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県職員とNPO代表、二つの顔を持つ講師が語る「パブリックの仕事の未来」―公務キャリア特講Ⅰ・行政への参加Ⅰを開催


城西大学経済学部では、学生の公務員への夢を後押しするため、多彩なサポートプログラムを展開しています。そのひとつ「公務キャリア特講」では、自治体の現場で活躍する現役公務員を講師として招き、リアルな声を通じて公務員の仕事の実際と魅力を伝えています。

2025年6月6日、今年度5人目の登壇者として千葉県職員でありNPO法人「6時の公共」代表理事も務める仁平貴子氏を講師にお招きしました。学生からは「公務員のイメージが変わった」「視野が広がった」など多くの反響が寄せられ、自身のキャリアを考える上で大きな刺激となりました。

ダイナミックな「県庁の仕事」と、その根底にある想い
講演では仁平氏の多彩なキャリアが紹介されました。学生たちは、民間企業や海外での経験を経て公務員になったという経歴にまず新鮮さを感じた様子。「ちばアクアラインマラソン」といった大規模イベントの企画運営から、庁内公募の制度を活用して取り組んだという東京オリパラ2020大会の都市ボランティア事業、さらには有事に動員がかかる鳥インフルエンザ防疫活動まで、多岐にわたる県の仕事がダイナミックな点に驚きの声が上がりました。ある学生は「鳥インフルエンザの駆除まで行うとは知らず、県職員の仕事の幅広さと大変さに驚いた」とコメントしています。
こうした活動の根底にある仁平氏のスタンスが多くの学生の心に響きました。特に「グローバルとローカル、広域と狭域の視点を意識し、身近な地域を良くすることで日本を良くする」という考え方や、「インサイダー兼アウトサイダーの視点」を持つことの重要性について、「当たり前を疑い、物事を多角的に見る姿勢は、社会に出る前から大切にしたい」と、多くの学生が共感を寄せています。また、「市民目線で徹底的にやる」という姿勢に、「他者の立場で考えるという、日常生活でも忘れてはならない基本を再認識できた」という感想もありました。

「WantとMustのバランス」―自分らしいキャリアをデザインする
仁平氏が語った「『Want(やりたいこと)』と『Must(やるべきこと)』のバランスを取る」という言葉は、特に学生たちの心に響いたようです。「やらなければいけないことだけでなく、自分のやりたいことも大切にしていいんだと勇気づけられた」という声が多数聞かれました。
また、「ビジョン(未来の理想像)・ミッション(使命)・アクション(具体的行動)」というフレームワークもコメントから好評で、「目標達成までの道のりを具体的に考える上で非常に参考になった」「自分の将来を考える上で活用したい」といった前向きなコメントが寄せられました。

学生へのメッセージ―「回り道を恐れず、突き進んで」
講演の最後に、仁平氏は学生たちへ「探求する、体験する、共感する想いを研ぐ」ことの重要性を伝えました。これに対し、「時間のある大学生活の中で、関心のあることを見つけて挑戦したい」「新しいことに挑戦するのが苦手だったが、仁平先生の話を聞いて自分を奮い立たせたくなった」と、行動への意欲を示す学生が多く見られました。仁平氏の「回り道は大いに結構。恐れることなく、突き進んでください」という力強いメッセージは、将来に悩む学生たちの背中を優しく、そして力強く押してくれたようです。

今回の講義は、公務員の仕事の新たな魅力を伝えるだけでなく、学生一人ひとりが自身のキャリアと人生を主体的にデザインしていくための、貴重な学びの場となりました。

城西大学経済学部では、「公務キャリア特講」をはじめ、公務員という夢を実現するための多彩なサポートを用意しています。現場のリアルな声に触れ、確かな知識と広い視野を身につけることで、皆さんが自信を持って公務員の道へ進み、社会で本当に活躍できる力を育む教育を通じて、一人ひとりの夢をサポートします。
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