期にぜひお試しください!

2品目は台湾料理の「清蒸鮭魚豆腐(チンジョングェイユゥトゥフゥ)」のアレンジレシピです!

220421食毒性学研究室

清蒸鮭魚豆腐(チンジョングェイユゥトゥフゥ)
【材料:4~5人分】

鮭      300g
絹ごし豆腐  400g
ほうれん草  8束
キャベツ   200g
ネギ     1本
唐辛子    少々(お好みで)
■ お好みの野菜トッピング
水菜     適量
ミニトマト  適量
■ 調味液
醤油     大さじ3          
酒      大さじ1
水      70cc
砂糖     小さじ1
■ 仕上げ用
サラダ油   大さじ2
ごま油    大さじ2

具体的な作り方はクックパッドをご確認ください。
https://cookpad.com/recipe/715278
【レシピを考案してくれた篠原さん(2年生)の感想】
台湾料理の清蒸鮭魚豆腐を、中国料理の麒麟鯛魚を参考に薬膳料理として少しアレンジしました。基本のレシピに、見た目も華やかになるよう、季節の野菜のキャベツとほうれん草を加えています。「清蒸(チンジョン)」という単語は上に乗せたネギ類に熱い香油をかけて派手な音と共にいただく料理に共通し、中国料理にもこの単語を料理名に持つ料理があります。音を楽しみながら、熱々のうちに召し上がるのが非常におすすめです。


次回のレシピもお楽しみに!
研究室紹介ページURL:
www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/laboratory/syokudokusei.html
ハッシュタグ:
lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_pharmacy_wada
城西大学薬学部医療栄養学科
(管理栄養士養成課程)
食毒性学研究室 
教授 和田政裕 和田先生 
准教授 五十嵐庸 五十嵐先生 
 助手 山田 沙奈恵 山田先生 
(管理栄養士)   

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