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聞きたくても聞けない薬科学科の「化粧品」Q&A


城西大学薬学部薬科学科<4年制 研究・開発>は、医薬品・化粧品・機能性食品の 専門家・技術者を育成します。このページでは薬科学科で学ぶ化粧品について受験生や進路を考えているたくさんの高校生に知ってもらいたくてQ&A方式で詳しく書いてみました。


薬科学科の「化粧品」は、何を学ぶのですか?

多くの人が普段用いている化粧品・スキンケア剤の多くは、薬のような強い効果はありませんが、同じように肌に作用しています。これらは、生理学、生化学、物理化学、薬理学、皮膚科学など多くの専門分野の知識に基づき開発されています。薬科学科は、安全性や有効性に優れた化粧品を科学的根拠に基づいて開発し、より健康で美しい肌を求める製品を作ることができる人材を育成します。

化粧品の勉強はなにから始まるのですか?

薬科学科では、まずヒトの体の仕組みについて「解剖学」「生理学」「薬科学実習B」などを通じて基本を学びます。これは、薬や健康食品を勉強する上でも大切です。またフレッシュマンセミナーで化粧品会社を見学したり、化粧品作りに取り組みます。薬科学科は薬学部にあたるため「薬」と同じ視点で「薬理学」や「製薬学」を通じで化粧品の作用を学べます。上級生になると「化粧品・香粧品学A・B」や「医薬品・食品・化粧品製造論」などといった、化粧品に関する専門的な授業を受ためけることができます。そして、3年生からは研究室に入って実際に肌や化粧品の研究をすることができます。

薬科学科を卒業して化粧品の会社に就職する人は、いますか。

化粧品会社に就職する学生は毎年おり、多くの先輩が活躍しています。大学院を修了すると、研究職や開発職として活躍できます。
化粧品関連の会社に就職した卒業生を紹介しています。ぜひ、ご覧ください

薬科学科を卒業して化粧品の会社に就職する人は、在学中どのような科目を学びましたか?

営業や製造部門だけでなく、特に、大学院の修了生の多くは研究部門や開発部門で働いています。本学の大学院を修了生の化粧品会社就職率は全国トップクラスです。

化粧品って、医薬品ですか?

化粧品は、効果・効能に応じて「医薬部外品」と「化粧品」に分類されています。医薬部外品は効果・効能を示す有効成分が一定濃度で配合されており、効果を謳うことができます。一方、化粧品は、効能・効果が緩和で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品のことで、効能・効果を表示することは認められていません。

薬科学科で化粧品を勉強して、幸せを届けられる人になれますか?

化粧品は心や体に働きかけ、生きる心の支えになることが知られています。また、メイクによって外観を整えることにより顔に損傷を負った人の心を豊かにするリハビリメイクなども知られています。

薬科学科で化粧品を勉強している先輩は、どの人もお化粧にすごく興味があるのですか?

薬科学科が取り組んでいる化粧品の研究は「素肌美」や「健康美」がメインです。メイクアップに興味がある学生もいますが、多数派ではありません。大学入学以前から化粧に興味を持っている学生も多いですが、化粧品会社の研究者として勤務経験のある教員や大手化粧品メーカーの研究者による「化粧品・香粧品学」の講義などを通じて化粧品業界に興味を持つ学生も多いです。さらに、化粧品も医薬品と同様に様々な分野の科学技術が相互に連携し、作り出されています。それらの知識を総動員して化粧品製剤を作成する「薬科学実習E」を通じて化粧品に興味を持つ学生も多数います。

化粧品を勉強する先輩に、男性はいますか?

薬科学科の半数が男性です。アトピー・肌荒れ・ニキビなどの予防や改善は、性別に関係なく関心を持つ学生は多いです。また、最近では清潔感やさわやかな印象を与えるために肌のケアに興味を持つ男性が増えており、男性がスキンケアをするのも当たり前の時代になってきました(実際に、男性用化粧品のCMを見かけますし売り場も増えてきました)。化粧品会社には男性も多く、決して女性ばかりではありません。

城西大学の薬科学科で学べる化粧品の勉強って、何が特徴ですか?

城西大学薬科学科は研究活動も充実していることから、最先端の化粧品の研究に携わることができます。国内および国際学会等で数多くの研究発表が積極的に行われており、数多くの学術論文や記事が執筆されていることから、本学の研究内容は国内外の化粧品メーカーから注目されています。特に、有効成分を皮膚の中に送達する技術は世界トップクラスであり、薬科学科での研究論文のいくつかは、安全性評価方法に関するガイダンスに掲載されています。化粧品研究を推進している教員らが報告している論文数は合わせて400報近くもあります。

薬科学科の学びの特徴は、世の中でどんな役に立ちますか?

化粧品は毎日使うものなので、安全性が第一です。研究で身につけた知識や技術は、安全・安心で有効性の高い製品の開発に繋がります。また、最先端の研究結果を世の中に送り出すことで、いつまでも健やかに美しくいたいという人々の願いを叶えるだけでなく、生活の質(QOL:Quality of Life)を高めることで生きる喜びや、生きがいを届けることもできます。

薬科学科で化粧品を勉強・研究するって、どんなイメージ?

最初に、薬科学科のニュースから、化粧品に関するちょっと面白そうな話題をご紹介します。

「メークアップ論」で“おしろい“をつくりました
「化粧品を開発する」というと、どんなイメージでしょうか。「メイクが好き」「美容に興味があるから」「私が使ってみたい化粧品を作りたい」など、様々でしょう。
城西大学薬学部薬科学科で学ぶ「化粧品」は、どのような「開発」なのでしょうか。「どんな化粧品にするのか」「どんな化粧品ができたか」「その化粧品をどうやって製造するのか」といった考えは「化粧品を研究する」という言葉に置き換えることができるかもしれません。
薬科学科では「メークアップ論」や「化粧品・香粧品学A」といった化粧品を開発するための専門科目があるので、もちろん化粧品を開発する考え方を学ぶことができます。しかし、それだけでなく、三年次から配属される「研究室」では化粧品を作るための研究に打ち込むことができるので、知識と技術の両方を持った専門家になることができます。

薬科学科で化粧品の研究ができる研究室

<化粧品を科学する>という化粧品とは、どういうことなのでしょうか。

日常的に使う女性の化粧品は、ファッションの一部としてトレンド化され流行に左右されているため、日々新しい化粧品が研究・開発されています。城西大学薬学部薬科学科には、化粧品や肌に関係する研究・開発が学べる「皮膚生理学研究室」「薬粧品動態制御研究室」があります。ここでは化粧品を使うことによって実際の肌の中で何が起きているのか研究しています。この2つの研究室を紹介します。

皮膚生理学研究室

皮膚生理学研究室では、化粧品などを投与した時に、実際に皮膚中で起こっている現象を生物学・生化学的に明らかにすることを目指して研究をしていますこれは、化粧品や医薬部外品を開発する上で非常に重要です。この領域を学び、社会貢献ができる学生の育成を目指しています。

薬粧品動態制御学研究室

薬物、化粧品有効成分、機能性栄養素の経皮吸収と皮膚適用製剤化に関して研究しています。これは、医薬品や医薬部外品を開発するうえで非常に重要です。研究活動を通じ、社会に貢献できる学生の育成を目指します。

薬科学科にある「化粧品」の授業

「化粧品・香粧品学A」

例えば、薬学部薬科学科2年次の専門科目「化粧品・香粧品学A」のシラバス(授業内容)を紹介しましょう。
授業の目的・目標
(1)授業の概要 
化粧品は顔・体を清潔にする、健やかに保つ、外見を際立たせる等の目的で用いられるものです。そのため、化粧品を有効にかつ安全に使用するためには、肌についての知識を高め、化粧品の功罪を使用者に正しく伝える必要があります。そこで、「化粧品・香粧品学A」では、まず健康な肌(皮膚)そして病的な肌の形態と機能、次に化粧や美容のための科学的側面について学びます。
(2)授業の目的
「化粧品・香粧品学A」で学んだ知識を基に、化学物質としての香粧品(化粧品を含む)を知り、これらの最適使用法について考えられる力を修得することを目的としています。
(3)修得できる力
①知識・理解
(4)授業の到達目標
本講義の受講は、薬科学の基礎知識を基盤として、医薬品・化粧品・香粧品学、食品・栄養学の素養を有し、関連する広範な分野で主体的かつ協働的に貢献できる研究者・技術者になる能力(DP4)を身につけることに繋がります。

実務内容と授業内容との関連
担当教員の企業勤務の実務経験を踏まえた授業を行います。

講義スケジュール

1. はじめに

  • 化粧品・医薬部外品学Aで学ぶことを理解できる
  • 化粧品の歴史について説明することができる。
  • 化粧品の安全性に関する社会的問題の発生について考えることができる。

  

2. 皮膚の構造と機能

  • メラニンのはたらきを説明できる。
  • メラニンの体内での作られ方を説明できる。
  • 皮膚の色の代表的な病気を説明できる。
  • 美白化粧品の効果機構を説明できる。

3. 表皮の構造と機能

  • 皮膚の断面構造を説明できる。
  • 角化のターンオーバーを説明できる。
  • 角層の構造を説明できる。

  •  

4. 角層の機能

  • 角層のバリアを説明できる。
  • 角層の保湿機能を説明できる。

5. 皮膚の色

 
  • メラニンのはたらきを説明できる。
  • メラニンの体内での作られ方を説明できる。
  • 皮膚の色の代表的な病気を説明できる。
  • 美白化粧品の効果機構を説明できる。

6. 真皮と皮膚の衰え

  • 真皮の構造を説明できる。
  • シワを学術的に説明できる。
  • シワを分類し、その発現機序と手当てを説明できる。
  

7. 皮膚と日光

  • 日光光線を分類できる。
  • 紫外線を分類し、その生体に対する作用を説明できる。
  • SPFやPAを説明できる。

8. 汗と皮脂の知識

  • 汗の種類を説明できる。
  • 発汗の作用を簡単に説明できる。
  • 皮脂の作用を簡単に説明できる。

9. 毛と爪の知識

  • 毛や爪の成分を説明できる。
  • ヘアサイクルとは何かを説明できる。
  • ヘアケアの基礎を説明できる。
  • 爪の構造を説明できる。

10. スキンケア

  • 洗浄を説明できる。
  • 入浴の作用を説明できる。
  • 保湿剤について説明できる。

11. 皮膚トラブル

  • 接触皮膚の原因と対処法について説明できる。
  • 接触皮膚炎の検査を説明できる。《/リリスト要素》
  • アレルギー性接触皮膚炎の原因と対処法について説明できる。
  • 敏感肌について説明できる。

12. 化粧品・医薬部外品の分類と法律

  • 化粧品・医薬部外品の定義、種類について説明できる。
  • 化粧品や香粧品が関わる法律を理解できる。
  • 化粧品・医薬部外品の表示を理解できる。

13.  経皮吸収

  • 基本的な経皮吸収理論を説明できる。
  • 経皮吸収の経路、経皮吸収速度の調節法を説明できる。

14.美容医療

  • 現在、一般的に行われている美容医療について簡単に説明できる。

14. まとめと試験

  •  ・化粧品・香粧品学Aで学んだ内容を概説でき、他に関連する科目とのつながりを説明できる。

高校生からの質問に大学院生が回答!城西大学で化粧品を学んでよかったことは?

城西大学薬学部薬科学科の学びは、医薬品、化粧品、食品の3つの分野です。薬科学科は「元気」と「きれい」が学びのテーマ、と言えば分かりやすいでしょうか。その中で、<化粧品を科学する>について高校生から寄せられた質問に、大学院生が回答します。
薬科学専攻の大学院生にインタビュー
城西大学大学院薬学研究科薬科学専攻で研究している女性と男性の大学院生からもお話しをうかがいました。どうして大学院生にもインタビューしたのかは、[化粧品が学べる 城西大学薬学部薬科学科]を最後まで読んでもらえればきっと分かります。
大学院生の皆さんは、どう考えているのでしょうか。

城西大学薬学部薬科学科と専門学校の「化粧品」の学びの違いは?

専門学校でも化粧品に関するスペシャリストになるために、教育をうけられると思います。しかし、城西大学薬学部薬科学科では、化粧品だけでなく、薬学という視点から化粧品に関する教育を受けられ、また食の観点からも学ぶことができるために、化粧品とそれを取り巻く領域についても幅広く学ぶことができます。その幅広い学びから「化粧品」だけでない自分の将来像がみえてきました。そこに大きな違いがあると思います。

薬科学の研究・実験で面白いことは?

日常的に身近にあるもので、ほとんどの人が使用するモノの研究は、とてもわかり易く魅力を感じます。城西大学薬学部の薬学科であるならば薬剤師を目標としますし、医療栄養学科であるなら管理栄養士をめざしますが、薬科学科では目指すものが1つとは限らず、幅広く選択できます。自分が研究している素材をドラッグストアなどで見ることができるのも面白いし、モチベーションもアップしますね。

薬科学科の特色は?

いろいろなことを学ぶことができるので、自分のやりたいことの幅がとにかく広がります。高校生の段階で学びの対象を化粧品にだけの絞ることは不安がありました。そのような中で城西大学の薬科学科は、化粧品だけでなく、薬・食の知識も身に付きますので、一つにこだわらず多様な将来の夢もかなえることができます。それに薬学部薬科学科は少人数制のため、先生方や学生同士のつながりは最高です。先生方は学生一人ひとりをよく知って下さり、とても良い相談者にもなってくれます。

これから受験を考える高校生に一言。

大学にまだ迷われているのであれば、城西大学薬科学科へきてください。勉強していく中で将来の方向性を変えていくことが可能なのが薬学部薬科学科です。

実験の合間に快くお話しを聞かさせてくださった皆さんに感謝します。

城西大学の化粧品研究と埼玉県の産官学連携

埼玉県の化粧品生産額が平成24年・平成25年と2年連続第1位(平成24年、25年経済産業省「化学工業統計」)だったことを知っていましたか。残念ながら、そのあとは静岡県に1位の座を明け渡しましたが、埼玉県は全国的に化粧品生産額の需要が伸び悩むなかで海外の販路に目をむけ、城西大学薬学部、埼玉県保健医療部薬務課、埼玉県化粧品工業会と共にイスラム教徒向けのハラール化粧品の研究開発に取り組みました。三者の研究成果を基に石田香粧(株)がハラール認証に適合した化粧品を製造し2016年宗教法人日本イスラム文化センターから「ハラール認証」を与えられました。ムスリムは1日5回の礼拝時にメイクを落とさなければいけないこと、ヒジャブ(スカーフ)で覆われていない部分の日焼け予防に対する意識が高いことなどから、商品としてはメイクアップリムーバーとオールインワンのホワイトジェル、日焼け止めクリームのUVケアクリームの3アイテムとなりました。ブランド名は「Melati(メラティ)」「MADE IN JAPAN」のハラール認証化粧品です。

女性であれば、誰もが美しくなりたいと思う気持ちは同じだと思います。それはもちろんイスラムの教えで生きている女性たちも同じようにきれいでいるために、スキンケアやメイクに興味を持っています。私たちは品質というときに、化粧品を科学的にとらえて安全で肌に良いものを求めていますが、イスラムの教えで生きている人たちは、それに加えて、むしろそれ以上に教えに正しいかという品質が大切だと考えています。それらの基準に合格した製造過程でつくられた化粧品、つまりイスラム法で許された項目にのっとった化粧品がはじめて、ハラール化粧品だと言えるのです。
城西大学薬学部は、マレーシアのマネジメント科学大学(MSU)と国際ハラール研究センター(ICHLAS)を設立、ハラール化粧品やハラール医薬品(漢方薬含む)などのハラール製品の開発やプロモーションに取り組んでいます。

入試・高校の授業・奨学金についてのQ&A

一般選抜について教えてください

受験勉強をがんばってきたあなたは、一般選抜に挑戦してみましょう。一般選抜の試験内容は筆記試験です。
「化学」(化学基礎・化学)または「生物」(生物基礎・生物)から一科目選択し、「数学」(数学I、数学II、数学A(図形の性質・場合の数と確率)、数学B(数列のみ)、数学C(ベクトルのみ))または「国語」(現代の国語、言語文化、論理国語)から一科目選択。3科目目として外国語「英語」(英語コミュニケーションI、英語コミュニケーションII、論理・表現I)となります。2科目以上受験することを条件とし(理科は必須受験)、3科目受験した場合は、理科の得点とそれ以外の科目の高得点を合計して合否判定します。総点200点(受験した科目のうちの理科の得点とそれ以外の科目の高得点を判定に使用。)
どの教科についても、まずは教科書レベルの基礎をしっかりと理解することが大事!基礎をしっかりとおさえてから、これまでの過去問題にもチャレンジしましょう。最初は難しいと感じる問題もあるかもしれませんが、基礎がしっかりできていれば、きっと正解を導けると思います。

大学共通テスト利用選抜について教えてください

受験勉強をがんばってきたあなたには、大学入学共通テストを利用した受験もおすすめです。共通テストの受験科目は、
理科(「化学」「生物」)の高得点科目に外国語、数学、国語、情報の高得点教科1教科を加えた2教科を判定に使用。どの教科についても、まずは基礎をしっかりとおさえた上で、対策を進めましょう!

総合型選抜について教えてください

総合型選抜は志望理由・人物・課題などで受験生を総合的に判断する入試です。一番大事なことは「なぜ城西大学に入学したいのか」という志望動機です。皆さんがいかに自分をアピールできるかがポイントです。高校時代に頑張ってきたこと、学んだこと、大学に入って何がしたいのかなどすべての思いを伝えてください。

学校推薦型選抜について教えてください

学校推薦型選抜の試験内容は面接。早い段階から高校の先生に面接のマナーを聞いて、自然に振舞えるようにすると良いですね。面接では「なぜ城西大学で学びたいのか」を明確に答える必要があります。他大学などと比較して“城西大学ならでは”の学びの特色や、自分の経験に基づいた志望理由をしっかりとまとめておきましょう。

高校の時に生物を履修していませんが、大丈夫ですか?

生物は薬科学科でも基礎から学んでいきます。入学前の講習にて高校の生物の復習をする機会があります。高校で生物を履修していなくても全く問題ありません。大学での学習にしっかり取り組みましょう。

高校の時に化学を履修していませんが、大丈夫ですか?

化学は薬科学科でとくに重要な科目ですが高校で化学を履修していなくても大学で基礎から学ぶことができます。入学前の講習にて高校化学の重要点を復習をする機会があります。大学での学習にしっかり取り組むことができれば十分に進級することができます。

高校の時に物理を履修していませんが、大丈夫ですか?

高校で物理を履修していなくても大学で基礎から学ぶことができますので、大学での授業を真面目に取り組めば問題ありません。1年生の科目に「基礎物理学」がありますので、知識が不足している場合でも安心して学ぶことができます。

数学が苦手ですが、大丈夫ですか?

薬科学科の研究では様々な計算を使うことがあります。しかし、複雑な応用問題を解く必要はなく、基本概念を理解して、簡単な計算を間違えないことこそが重要です。1年次の科目「薬学数学演習」などで必要な数学は学びますので、大学での学習にしっかり取り組むことが大切です。

奨学金制度はどのようなものがありますか?

広く大学生に利用されている奨学金は、国の育英事業である日本学生支援機構奨学金(貸与)です。薬学部学生への貸与金額は月2万円から14万円で、無利子貸与と有利子貸与があります。高校生のときに予約採用制度を活用すると安心です。高校の先生に聞いてみてください。
城西大学独自の奨学金には、特待生制度とグローバルチャレンジ奨学金制度があります。特待生制度は一般選抜A日程の選考基準を満たした成績上位合格者に対して授業料を全額または半額免除する制度です。グロ―バルチャレンジ奨学金制度は学校推薦型選抜および大学入学共通テスト利用選抜において該当者に入学後30万円を支給します。
入学後には、人物・学業共に優秀な学生を対象に30万円を授業料の一部として支給する城西大学奨学生制度があります。その他にも国際的に活躍できる人材育成支援を目的とした水田三喜男記念奨学生制度、女性の高度な専門能力・技能の習得や問題を解決する力の育成を目指した女性リーダー育成奨励生制度、入学後経済的理由などにより修学が困難な学生の支援を目的とした学校法人城西大学上原育英奨学金制度などがあります。

大学院進学についてのQ&A

薬科学科の卒業生は、大学院に進学する人が多いってききました。それなら6年制の薬学科で薬剤師めざすのと同じです。何で大学院に行くのですか。

大学院では、薬科学に関するより高度で最先端の知識と技能を身につけます。研究室での実験に没頭することでより深く専門領域を学んでいきます。科学技術が日々進歩している世の中では、このような人材が必要とされています。大学院修了後は、医薬品・化粧品・食品などの各専門領域で、研究者・技術者として活躍しています。

私は家計を考えると大学院進学は大変です。経済的な負担は大きいのですか。

大学院の授業料は、学部に比べておよそ半額です。また、学内で大学院に進学した場合、入学金も免除されます。希望する大学院生には日本学生支援機構からの奨学金を受けることができます。この奨学金には返還免除制度があります。また、ティーチングアシスタント制度があり、教員の教育活動をサポートすることで給付金を受けることができます。以上のように、種々の制度により、経済的負担を軽減することができます。

最後に

城西大学は、建学の精神「学問による人間形成」に基づき、社会に有意な人材を育成するとともに、人類文化の発展に寄与することを理念としています。これを読まれた方が、薬学の世界の化粧品研究に興味や関心をもっていただければ光栄です

城西大学薬学部薬科学科

所在地:〒350-0295 埼玉県坂戸市けやき台1-1
城西大学 坂戸キャンパス
設置 2006年(平成18年)4月

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