グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


公務員合格者座談会


現代政策学部では、毎年多くの学生が公務員に就職してきました。2017年3月に卒業して、警視庁、さいたま市役所、高崎市役所に就職予定の学生3人に集まってもらい、合格までの道のりや、仕事の抱負などを話してもらいました。(2017年2月21日収録)

自己紹介

左から、池田さん、榎本君、箱田君

池田さん
東京都出身で、4月から警視庁の警察官になる池田です。大学では4年間女子ソフトボール部に所属し、3・4年生のゼミナールの先生は刑法の外山先生でした。

榎本君
さいたま市役所に就職する榎本です。埼玉県出身です。経済学の木原先生のゼミナール所属でした。

箱田君
群馬県出身の箱田です。私は高崎市役所に就職します。金融を中心とする寺西先生のゼミナールでした。

公務員を目指したタイミング

箱田君
現代政策学部に入学したときから公務員希望ということは何となくありましたが、昨年の今頃は企業を受ける準備もしていて、公務員と企業両方の就職活動になりました。最終的には、地元で働き続けられることと、企業よりも多くの人を支えられることが公務員の魅力と感じて、公務員への就職を選びました。

池田さん
私は警察官になるために現代政策学部を選びました。市役所、消防官など他の公務員の説明も聞いたのですが、就職活動は警察官一本で進めました。

ーー警察官のどんなところがそれほど魅力的ですか?

池田さん
市民に身近な存在で、役に立っていることが直接わかるところが警察官ならではのやりがいだと思います。それと、街でパトカーとか制服の警察官を見かけると、きゅっと気が引き締まりますよね。あの気が引き締まる感じが好きなんです。

榎本君
身内に公務員がおり、人の役に立っている仕事というイメージがあって、将来は公務員かなというのは小さい頃からありました。本気で目指そうと意識したのは3年生になって公務員試験の勉強を本格的に始めてからですね。1・2年生でかなり単位を取れたので、3年生からは公務員試験の勉強をする時間が確保できました。

公務員試験対策の進め方

榎本君
行政職の公務員試験では、数的処理・文章理解などの教養科目と、法学・経済学などの専門科目があり、すべての科目をこなすのは難しいです。数的処理は比較的得意で公務員の模擬試験でも合格レベルは取れていたのですが、専門科目は3年生になって公務員予備校に通ってから本格的に勉強を始めました。3年生の2月からはアルバイトを休んで勉強に専念したのですが、苦手な分野は正解できたらラッキーと割り切らないと時間が足りませんでした。

池田さん
私は榎本君とは逆に数学が高校生の頃から苦手でした。2年生から大学のエクステンション・プログラムの公務員講座を受講して、苦手の数的処理は公務員講座の例題を毎日復習しましたが初めは1日1問ぐらいしか進みませんでした。ソフトボール部の練習や大会と公務員講座が重なることもあって、大会の前は教材だけいただいて部活の練習に参加したときもありました。部活がある日は授業の空き時間と通学や部活の移動時間に勉強をして、部活がオフの日は勉強もしませんでした。勉強ができていないときは部活でもミスが出るので、両方とも頑張ろうと思って続けてきました。

箱田君
公務員講座や予備校には通いませんでしたが、1年生の頃から少しずつ勉強してはいました。数的処理が得意というのは榎本君と同じです。高崎市役所の試験では専門科目はなく、教養科目も企業の筆記試験で使われるSCOAという問題だったので、企業の就職対策で勉強していたことも役に立ちました。

ーー筆記試験に通ると面接試験ですが、どのようなことを聞かれましたか?

箱田君
集団面接と個別面接があって、集団面接のグループでは私以外は既卒の方ばかりだったのですが、他の方はすごく緊張して一点を見つめていて、驚きました。私は企業の就職活動で面接慣れしていて、周りを見る余裕を持てたのかもしれません。質問されたのは志望動機、自己PR、市の政策などで、準備していた通りに答えられたと思います。
池田さん
面接カードを事前に書くのですが、カードに書いたことはすべて聞かれました。警視庁ではスポーツ歴も加点対象なので、ソフトボール部でインカレに4年間出場したことなどの確認もありました。30分程度の面接と聞いていたのですが、私は最初の順番で40分ぐらいかかりました。普段の会話のような感じで圧迫面接と感じることはなかったですが、「あなたが刑事になって、女性が監禁されていたら身代わりになれるか?」という質問はありました。

ーー難しい質問ですね。どのように答えるのが正解でしょうか?

池田さん
正解かどうかわかりませんが、私は目をキラキラさせて「代わります!」と答えました。

榎本君 企業の就職活動はしていなかったのですが、大学の就職課や公務員予備校で模擬面接を何度も繰り返してから、面接試験に臨みました。そのおかげか、本番では緊張せず周りの人を見る余裕はあったと思います。想定外の質問はなかったですが、一つのことを掘り下げて聞かれることが多く、何パターンか準備していたので答えに詰まらずに済みました。

ーーもしも今年公務員試験に合格できなかったら、どうしましたか?

箱田君
企業への就職活動も進めていたので、企業に就職していたと思います。

榎本君
公務員試験日程が一段落する10月になっても合格できなかった場合は、それから企業への就職活動を始めて、卒業までに内定を取りたいと思っていました。秋以降採用の企業も多いと就職課で伺っていたので。

池田さん
今年ダメだったら3年間は就職浪人してでも警察官を目指すつもりでした。警視庁は年に3回、県警も年に2回試験があり、3年間で15回のチャンスがあるので、何が何でも警察官になりたいと思っていました。

大学の授業などで役に立ったこと

2年次科目「ミクロ経済理論」の教科書・プリント

箱田君
今になって振り返ると、大学の授業をきちんと受けていたのが役に立っていました。1年次の「政策研究の基礎数学」や2年次の「ミクロ経済理論」などは授業の教材を保管して読み返していたので、就職活動が近くなって勉強を始めたときに割とすんなりと入ってきました。

インターンシップでの経験を事後報告会で発表

榎本君
筆記試験の科目もそうですが、面接試験の際に、筆記試験の勉強以外に公務員を目指して取り組んだことを聞かれ、2年生のときに参加した公務員インターンシップの経験を話すことができたのは大きかったです。あと、論文試験はどう書いてよいかわからなかったのですが、出題頻度の高いテーマごとにゼミの先生に添削してもらって、時間内に書けるようになりました。

資格を取得した学生には学部での表彰制度があります

池田さん
入学した時から、1・2年生は資格取得、3年生から公務員試験の勉強と計画していました。大学で団体受験できるニュース時事能力検定のほかに、漢字検定、危険物取扱者、ソフトボール指導員などの資格を取得しました。4年生の春のリーグ戦の直前に警視庁の筆記試験があったのは大変でしたが、ソフトボール部があったから公務員試験の勉強も頑張れたと思います。

これからの抱負

ーーどのような仕事をしたいと考えていますか?

池田さん
面接試験では、交通課希望と話をしました。警視庁に合格してから、白バイに乗れるように大型二輪の免許も取りました。他にも鑑識とか航空隊とかいろいろ興味があります。

箱田君
高崎市は群馬の中心で全国的にも知名度が非常に高いですが、県外の人からは印象が弱いところもあるようです。高崎市のことをもっと広報して、人を呼び込めるような仕事ができたらいいと考えています。

榎本君
草野球のチームで公営のスポーツ施設を利用することが多かったので、スポーツに関連するさいたま市の仕事に関心があります。また、2年生のときのインターンシップでは国民健康保険課で高齢者の運動教室の補助を担当し、このような市の施策から地域のつながりが生まれていることを実感しました。将来は、スポーツを通じた地域コミュニティの形成を目指したいです。

ーー今日はありがとうございました。卒業後の活躍を期待しています。

外山ゼミの卒業記念写真

木原ゼミの卒業記念写真

寺西ゼミの卒業記念写真

  1. ホーム
  2.  >  現代政策学部
  3.  >  就職・キャリア教育
  4.  >  公務員合格者座談会