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【経済学部】全国大学政策フォーラムinのぼりべつにて,経済学部生が地域活性化策を提言


令和7年9月1日から3日間にわたり北海道登別市で開催された「第19回 全国大学政策フォーラムinのぼりべつ」に,本学経済学部の学生チーム「湯の国PR隊 小関s'4 埼玉より愛をこめて」が参加しました。
本フォーラムは,全国から集まった大学生が開催地の地域課題解決に挑む実践的な学びの場です。今年のテーマ「『消滅可能性自治体』登別,あなたならどうしますか?」に対し,学生たちは3ヶ月にわたる事前研究に加え,現地でのフィールドワークを通じて独自の政策を練り上げ,最終日に提言発表を行いました。

フィールドワークで探る,地域課題の本質

フォーラム期間中,学生たちは市内視察とともに,全国の大学から集まった参加者と交流し,多角的な視点を養いました。2日目には,地域の宿泊・観光業の第一線で活躍されている方々への聞き取り調査を実施。「人口減少と若者の流出」「基幹産業である温泉観光業の人材確保」といった深刻な課題について,当事者の皆様から直接お話を伺い,課題の本質への理解を深めました。

若者が目指す街へ!独自の政策「登別バトラー育成計画」を提言

事前研究と現地調査で得た課題意識をもとに,本学チームが提言したのが「~若者がいる街を目指して~ 登別バトラー育成計画」です。これは,登別市の強みである「温泉」「新千歳空港からのアクセスの良さ」「全国的な知名度」を最大限に活用し,新たな人材を呼び込むためのユニークな提案です。

【提案のポイント】

・「温泉 × 人材育成」:登別温泉の持つブランド力を活かし,富裕層向けに最高品質のサービスを提供する専門職「登別バトラー(執事)」を育成する「登別バトラー養成塾」を設立。
・独自の認定制度:温泉療養(クアオルト)の知識や,お身体の不自由な方,ペット連れの方への高度な介助スキルなどを身につけた人材を「NOBORIBETSU Butler」として認定し,世界に通用するブランドを確立。
・若者が目指す街へ:この新たな専門職が若者にとって魅力的なキャリアパスとなり,登別市が「若者が学び,活躍を目指す街」へと変貌を遂げることを目指す。

実践的な学びを通じた成長

学生たちは,限られた時間の中で政策を練り上げるため,深夜まで議論や資料作成に没頭する3日間を過ごしました。事前調査で描いていたイメージと現地で目の当たりにした現実との違いに驚きながらも,それらを乗り越えて提言をまとめ上げた経験は,学生たちを大きく成長させました。他大学の学生との切磋琢磨を通じて得た新たな視点や刺激は,今後の学修活動への大きな糧となることでしょう。

本学では,これからも地域社会の課題解決に貢献できる人材の育成に力を注いでまいります。

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