このたび、城西大学薬学科では、科目横断的な新たな試みとして、薬物治療学と薬理学を連携した補講的勉強会を実施しました。異なる分野の教員が連続して講義を行い、疾患の理解をより体系的に深めることを目的としています。

テーマ疾患：過活動膀胱、前立腺肥大症、骨粗しょう症
薬物治療学の視点から（井上 裕 教授）
　疾患ごとの薬物治療の考え方や臨床での実践的アプローチを解説。数問の症例演習を通じて、治療選択の根拠や患者背景に応じた判断を学びました。
薬理学の視点から（学修支援室　黒田 先生）
　薬物の作用機序や関連する生理学的背景を振り返り、薬理の基礎を再確認。治療学で扱う薬の理解を、薬理学的観点から再整理する内容でした。

【勉強会に参加した学生の声】
「薬物治療には薬理的観点からの視点もすごく重要であると感じました。」
「最新のガイドラインに合わせて、改めて解説していただくことで理解が深まったため、今後も機会があれば参加したいと思いました。」
「病態は分かっても薬理が繋がらないことが多かったので参加しました。」
「自分で勉強する時にはどうしても深く考える事を諦めてしまう部分があるので参加してよかったです。」
「復習のために参加したが、知らなかった知識もあったので、良い学びとなりました。」

　今回の取り組みは、薬学教育の中で“学びのつながり”を実感できる新しい形として、学生からも好評を得ました。今後も、学年や分野を越えた連携を通して、より実践的で深い学びの機会を提供していきます。

記事提供・作成：勉強会担当教員（井上 裕、黒田 陽子）
記事掲載：小島 裕