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生体分析学


教員

職位 教員名 主な担当科目
教授 高尾 浩一 化学A、化学B、分析化学

大学院生・学部配属生

大学院生
博士課程(前期) 3名
学部配属生
4年生 4名

研究内容

  1. 各種疾患(脳梗塞、腎障害、神経変性疾患、他)モデルにおけるポリアミン関連酵素変動の追跡と阻害剤を用いた治療薬開発
  2. 蛍光誘導体化による新規ポリアミン測定法の開発
  3. 生物界に存在する多様な構造をもつポリアミンの合成法と分析法の開発
  4. 食品に含まれるポリアミンの分析
  5. 生体アミン(モノアミン、ジアミン、ポリアミン)酸化酵素に対する阻害剤の開発
  6. 神経変性疾患に有用な化合物の開発

測ってなんぼの分析化学
 私たちのからだには様々な生体成分が含まれています。その1つにポリアミンと呼ばれる成分があります。簡単に言うと細胞が生きていくために必要な成分で大腸菌などからヒトまであらゆる生物に含まれている成分です。このポリアミンですが、加齢に伴って生体内での生合成が低下することが知られていて、いくつかの生物種において、餌として摂取すると寿命が延びると報告されている注目の成分です。私たちの研究室ではこのポリアミンの測定やポリアミンに関係する酵素の活性を測定する方法などの開発を行っています。測ってみることが第1歩なんです。
結局のところ、良い成分?悪い成分?どっち⁉
 ポリアミンをとることでいくつかの生物種(線虫、ショウジョウバエ、ミツバチ、マウス、ラット)の寿命が延びると報告されていて、ヒトでもその可能性があると言われています。でも、様々な病気の発症や症状の悪化にポリアミンの分解産物が関わっていることも報告されています。ポリアミンは分解されるときに過酸化水素やアルデヒドとよばれる細胞にストレスを与える成分を産生します。これが細胞にダメージを与えて病気に関わると言われています。このストレス成分を除去したり、産生を抑制することで症状の改善が期待できます。私たちの研究室ではストレス成分の除去剤や阻害剤の開発を行っています。
結局のところ、ポリアミンは“良い成分”にも“悪い成分”にもなります。なんだかよくわからない面倒くさそうな成分に感じるかも知れませんが、謎は多いほど研究は面白いので、はまる人ははまります。みなさんは“どっち⁉”でしょうか。
神経変性疾患に有用な化合物の開発も
 アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患は高齢社会の進展に伴って罹患者数が増加しています。これら疾患に有用となる可能性を秘めた化合物に、モノアミン酸化酵素阻害剤、コリンエステラーゼ阻害剤といったものがあります。私たちの研究室では、これらの酵素を阻害する化合物の開発を行っています。

学生への対応

  • 学生生活、特に研究室での活動を通して、互いの仲間意識の醸成により、他者への配慮、思いやり、コミュニケーション能力を育む機会を持てるように心がけています
  • 知的好奇心を満たすために学生自身が努力することの必要性を伝えることおよびその支援を常に意識して対応します。
  • 研究などの活動を通して、「なんで」、「どうして」と問いかける意識を持ち続け、課題発見・課題解決能力を身につけることを支援しています。
  • 「前向き」なものの考え方ができることの大切さと、学生自身にとってそれが「強み」になることを理解し実践できることを期待し、対応しています。