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【薬学科(6年制)】8/22(土)1 Day Internshipを開催しました-病原微生物学研究室-


2026年8月22日(土)、城西大学薬学部薬学科では2026年度第6回オープンキャンパスを開催しました。今回は、合わせて1 Day Internshipも開催し、希望した高校生に実際の研究室で実験を体験してもらいました。

『抗菌薬って、どんな細菌にも効くの?』 「抗菌薬」という言葉は、一度は聞いたことがあると思います。でも、実は抗菌薬には、細菌の種類によって「効く・効かない」があることを知っていますか?

今回の1 Day Internshipでは、そんな「抗菌薬の世界」を少し身近に感じてもらうために、「グラム染色と抗菌活性評価を体験しよう!」をテーマに体験実験を行いました。実際に細菌を染め分ける「グラム染色」や、抗菌薬が細菌にどのような効果を示すのかを調べる「抗菌活性評価」に挑戦!普段は目にすることのできない細菌の世界を、実験を通して楽しく体験してもらいました。

今回の体験テーマ 「グラム染色と抗菌活性評価を体験しよう!」
◆ 身近な細菌をグラム染色して観察!

今回の実習では、皮膚などに存在する黄色ブドウ球菌と、腸内細菌として知られている大腸菌を使ってグラム染色に挑戦しました。グラム染色をすると、黄色ブドウ球菌は紫色(グラム陽性)、大腸菌は赤色(グラム陰性)に染め分けられます。なぜ同じ細菌なのに、色が違って見えるのでしょう?

マンツーマンで実験をサポートしました

グラム染色の様子

その秘密は、細菌を包んでいる細胞壁などの構造の違いにあります。今回は、実際に顕微鏡で細菌を観察しながら、グラム陽性菌とグラム陰性菌の違いについて考えました。さらに、この細菌の構造の違いが、抗菌薬の「効く・効かない」の違いにも関係していることを学びました。普段は見ることのできない細菌を自分の目で観察しながら、「細菌の構造」と「薬の効き方」のつながりを楽しく学ぶことができました!

実験を通して学んだポイント
「細菌の構造」「薬の効き方」のつながりを、 実際の観察を通して考えました。

顕微鏡で観察中

高校生だけでなく、保護者の方も興味津々の様子でした

◆ 抗菌薬の効果を実際に見てみよう!

グラム染色で観察した黄色ブドウ球菌と大腸菌を使って、今度は抗菌薬の効果を調べる実験に挑戦しました!実験では、抗菌薬のDaptomycinPolymyxin B、さらにシナモンの香りのもとになる成分の一つ、Cinnamic aldehydeを使って、細菌の増殖がどのくらい抑えられるのかを観察しました。ダプトマイシンはグラム陽性菌に、ポリミキシンBはグラム陰性菌に効果を示し、Cinnamic aldehydeはグラム陽性菌とグラム陰性菌の両方に効果を示しました。

実際の実験結果を自分の目で確かめることで、「細菌の構造の違いが、抗菌薬の効き方にも関係している」ことを体験的に学びました。「同じ細菌なのに、なぜ薬の効き方が違うの?」そんな疑問をきっかけに、薬学と微生物学の面白さを感じてもらえる実習となりました!

抗菌活性評価結果

抗菌活性評価結果の見方 E:大腸菌、S:黄色ブドウ球菌
C:無添加、D:Daptomycin、P:Polymyxin B、Ca:Cinnamic aldehyde

濁りあり:増えた
濁りなし:増えるのを抑制(抗菌効果を発揮)
記事提供:野村 陽恵
記事掲載:間 祐太朗
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