城西大学薬学部の先輩に聞く!

  • 薬学科
    【薬剤師養成課程】
  • 薬科学科
    【研究・開発者育成】
  • 医療栄養学科
    【管理栄養士養成課程】
卒業したら、どんなところで働けるの?

卒業生interview/MRとして働く

薬学科2021年卒業

加藤 諒さん

協和キリン株式会社
営業本部

医療用医薬品などの情報提供を通して
医療に貢献しています

こんな仕事をしています

MR(医薬情報担当者)として、患者さんの治療に最適な薬の処方をお手伝いしています。医師の処方方針や患者さんの状態を考慮しつつ、薬の有効性と安全面といった複数の観点から治療プランを提案しなければならないのが難しい点ですが、医師を通じて患者さんの状態が良くなったと聞くとやりがいを感じます。

城西大学を選んだ理由は・・・

中学生のころ「なぜ、こんなに小さな粒を飲むと鼻水や頭痛などの症状が治るのだろう?」と思ったのがきっかけで、本格的に薬のメカニズムを学びたいと思い薬学部をめざしました。城西大学を志望した理由は、歴史があり、都会から離れた落ち着いた環境で勉学に励むことができると考えたためです。

城西大学の学びのここがいい!

学生思いの先生がたくさんおられ、悩みや疑問をいつでも相談できるので快適な大学生活を送ることができました。また、自分の進路を後押ししてくれる同級生とも出会えました。研究室では、なぜその結果になったのかを仮説思考で考えることを学びました。仮説を立てることで、次にやるべきことが明確になるので、社会人になった今でも仮説思考を意識して行動しています。

これからの目標

6年間学んだ薬学的な知見を生かして「医療従事者から必要とされるMR」になることが目標です。そのために、最新の医学論文を読むことや気になったことはすぐに調べることを意識し、常に知識をアップデートするよう心がけています。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/薬局薬剤師として働く

薬学科2021年卒業

久保田 章さん

アポクリート株式会社
アイランド薬局春光店勤務

患者さんが笑顔になって
帰られるとき、
やりがいを感じます

こんな仕事をしています

薬局で働こうと思ったのは、患者さんの生活に近い存在で関わる時間も多く、一人ひとりを長く支えていけると考えたからです。処方箋に基づき薬を用意し、説明してお渡しすることが主な仕事ではありますが、この仕事の本質は薬を通して患者さんの日々の生活を少しでも豊かに、かつ長く健康的に過ごせるようにフォローすることだと思っています。この仕事をしていて良かったと感じるのは、薬や疾患についてさまざまな不安を抱えて来局される患者さんが、私たちと話した後、「気持ちが楽になった」と笑顔で帰っていかれるときです。

城西大学を選んだ理由は・・・

以前から理科系の科目が好きでした。薬学科に進学したのは、世の中にたくさんある医薬品がどのように作用し、私たちの健康に役立っているのかに興味を持ったことがきっかけです。

城西大学の学びのここがいい!

動く、食べる、寝るなどの活動を、自分たちの体がどのような流れで行っているのか、またそこに薬がどのように作用するのかを学ぶことができました。日々の生活で何となく疑問に思っていた謎が学ぶ中で解明されていくのは面白く、今の仕事にも役立っていると感じます。

これからの目標

まだまだ知識や経験が足りていないなと感じることが多くあります。これからも現状に満足せず研鑽(けんさん)を続け、「この人がいるからこの薬局に来る」と患者さんに思ってもらえるような薬剤師になりたいと思っています。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/病院薬剤師として働く

薬学科2021年卒業

雨宮 樹奈さん

埼玉県立循環器・
呼吸器病センター

患者さんの気持ちに
寄り添える
薬剤師をめざしています

こんな仕事をしています

患者さんのカルテや検査値を診ながら処方意図を考えて調剤を行うほか、病棟の注射薬調剤や抗がん剤調剤、医療用麻薬の管理などを行っています。医師に薬の提案ができたときは自信につながりました。また、薬疹疑いで医師から相談を受け、被疑薬を特定できたときは、薬の専門家としての役割を果たすことができ、大きなやりがいを感じました。

城西大学を選んだ理由は・・・

通っていた薬局の薬剤師さんに憧れたことがきっかけです。久しぶりに薬局に訪ねたときも、前回の内容を覚えていて、親切丁寧に症状の確認をしてくれました。親身になって私の話を聞き、どんなに忙しくても丁寧に薬の説明をしてくれた姿に憧れ、気づけば「将来の夢」が薬剤師になっていました。

城西大学の学びのここがいい!

城西大学の薬学部には薬学科、薬科学科、医療栄養学科の3つの学科があり、合同でグループディスカッションを行う授業がありました。このとき、コミュニケーション能力の大切さを知るとともに、他の専門職とかかわることで考え方や視野が広がりました。

これからの目標

日々、知識不足と経験不足を痛感していますが、病気の知識を増やすことはもちろん、周囲から頼りにされる薬剤師になれるよう、少しずつでも前に進んでいきたいです。そして、患者さんの気持ちに寄り添える人になりたいと思っています。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/公務員として働く

薬学科2017年卒業

菅原 光希さん

埼玉県東松山保健所
生活衛生・薬事担当

住民の健康を支える
公衆衛生の向上に努めています

こんな仕事をしています

薬局・ドラッグストア等の許認可業務、医療用麻薬が適正に使用されているか立入検査を行う業務、薬物乱用防止普及啓発業務、献血推進業務など、仕事は多岐にわたります。許認可業務では、的確かつ迅速な判断が求められますが、自分が生まれ育った埼玉の人々の生活に直接寄与し、健康被害を未然に防ぐことにやりがいを感じます。保健所には、薬剤師以外に医師・獣医師・保健師・栄養士・行政職などさまざまな職員がおり、それぞれの専門性を生かすことで経験や知識も広がります。

城西大学を選んだ理由は・・・

高校時代、化学の有機化合物の実験で、解熱鎮痛剤のアセチルサリチル酸が簡単に生成できたことで興味を持ち、薬の作用と身体のかかわりについて、より詳しく学びたいと思いました。城西大学を志望した理由は、食と栄養の知識を身につけ、栄養学の知識を持った薬剤師を育成するというカリキュラムに魅力を感じたからです。

城西大学の学びのここがいい!

自然豊かで広大なキャンパス内に、図書館・学食・研究設備などが充実しています。また、総合大学のためさまざまな学部の学生とも交流できます。就職活動では、小論文の添削、集団討論のポイントのアドバイス、模擬面接など、就職課の方の手厚いサポートのおかげで、採用試験に自信をもって挑むことができました。

これからの目標

公衆衛生にかかわるさまざまな業務を経験し、各業務に精通した行政薬剤師になりたいです。多くの経験を積み、県民の安心・安全に貢献していけるよう知識や技術を身につけたいと考えています。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/大学教員として働く

薬学科2012年卒業

田島 彩沙さん

東京慈恵会医科
大学分子生物学講座 助教

研究で新しい発見を
したときの喜びは格別です

こんな仕事をしています

大学教員として学生を指導しながら、専門分野の研究を行っています。まだ誰も知らないことを追究するので壁にぶつかることも多々ありますが、新しい発見をしたときはそれまでの辛さも吹き飛ぶほどの喜びがあります。また、自分自身は大きな発見はできないかもしれませんが、指導した学生たちが将来何か新しい重要な発見をするかもしれないし、病気で苦しむ多くの患者さんを救うかもしれない。そんなことを考えながら働けるこの仕事には、とても夢があると思います。

城西大学を選んだ理由は・・・

研究者になることが子どもの頃からの夢で、薬の開発がしたいと思い、高校受験で薬学部がある城西大学の附属高校に進学しました。そのため大学を訪問する機会が何度もあり、大学生の先輩からお話を聞くこともできました。先生方がとても熱心な印象で、医療栄養学科や薬科学科との合同授業があることも魅力だと感じました。

城西大学の学びのここがいい!

化粧品や栄養学に関する授業も選択でき、そこで得た知識は今でも覚えています。また、総合大学なので他学部とのつながりがあります。私は理学部で行われているバイオ技術者認定試験を受験し、上級の資格を取得できました。他にも、海外での学会発表を経験したことで英会話にも興味をもち、国際交流センターで外国人の先生とも交流しました。

これからの目標

大学では薬学部、大学院では医学部、留学先は栄養学部で学び、多様な視点を得る環境に恵まれました。医療・健康に密接に関わるこれらの学びを生かして、物事を広い視野に立って捉え、新たな着想で道を切り拓き、医学・医療の発展に貢献できるように尽力したいと考えています。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/在宅医療のサポーターとして働く

薬学科2008年卒業

小田長 晶子さん

ウエルシア薬局株式会社
調剤運営本部
在宅推進部 在宅連携SV

在宅医療の現場に立つ
薬剤師をサポートしています

こんな仕事をしています

在宅医療のスタートをサポートする部署で働いています。在宅医療の現場にはさまざまな生活環境の方がおられ、支援の難しさを感じることもあります。私は薬剤師がそうした課題に直面したときや、他職種の医療従事者と解決していく方法をアドバイスしています。早くから在宅医療に力を入れてきた会社で、「在宅で医療的サポートが必要な方への支援をする」という共通の目標を持つ方々と仕事ができ、とても充実しています。

城西大学を選んだ理由は・・・

家族の勧めもあり、薬剤師という職業に興味を持ちました。当時、城西大学は埼玉県で唯一の薬学部がある大学で、緑が多い中で学べる環境が整っていることと、総合大学でもあることから薬学部以外の方とも交流できると思い、入学を決めました。

城西大学の学びのここがいい!

担任制があり、先生にいろいろなことを相談しやすい環境でした。進路に悩んだときには、研究室以外の先生方も進路の多様性を教えてくださいました。印象に残っている授業は物理薬剤学、製剤学です。高校生の頃には苦手だった物理も、薬の作用に影響しているとわかるととても興味深く、熱心に勉強できて成績も上がりました。

これからの目標

現在、薬学博士の取得をめざして週末に社会人大学院に通っています。研究を通して少しでも社会に貢献できる情報提供をしたいと考えています。これまでは「在宅医療」に特化して仕事を続けてきましたが、今後は「女性のヘルスケア」や「予防医療」の知識を身につけ、カウンセリングができる薬剤師になることが目標です。

「薬剤師のしごと」をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/基礎研究(医薬品)

2018年卒業
博士前期課程2020年修了

堀本 泰弘さん

株式会社新日本科学
安全性研究所 実験動物管理部
兼 薬効薬理研究部

前臨床試験で、
副作用の少ない薬の開発に貢献しています。

こんな仕事をしています

私の所属する安全性研究所では、創薬研究で開発された新薬候補化合物について、ヒトを対象とした臨床試験の前段階である、前臨床試験を行っています。私はその動物実験担当責任者として、動物実験における投与、観察、測定を行い、薬物の安全性及び有効性を確認しています。前臨床試験で薬の副作用を見つけ出し、より副作用の少ない安全な薬の開発に貢献できること、それにより患者さんを笑顔にできることを誇りに思っています。

城西大学を選んだ理由は・・・

食品、医薬品、化粧品といったさまざまな分野を学べることに魅力を感じたからです。高校生の時は学びたいことが具体的に定まっておらず、大学在学中にさまざまなことに挑戦し、その経験をもとに興味のある分野を見つけたいと考えていました。城西大学は、人生の方向性を決めるための、多くの学びを与えてくれる場所であると思い、入学を決めました。

城西大学の学びのここがいい!

薬科学科は早期研究室配属や海外留学など、興味の方向性を探る環境が整っています。おかげで、私はやりたいと思える研究分野を見つけることができました。前臨床試験では高い科学力が求められますが、試験ミーティングに呼ばれ、新人ながら意見を求められた際には、大学や大学院で学んだことをもとに有意義な発言ができました。在学中に積み上げた知識や経験は、就職後も自らを支える武器となり、キャリア形成に大いに役立っていると感じています。

これからの目標

今後の目標は世界で通用する専門家になることです。当社には海外の学会で発表するなど世界規模で活躍する専門家がたくさん在籍しています。そうした先輩方のようになるため、資格の取得や技術の習得など、自己研鑽に努めています。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/研究開発(化粧品)

2020年卒業
博士前期課程2022年修了

矢口 真帆さん

岩瀬コスファ株式会社
研究開発部

化粧品の新しい処方や
新商品を開発することが目標です。

こんな仕事をしています

化粧品の根底である原料の新規処方や、原料がどんな化粧品に配合できるか、配合することでどのような効果が得られるかを研究しています。シャンプーに使用していた原料をスキンケアの製品に配合してみるなど、特に新規性にフォーカスした研究は試行錯誤の繰り返しです。化粧品業界に入りたかった私にとって、毎日化粧品関連の知識に触れられることはとても楽しく、刺激的です。

城西大学を選んだ理由は・・・

理系の単科大学とは異なり、城西大学には文系の学部や他の理系学部があります。部活動や授業を通して他の学部の方と交流する機会があるので、専門分野以外の知識にも触れることができ、とても新鮮です。また、留学制度に限らず、留学生と身近に触れ合う機会があるのは城西大学ならではだと思います。薬科学科を選んだのは、薬学の知識をベースに美容・食品・くすりのさまざまな分野を学ぶことができるからです。もともと化粧品に興味があった人にとっても、私のように学ぶ過程で化粧品に興味を持った人にとっても、さまざまな分野の知識に触れることは重要だと思いました。

城西大学の学びのここがいい!

3年次の後期に研究室に本配属されることで、早くから研究に触れることができます。また、指導してくださる先生や先輩との距離が近いため質問がしやすく、疑問を解決するヒントを身近に得られます。その環境の中で、「自分自身がやるべきことを理解し、1つの物事に一生懸命に取り組み、納得がいくまで議論する力」が身につきました。この力は社会人になった今も、研究者として新しい処方を考え、提案する際の大きな支えになっています。

これからの目標

直近の目標は、自分の立場とやるべきことを理解して行動に移すことです。学生時代、積極的に学会発表や論文投稿などを行った経験を生かし、成果を世の中に発信できることを目標にがんばっています。将来的には、新規処方や新規化粧品を開発し、一つでも多く世の中に出すことをめざしています。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/治験

2020年卒業
博士前期課程2022年修了

鈴木 媛子さん

株式会社医療システム研究所
治験支援部

新薬の有効性を確かめ、
人々の健康に貢献できる仕事です。

こんな仕事をしています

治験コーディネーター(CRC)をしています。薬の安全性や有効性を評価するためには動物実験や臨床試験が必要だと知り、新薬を待つ方のため、また、患者さんに寄り添いたいと考えてこの仕事を選びました。患者さん、医師、医療機関のスタッフ、製薬会社の間に立ってスムーズな治験を行うためには、コミュニケーション能力や調整力が必要ですが、世に出ていない新薬の有効性を近くで実感できるところや、人々の健康維持と増進のために貢献できることが、CRCならではだと思います。

城西大学を選んだ理由は・・・

高校生の頃、やりたいことが明確になっていませんでしたが、理系の勉強は好きでした。中でも薬学は、薬と体の仕組みという、人のためや自分や家族にも役立つ知識が得られると思いました。また、城西大学は医薬品、化粧品、食品が学べる環境があるので、多様な分野を学ぶことで将来のことを考える良い期間になると思い、志望しました。

城西大学の学びのここがいい!

期待通り、医薬品、化粧品、食品の分野を専門的に学べるカリキュラムが充実しており、授業や実習でもすべての分野を体験できました。また、資格取得のサポート体制もあり、私は登録販売員とビューティケアアドバイザーの資格を取得しました。これは大学で学んだ医薬品や化粧品の知識が身についた証明となって、今の私の自信につながっています。

これからの目標

今後は、新薬を必要とする患者さんに一日でも早く治療薬を提供できるよう、最善を尽くしたいと思っています。CRCは人とのつながりを大切にする職業でもあり、試験実施時には臨機応変な対応が求められます。多くの試験を経験し、知識や技能を身につけて、一人前のCRCになることが目標です。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/製造(血液製剤)

2022年卒業

飯田 美咲さん

日本赤十字社関東甲信越
ブロック血液センター 埼玉製造所
製剤二部製剤二課

血液製剤の、
安全性の向上と安定供給に努めています。

こんな仕事をしています

献血にご協力いただいた方の血液を受け入れ、輸血用血液製剤や血漿分画製剤の原料を調整しています。血液製剤は、厳密な衛生管理・製造管理・品質管理の下で調整し、安全性の向上と安定供給に努めています。製剤部の仕事内容は幅広く、受け入れから製品化、出荷までの工程を担います。覚える事が多く、時間も限られているため、状況を判断し行動することは大変ですが、人と人との懸け橋のような役割として日々血液を調整することにやりがいを感じています。

城西大学を選んだ理由は・・・

進路を選ぶ際、医療の分野で人のために働きたいという想いと、好きな化粧品に携わりたいという想いで葛藤があり、高校時代は、なかなか自分の将来を決めることができませんでした。そんな時に、医薬品と化粧品をどちらも学ぶことができる城西大学の薬科学科の存在を知ったことが志望の決め手となりました。

城西大学の学びのここがいい!

医薬品・食品・化粧品を幅広く学ぶことで、視野広く将来を見据えて学ぶことができました。薬科学実習は面白い内容のものが多いため、在学中にやりたいことを見つけることができると思います。また、研究室での活動を通じて、計画力や行動力などを身につけることができました。先生方はみな親切で、担任制度もあったため、何か不安なことがあってもサポートを受けられる環境が整っています。

これからの目標

アサーティブコミュニケーションを身につけて仕事に生かすことや、視野を広く持ち、正しい状況判断で行動できる力を養うことが目標です。早く仕事を覚えて会社や社会に貢献できる人材になり、血液製剤を調整する際のさまざまな工程に携わりたいと考えています。学生時代は家族をはじめ多くの人に支えられてきました。これからはそれ以上の恩返しをしていきたいと思っています。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/商品開発(食品)

2017年卒業
博士前期課程2019年修了

西潟 怜さん

株式会社ピックルスコーポレーション
開発室開発課

野菜のおいしさを生かした
商品を開発しています。

こんな仕事をしています

キムチや漬物、惣菜の商品開発を中心に、新規事業やパッケージデザインなどにも幅広く携わっています。お客さまに安全で美味しい食事を楽しんでいただくために、市場のニーズを掴みながら商品の設計から製造まで行っています。

大学で学んでよかったこと

研究活動の中で、疑問と考えをまとめる力や探求することの楽しさを学びました。この学びは商品開発に必要なニーズの把握、情報精査、創造などでもとても役に立っています。

高校生の皆さんへ

時間は大切です。時間の使い方はその人の自由ですが、何に使うかを考えることは重要です。新しいことへの挑戦や日々の疑問の解決など、さまざまな経験を通して、新しい発見が見つかるかもしれません。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/品質保証

2018年卒業
博士前期課程2020年修了

加藤 岳さん

興和株式会社 医薬事業部
真岡工場 品質保証課

製品のより良い品質を
追求することを心がけています。

こんな仕事をしています

品質保証課は文字通り、製品の品質を保証する部署です。工場で生産される医薬品の品質を担保するために、より良い品質を追求することを心がけています。医薬品に関する規制要件や製造環境、製造工程、製品の特性など、多くの知識を正確に身につけなければならない難しさがありますが、製造工程で生じた問題やお客さまからの要望に対して、工場の方々と協力して改善につなげることができたときの喜びは大きく、やりがいがあります。

城西大学を選んだ理由は・・・

小さい頃から薬や病気の仕組みに興味があり、進路を決める際にもっと勉強してみたいと思ったのが薬学部を志望したきっかけでした。城西大学の薬科学科は医薬品のみならず、化粧品や食品など幅広い分野を学べると知って、医薬品以外の分野にも興味を持つようになり、せっかくなら幅広く学びたいと思ったことが決め手になりました。

城西大学の学びのここがいい!

多くの分野に触れることができるので、好奇心旺盛な人にはとても良い環境だと思います。最初は興味がなかった分野でも学んでいくうちに関心が深まり、その分野の会社を志望した友人もいました。私自身も、多くの分野を学ぶことで視野が広がり、さらに研究室で専門性を身につけたことで、常に「何故そうなるのか?」と自分なりに疑問を持てるようになりました。これは仕事を行う上でとても大事なことで、城西大学で学んでよかったと日々実感しています。

これからの目標

多方面の知識を持つジェネラリストとして、社会に貢献できる人物になることをめざしています。大学で学んだ多くのことを復習しつつ、さらにより多くのことに興味を広げながら、得た知識を仕事に生かしたいと思っています。

「美容・食品・くすり」の仕事をもっと知る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/病院で働く

2019年卒業
2021年博士前期課程修了

吉田 竜也さん

埼玉医科大学国際医療センター
栄養部

患者さんの栄養相談に、
薬学の知識が生きています

こんな仕事をしています

病院で管理栄養士をしています。患者さんは、一人ひとり疾患も生活環境も社会背景も大きく異なります。そのため患者さんの話を聞き、ニーズやウォンツに沿いながら栄養学や医学的、あるいは薬学的にその方に沿った支援を考え、伝えることは自分の中では楽しい時間です。また、定期入院などで再度お会いしたときに『先生の栄養相談のおかげで体調がよくなったよ!』と言っていただいたときはとても嬉しいですね。

城西大学を選んだ理由は・・・

もともと料理が好きで、高校の家庭科で栄養のことに触れる授業があり、栄養と料理のどちらにも携われる管理栄養士をめざそうと思いました。城西大学に進んだ高校の先輩から、管理栄養士資格が取得できる学科があると教えられ、調べると管理栄養士過程では珍しい薬学部の中にあり、薬学の面からも学べることに魅力を感じて志望しました。

城西大学の学びのここがいい!

病院で働くにあたり、種々の薬を服用している患者さんへ、食べ合わせや飲み合わせについて、どのようなことに気をつけるべきかを適切にアドバイスできるようになったことが、城西大学薬学部で学んだからこそだと思います。また、研究室の先生からは、研究はもちろん、医療人としての姿勢や患者さんとの向き合い方まで、多くのことを教えていただきました。管理栄養士としてだけでなく、一人の人間としてどのような支援ができるか、全人的な支援という考え方ができるようになったと思います。

これからの目標

病院という治療を行う場での経験を、より多くの人へ還元することが目標です。例えば、研究者として学生の指導に当たったり、行政の立場から予防医学的なアプローチをしたりもできると思っています。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/福祉業界で働く

2016年卒業
2018年博士前期課程修了

奥野 真由さん

社会福祉法人埼玉県
社会福祉協議会
福祉人材センター

福祉の仕事と働く人を
つなぐサポートをしています

こんな仕事をしています

現在は、福祉現場で働きたい・興味がある方と福祉施設のつなぎ役をしたり、中高生、大学生、専門学生などに、福祉の仕事やその魅力を伝える授業を行ったり、イベントなどでのPR活動を行っています。管理栄養士の資格を直接生かす職場ではありませんが、在学中に培ったコミュニケーション力、計画的な物事の進め方、生活から人を見る視点などは今の仕事にも役立っています。また、資格があるからこそわかる話や深掘りできることもあるので、この資格は心強いお守りのような存在です。

城西大学を選んだ理由は・・・

栄養だけでなく、薬についても学べることが決め手になりました。私自身、小学5年の時に発症した持病の影響で、徹底した食事管理はもちろん、さまざまな薬を服用しながら生活しています。そのこともあって、食品と薬が一緒に体内に入ることでの良い効果・悪い効果などを、他大学より広く深く学べると思いました。

城西大学の学びのここがいい!

管理栄養士に必要な基礎から応用、実践まで、バランスよく身につけることができると思います。IPW実習で、学内外の他職種の人や対象者の方にかかわれたことも、今の自分につながる大切な経験です。学生の好奇心や挑戦心に対して、先生方は必ず「いいね、やってみよう」と背中を押してくださいました。私にとって何より学び進める原動力だったと感じています。

これからの目標

健康や食に対する考え方・めざす場所は、人それぞれです。管理栄養士資格を取得する過程で、私が一番に考えたいのは「食べる楽しみ」であることに気づきました。資格を生かして働く道ではないですが、今後も仕事やボランティアなどで関わる方々の食べる楽しみに思いをはせながら活動していきたいと思っています。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/食品メーカーで働く

2017年卒業
2019年博士前期課程修了

小林 亮介さん

盛田株式会社 小豆島工場
品質管理部 品質管理課
研究開発チーム

古き良き食文化を、
新しい技術で時代に合ったものに

こんな仕事をしています

現在は、醤油メーカーで主に醤油加工品などの商品開発をしています。これまで「醤油は高塩分のため腐らない」というのが常識でした。しかし、近年は低塩分の製品が好まれることから、製品は腐る状況へどんどんシフトしています。市場のニーズを考えるだけでなく、食品の安全・安心を担保した商品設計が求められており、古き良きものを生かしながら新しい技術で品質を向上させることに取り組んでいます。

城西大学を選んだ理由は・・・

高校時代、入院した母を見舞うために作ったクッキーを、母がおいしそうに食べてくれたことがありました。食には人を元気づける力があると実感し、深く食を学び、「食を通して人を喜ばせる仕事」をしたいと思うようになりました。城西大学を志望した理由は、食べ物に加え薬も勉強できること、他大の栄養系の学科に比べて男子学生の割合が多かったこと、自然の中でのびのびと学習できる環境があったからです。

城西大学の学びのここがいい!

食品表示のルールは定期的に変わるので、大学時代に必要な情報を自分で取りに行くスキルを学んでおいてよかったと思います。また、わからないことが次々出てくるので日々勉強する必要があります。そのため、在学中に身についた勉強習慣には、大いに助けられていると実感しています。

これからの目標

日本の醸造技術、管理栄養士の知識、小豆島の食文化、地元埼玉の食文化などの知識を掛け合わせることで、今までにない商品を世の中に出すことが目標です。また、私の妻も同じ城西大学卒の管理栄養士なのですが、彼女は将来、古民家を改修してトータルケアができるようなゲストハウスを作りたいと計画しています。その目標を一緒に達成したいと思っています。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/薬局で働く

2017年卒業

新沼 優子さん

株式会社パル・オネスト
イノベーション事業部
栄養サポート課

地域に身近な薬局で、
栄養面から健康をサポートします

こんな仕事をしています

薬局の管理栄養士として、有料の栄養相談のほか、地域の方々を集めた食事のセミナー、社内でのセミナー、カフェでの業務や調剤事務などを行っています。患者さんの中には栄養相談を行っても検査値が思わしくなかったり、栄養相談の継続を望まなかったりすることもしばしば。どうしたら数値が良好になるのか、継続していただけるか日々苦悩しています。一方で、「病院で伝えられなかったことがここでは伝えられる」「気軽に立ち寄ることができる」とお声がけいただくこともあるので、薬局は地域の方々に身近に思っていただける場だと実感しています。

城西大学を選んだ理由は・・・

高校時代、父が手術をし、病院の管理栄養士から術後の食事指導を受けている様子を見て、管理栄養士に憧れました。城西大学を志望した理由は、管理栄養士を養成する学科が「薬学部」の中にあり、食事だけでなく薬についても学ぶことができるため、より応用力のある管理栄養士になることができると思ったからです。

城西大学の学びのここがいい!

管理栄養士の知識に加え、薬の知識も得ることができ、そのおかげで就職して1年目のうちに登録販売者の資格を取得できました。今では処方箋を見ただけで、その患者さんがどんなことに悩んでいるのか、その悩みにどう食事でアプローチできるかを提案することができます。

これからの目標

2022年4月に当社がオープンした『PALCAFE』には「認定栄養ケア・ステーション」があります。そこで地域の方々の悩みや不安を解消するため、食事の提供や栄養相談、献立作成、栄養価計算、料理教室など、さまざまなサービスを提供して、健康を栄養面からサポートしています。管理栄養士をさらに身近に感じていただき、憩いの場になれるよう、引き続き精進したいと思います。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/給食会社で働く

2019年卒業

王 嘉堃さん

株式会社CTMサプライ

幅広い世代に向け、
安全・安心でおいしい給食を提供しています

こんな仕事をしています

学校や病院などの施設に給食を提供する会社で、管理栄養士として勤務しています。献立上の栄養管理はもちろんですが、現場への衛生指導や教育動画企画にも力を入れています。毎月の行事食や郷土料理の計画、田植えイベントのお手伝いなどもあり、地域によって食事内容も変わるため、歳月に育まれた食文化の魅力を感じています。

城西大学を選んだ理由は・・・

友人の妹が、10代前半で糖尿病を発症した話を聞きました。長い治療期間は彼女にとって心理的にも負担だったようです。そこから薬だけではなく、普段できることはないか調べ始めて、管理栄養士という仕事にたどり着きました。そして食だけでなく、薬についても学ぶことができれば自分にも役に立つと思い、薬学科もある城西大学に進学しました。

城西大学の学びのここがいい!

多様な専門分野の先生の講義を受けられることがこの学科の大きな魅力です。看護師の先生からは「傾聴」について学びました。相手が本当に主張したいことは何か、表現したいことは何なのか、傾聴することで真意を察することができます。現在の仕事でも相手の話を傾聴し、わからなかったことは質問しながら丁寧に進めています。また、皮膚学の講義では、肌の基本的な仕組みや紫外線予防、化粧品のことについて学ぶことができました。今もスキンケアに関する書類を読み、食事との関連を考えながら知識を生かしています。

これからの目標

発展途上国で栄養を十分に摂れていない子供たちに、栄養バランスの良い食事を送りたいです。何年かかるかわかりませんが、いつか夢をかなえたいと思っています。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち

卒業生interview/スポーツの現場で働く

2020年卒業

佐光 菜々子さん

城西大学 女子駅伝部 管理栄養士

競技経験をもとに
アスリートの栄養管理をしています

こんな仕事をしています

女子駅伝部の選手寮で栄養サポートをしています。献立作りから食材の買い出し、1日3食の調理を1人で行うのは想像以上に体力がいる仕事ですが、食事後の「おいしかったです!」という選手の言葉が励みになります。学生たちやほかのスタッフと一緒に、チームの目標に一丸となって取り組み、うまくいかないこと、悔しいことを乗り越えて、選手がレースで良い走りができたときには自分のことのようにうれしいです。

城西大学を選んだ理由は・・・

高校のときの将来の夢が、アスリートをサポートするスポーツ栄養士になることでした。そのため、全国レベルで駅伝を走ることができ、なおかつ管理栄養士の資格も取れる、という理由で城西大学を選びました。

城西大学の学びのここがいい!

調理実習では、衛生管理の大切さを学ぶことができました。食中毒には常に細心の注意が必要ですし、コロナ禍では感染症対策にも気を遣っています。その項目や方法など、詳細に教えていただいていたので、今とても役に立っています。また、スポーツ栄養に興味のある仲間が多く、陸上以外の競技における食事の考え方についても理解を深めることができ、大変刺激になりました。

これからの目標

今後は、公認スポーツ栄養士の資格を取得し、より深い知識を持って選手たちをサポートしたいと考えています。他の管理栄養士が持っていない、自分だけの強みを見つけて唯一無二の存在になりたいです。そのために、現状に満足することなく、日々勉強という姿勢で仕事に臨んでいます。

先輩たちの活躍をもっと見る 動画で見る薬学部の先輩たち