【薬学部薬科学科】城西大学×株式会社ACRO×Woman Life+Labコラボ授業が実施されました

2025年12月3日、薬科学科・鈴木龍一郎教授が担当する授業において、WomanLife+Lab代表・村岡有紀氏と、化粧品メーカー株式会社ACRO(THREE ホリスティックリサーチセンター)による特別コラボレーション授業が開催されました。
前半は、WomanLife+Lab代表の村岡有紀氏が登壇。妊娠・出産・子育て、さらには更年期に至るまで、女性の人生に起こる身体的・心理的変化を、胎児の成長過程やホルモンバランスの推移とともに分かりやすく解説しました。
妊娠初期のつわりの仕組み、臨月に向けて体内で起こる構造変化、産後の急激なホルモン低下、そして更年期にみられる多様な症状まで、医学的データと生活者視点を交えた講義内容は、多くの参加者にとって新たな気づきをもたらすものでした。
また、働く女性が直面しやすい負担やキャリアとの両立、体調変化に気づく力の大切さにも言及し、「自分の体と向き合うための知識を持つことが、人生の安心につながる」と語りました。
後半は、株式会社ACRO ホリスティックリサーチセンターより大髙昌氏が登壇し、香りが心身へ与える影響について、化粧品開発の視点から専門的な解説が行われました。
株式会社ACROでは、THREEをはじめとする製品開発を通じ、植物精油の働きと心理的作用を長年研究しています。講義ではまず、精油とは植物の花・葉・果皮などから抽出され、100〜400以上の成分を含む複雑な芳香物質であることを説明。
香りの刺激が嗅覚から脳へ伝わり、自律神経・感情・記憶などに作用する仕組みについて、科学的根拠とともに紹介されました。
続いて、精油の基礎知識として、
・スイートオレンジ(気分を明るく)
・ラベンダー(心身を鎮める)
・ゼラニウム(自律神経の調整)
・ペパーミント(思考のクリア化)
・ローズマリー(集中力のサポート)
など、生活の場面に応じた香りの選び方を提示。都市生活で生じやすい“情報過多、思考疲れ、ストレス”に対し、香りが役立つ理由を丁寧に解説しました。
さらに理解を深めるため、ムエット(試香紙)にしみこませた精油を使った体験ワークが行われ、香りを用いたセルフケアの可能性を体験的に学ぶ機会となりました。
講義の最後に鈴木教授は、
「精油と漢方は、植物の力を活用して心身を整えるという点で共通しています。漢方の中にも香り成分が含まれており、その作用が薬効の一部を担っています。日本の文化にも、香りは私たちの暮らしと深く結びついています。香りが心を介して体調や気分に影響を及ぼすこともあり、香りの学びは薬学とも親和性が高いものです」と締めくくりました。
(広報課)
前半は、WomanLife+Lab代表の村岡有紀氏が登壇。妊娠・出産・子育て、さらには更年期に至るまで、女性の人生に起こる身体的・心理的変化を、胎児の成長過程やホルモンバランスの推移とともに分かりやすく解説しました。
妊娠初期のつわりの仕組み、臨月に向けて体内で起こる構造変化、産後の急激なホルモン低下、そして更年期にみられる多様な症状まで、医学的データと生活者視点を交えた講義内容は、多くの参加者にとって新たな気づきをもたらすものでした。
また、働く女性が直面しやすい負担やキャリアとの両立、体調変化に気づく力の大切さにも言及し、「自分の体と向き合うための知識を持つことが、人生の安心につながる」と語りました。
後半は、株式会社ACRO ホリスティックリサーチセンターより大髙昌氏が登壇し、香りが心身へ与える影響について、化粧品開発の視点から専門的な解説が行われました。
株式会社ACROでは、THREEをはじめとする製品開発を通じ、植物精油の働きと心理的作用を長年研究しています。講義ではまず、精油とは植物の花・葉・果皮などから抽出され、100〜400以上の成分を含む複雑な芳香物質であることを説明。
香りの刺激が嗅覚から脳へ伝わり、自律神経・感情・記憶などに作用する仕組みについて、科学的根拠とともに紹介されました。
続いて、精油の基礎知識として、
・スイートオレンジ(気分を明るく)
・ラベンダー(心身を鎮める)
・ゼラニウム(自律神経の調整)
・ペパーミント(思考のクリア化)
・ローズマリー(集中力のサポート)
など、生活の場面に応じた香りの選び方を提示。都市生活で生じやすい“情報過多、思考疲れ、ストレス”に対し、香りが役立つ理由を丁寧に解説しました。
さらに理解を深めるため、ムエット(試香紙)にしみこませた精油を使った体験ワークが行われ、香りを用いたセルフケアの可能性を体験的に学ぶ機会となりました。
講義の最後に鈴木教授は、
「精油と漢方は、植物の力を活用して心身を整えるという点で共通しています。漢方の中にも香り成分が含まれており、その作用が薬効の一部を担っています。日本の文化にも、香りは私たちの暮らしと深く結びついています。香りが心を介して体調や気分に影響を及ぼすこともあり、香りの学びは薬学とも親和性が高いものです」と締めくくりました。
(広報課)