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超遠心機 CP80WX


機器名・型式 超遠心機 CP80WX
メーカー名 エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ(株)
納入会社名 竹田理化工業(株)
機器管理責任者 日比野康英 (所属)薬・生体防御学講座(内線6619)
設置場所 機器分析センター117室
文部科学省助成機器
納入年月日 2009年3月31日
測定責任者

1. 本機の特色と性能

本機は最高回転数80,000rpm、最大遠心加速度615,000xg(P80ATローター)の性能を有し、サーモモジュール冷却(フロンレス)方式、真空装置、精度回転数制御および温度制御装置、ローター室ベーキング装置、加速および減速時間調整装置、その他種々の安全装置を備えている。本機は消費電力が大幅に低減されており、減速時にはモータ電力を回収するブレーキ制御を採用してブレーキ抵抗を使用せず、減速中の発熱も抑えられている。また、カラー液晶とタッチパネルで操作性が向上している。ローターの管理はすべて自動となっており、駆動部に装着することで指定したローターの管理が可能である。

2. 付属装置とその用途

機器分析センターが当室において管理するローター(P65A‐1021‐N、P65AT-1022-N、RP50T(No.440)、SRP70AT(No.209)、RP-42(No.216)、P28S、P40S)が利用可能である。

3. 使用規定および使用上の注意

(1)使用予約

管理機器Web予約システムより予約し装置を利用する。

(2)利用方法

  1. 利用者
    利用者は、講習会を受講した者に限る。なお、講習会受講者にはライセンス許可証を発行する。

  2. 使用記録
    以下のa)、b)の両記録簿に記入すること。
    a)超遠心機本体(CP80WX)の使用記録簿に、年月日、氏名、所属、検体、回転数、積算回転数など必要事項をもれなく記入すること。
    b)ローターの使用記録帳に、年月日、氏名、所属、検体、回転数、積算回転数など必要事項をもれなく記入すること。

(3)利用手順

機器の利用手順に関しては、機器本体に備え付けの取り扱い説明書を理解した上で行うこと。特に、以下の項目について厳守すること。
遠心操作前
  1. 現有ローター(P65A‐1021‐N、P65AT-1022-N, RP50T(No.440)、SRP70AT(No.209)、RP-42(No.216)、P28S、P40S)およびチューブシーラー(STF-1)の部屋外への持ち出しを禁止する。
  2. 上記ローターおよび機器分析センターが使用を認めた以外のローターの利用はできない。
  3. ローターの冷却は、本体横に設置された冷蔵庫内で行うこと。また、ローターは、冷蔵庫内で長期間放置せず、本体ドラム内でのローターの冷却は避けること。
  4. チューブ・キャップが、ローターに適合したものであるかを必ず確認する。なお、これらチューブは利用者が準備すること。
  5. 試料の容量が、遠心に十分量であるかを確認する。
  6. ローターのパッキンおよびねじの部分には、遠心操作前に必要量のグリースを塗ること。
  7. 遠心操作は、最高回転数まで到達したことを確認した後に、その場を離れるようにする。
  8. 部屋を出る時は、施錠する。また、長時間部屋を離れる場合は、鍵は機器分析センターに戻すこと。
遠心操作後
  1. 試料の取り出しは、部屋内で行うこと。
  2. 遠心後、試料の漏れの有無にかかわらず必ずローターを水洗いし、試料がローター内に漏れ出ているようであれば、入念に水洗いを行うこと。特に、粘性のある試料、腐食性のある試料などを扱っている場合は注意が必要です。この際、ローターに傷を付けないように行うこと。
  3. 水洗後のローターは、キムタオルなどを敷いた実験台で風乾する。この際、ローターが床に転げ落ちないように注意すること。
  4. 超遠心機本体のドラム内に、試料(または、グリースなど)が付着していないかを確認する。このような状況が確認されたときは、適度に湿ったキムワイプなどで拭き取ること。
  5. 使用したアルミキャップ、パッキンなども水洗した後風乾して、数の確認をした後所定の場所に戻す。
  6. ローターの乾燥後(1~2日後)は、使用前にあった場所に使用者が戻すこと。ここまでが利用者が行う作業です。
  7. ローターは高額であるので十分注意して取り扱うこと。

(4)トラブルへの対応

トラブルが発生した場合には、必ずセンター職員(内線1193)に連絡し、連絡が取れない場合は、日比野(内線6619)または岡﨑(内線2570)に連絡する。また、自ら何らかの対応を行った場合にもセンターに報告すること。トラブルについては、必ずその内容と対応事項(センターに連絡したこと、およびその詳細)を、故障報告書(書式1:機器本体にも備え付けてある)に記入しセンター事務室に提出すること。

(5)技術的な問い合わせ

機器、ローターなどの使用に関する技術的な問い合わせは利用者が行う。(尚、故障・修理に関しては機器分析センター事務室が対応する。この点間違えないようにすること。)
エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ(株)
お客様相談センター 0120-024-125

4. 使用者小委員会の構成

現在のところ設定していない。