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本庄第一高校で教員向けリーダーシップ研修 「チームは生命体」を軸に組織づくりを考える【経営学部 柴沼真教授】


本庄第一高等学校 山浦校長

経営学部 柴沼真教授

 2025年11月27日、本庄第一高校において教員を対象としたリーダーシップ研修が開催されました。講師は、城西大学経営学部副学部長で教職センターの柴沼真教授です。柴沼教授は、長年サッカーやフットサルの指導に携わり、(公財)日本サッカー協会のフットサルチューターとして教育学なども援用したカリキュラム開発などの活動してきた経験を持っています。今回の研修では、その経験をもとにチームマネジメントとリーダー論について講演を行いました。

 研修の冒頭では、本庄第一高等学校 山浦校長先生が「この研修は、部活動の技術指導だけでなく、総合的なマネジメントを学ぶためのものです。先生方のリーダーシップやクラブ運営を評価し、必要に応じて修正するためのヒントや指標を得て、日々の指導にぜひ生かしていただきたいです」と話されました。

 柴沼教授は、チームを「一つの生命体」と捉える考え方を示し、リーダーの役割は目的地へ導くことであると説明して、個人の「人格」と、「環境」との関係性が行動に大きく影響することを指摘し、良い結果を生むためには周囲の環境を整える「オーガナイズ」が重要であると強調しました。また、変革を成功させて強い組織をつくるためには、ハックマンの「強いチームの五条件」のようなチームマネジメントの理論を参考にしていくことが必要であると述べました。具体的には、チームの存在意義や理念を明確にする「ゲームモデル(チームアイデンティティ)」の定義が、その土台になると結びました。

 さらに、元日本代表監督の岡田武史さんの理論を基に、変化の大きい現代では、指示命令型ではなく、メンバーの主体性を引き出し、互いに支え合う「対話型リーダー」が求められると説明しました。研修では、教育現場や部活動の運営に活かせる多様な視点が示され、参加した教員の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

(広報課)
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