グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


学長メッセージ


城西大学学長 藤野 陽三

城西大学はあなたの「協創力」を育みます

1965年に水田三喜男によって創立された本学の建学の精神は「学問による人間形成」です。それは、他者の人格を尊重し、互いの特徴を活かして学び合い、助け合いながら社会のさまざまな課題を解決できる人間を、大学での「学び」を通して育てるということです。一言でいえば、周りの人と協力ができ、新しいものを創発できる、『協創力』のある人を育てる、ということであり、本学はそのために大学を挙げて努力しています。

オンライン化が進み、世界のことが瞬時にわかるグローバル時代の有用な「人材」といえば、外国語が堪能で世界のビジネスに明るい「競争力」を持つ、というのが一般的なイメージでしょう。しかし、私たちの周りには、地球温暖化のように、国境、あるいは地域や格差を越えて、文化や意見の異なる人々と協力して、多様な視点から解決策を見つける必要がある問題が山積しています。その解決に必要なのは「競争力」ではなく、『協創力』なのです。

『協創力』を育てるには、「仲間」が欠かせません。教職員を交え、ゼミやサークルの仲間とワイワイガヤガヤやりながら、自由な雰囲気の中で、さまざまな意見を出し合い、一緒になって世の中の問題の解決方法を探り、場合によっては行動に移す。このような学びを通して『協創力』のある人間は育ちます。それには多様な人が多く集まり、授業以外にも部活動やボランティア、資格を取得することができる学びの機会を提供するなど、5つの学部からなる総合大学である「城西大学」がうってつけです。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すSDGsは「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」で締めくくられています。そこで求められるのは、まさに『協創力』なのです。

大学とは、教科書に沿って「正しいこと」を教わるだけでなく、生涯学び考え続ける方法を体得する場です。世の中には、正しい、正しくないでは割り切れない問題もたくさんあります。大学ではそういう問題にも立ち向かえるように、方法を学び、主体的に仲間と協創できる力を身につけましょう。
2022年4月1日
Profile
1972年 東京大学工学部土木工学科卒業
1974年 同 修士課程(土木工学)修了
1976年 ウォータール大学(カナダ)博士課程修了(Doctor of Philosophy)
ウォータール大学博士研究員、東京大学地震研究所助手、筑波大学構造工学系助手・講師を経て、
1982年 東京大学工学部助教授
1990年 同 教授
2013年 東京大学名誉教授
2014年 横浜国立大学先端科学高等研究院上席特別教授
2020年4月 城西大学学長(現在に至る)横浜国立大学名誉教授(現在に至る)
2022年4月 城西短期大学学長(現在に至る)
2023年12月 学校法人城西大学理事長 就任
Awards
[国内]
2007年 紫綬褒章
2019年 日本学士院賞 他
[海外]
Raymond C. Reese Research Prize (2007)
R. H. Scanlan Medal (2011)
George Winter Medal (2015)
Moisseiff Award (2020)
George W. Housner Medal (2020) (以上いずれも、アメリカ土木学会)
IABSE Award (2014)(国際構造工学会)
Honorary Member (2017) (同上)
IABSE International Award of Merit in Structural Engineering-国際貢献賞(2022)(以上いずれも、国際構造工学会)
T. Y. Lin Medal (2012)(世界橋梁管理学会)
Aftab Mufti Medal (2019) (世界構造ヘルスモニタリング学会)
Newmark Distinguished Lecture(2023)(イリノイ州立大学) 他
趣味
スポーツ(テニス)、橋の絵を描くこと
  1. ホーム
  2.  >  大学案内
  3.  >  学長メッセージ