7月4日，本学の公務キャリア特講に、深谷市職員の杉本公明氏が登壇しました。「風をみて　風をつかんで　風にのれ　〜と或る公僕の狂騒曲〜」と題し、バンドマンでJASRAC職員から公務員へ転職した異色の経歴を基に、その波乱万丈な仕事術を披露しました。

採用試験面接で「深谷駅を橋上化する部署で仕事がしたい」と宣言し、一大プロジェクトの実現に向けて奔走した話に始まり、市のPRのために勤労感謝の日を「深谷ねぎらいの日」としてプロデュースし全国的な話題を創出したこと、市のキャラクター「ふっかちゃん」と人気アイドルSnow Manとのコラボ秘話など、その取り組みはまさに型破り。

しかし、その根底にあるのは「どんな仕事も視点を変えて楽しむ」「市民とともに汗を流し、信頼の絆を築く」という熱い信念です。公務員は市民の幸福な未来を描く仕事。「風をみて、風をつかんで、風にのれ」という力強いメッセージは、公務員の固定観念を覆し、学生たちに仕事のやりがいと新たなキャリアの可能性を示してくれました。

城西大学経済学部では、学生の公務員への夢を後押しするため、多彩なサポートプログラムを展開しています。そのひとつ「公務キャリア特講」では、自治体の現場で活躍する現役公務員を講師として招き、リアルな声を通じて公務員の仕事の実際と魅力を伝えています。