2018年度展覧会




埼玉の歴史と文化に触れるU 秩父巡礼







会 期 : 【前期】2018年7月10日(火)〜 8月4日(土)※終了しました
      【後期】8月22日(水)〜 9月15日(土)
会 場 : 城西大学水田美術館 ギャラリー1、2
開館時間: 午前10時〜午後4時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 日曜日・月曜日・祝日・夏季休業(8月7日〜20日)
観覧料 : 一般300円、高校生以下無料
      ※前期チケットご提示で、後期観覧料が200円になります。
主 催 : 城西大学水田美術館
協 力 : 秩父札所連合会、一般社団法人秩父観光協会




このたび、城西大学水田美術館におきまして「埼玉の歴史と文化に触れるU 秩父巡礼」を開催します。


寺社参詣は、人々の信仰心を高めるものとして、貴族や修験僧、僧侶など特定の身分において古来より行われていました。 時代が下るにつれて民衆化し、江戸時代では、経済の発展や交通網の整備が気軽な旅へと人々を誘い、「江ノ島詣」や「伊勢参り」の大流行を生み出すなど、 「信仰」としてだけではなく、「物見遊山」としてもより身近な対象になっていきます。


本展では、埼玉県秩父市に点在する三十四ヶ所の観音霊場を廻る秩父巡礼を取り上げます。秩父巡礼は、当初、西国三十三札所、板東三十三札所にならい、三十三の札所を巡るものでしたが、 17世紀前半頃より三十四の札所へと変わり、以降三つの巡礼を合せて「日本百観音」と呼び、広く親しまれるようになります。


このたびの展示では、百観音霊場を取り扱った浮世絵《観音霊験記》から秩父の部分を描いた《観音霊験記 秩父順礼》をご紹介します。 本作は、各霊場の縁起を三代歌川豊国が描き、境内の景観を二代歌川広重が描いたもので、幕末期の観音霊場紹介の資料として貴重です。 本展では、35点のうち目次以外の34点を前期と後期に分けて展示します。また、江戸時代から明治期にかけての秩父巡礼あるいは秩父に関する研究書や日記、絵図なども併せてご紹介。 加えて、秩父三十四ヶ所の各札所を中心に、秩父の自然や文化を紹介するパネル展示も行います。 本展を通して、巡礼地として信仰性豊かな、自然と文化に溢れた歴史ある秩父の魅力をお楽しみください。







関連企画
■学芸員によるスライドトーク(展覧会の見どころをスライドで解説します)
日 時:7月21日(土)、9月1日(土) 各午後2時〜3時(予定)
場 所:城西大学水田記念図書館2階視聴覚室
※申込不要



−主な作品−





1、三代歌川豊国、二代歌川広重
《観音霊験記 秩父順礼》
「一番 四萬部寺 幼通比丘」
大判錦絵、安政6年(1859)(前期展示)


2、三代歌川豊国、二代歌川広重
《観音霊験記 秩父順礼》
「十三番 旗下山慈眼寺 火災の利益」
大判錦絵、安政6年(1859)(前期展示)


3、三代歌川豊国、二代歌川広重
《観音霊験記 秩父順礼》
「廿九番 笹の戸見目山長泉院 龍女」
大判錦絵、安政6年(1859)(後期展示)


4、三代歌川豊国、二代歌川広重
《観音霊験記 秩父順礼》
「三拾四番 日澤山水潜寺 札立峠」
大判錦絵、安政6年(1859)(後期展示)


5、『秩父順礼之縁記』正徳4年(1714)
埼玉県立図書館蔵


6、橋本徳瓶《秩父独案内》間倍判錦絵
文化10年(1813)、埼玉県立図書館蔵

※1〜4は当館蔵
※5は史料保護のため、会期中ページ替えを行います