薬学部医療栄養学科

医療栄養学科 スポーツ栄養コラム
「食」の力でスポーツの未来をサポートする管理栄養士

第9回 自分の身体活動レベルはどのぐらい?

今回は、荒井が担当します。前回は、“自分の必要なエネルギー量を知ろう”というテーマでお話をさせていただきましたが、皆さん、自分自身の推定エネルギー必要量を算出することはできましたでしょうか。さて、今回は推定エネルギー必要量の算出にも用いた身体活動レベルをより正確に算出してみたいと思います。前回は身体活動レベルを“低い”、“ふつう”、“高い”の3段階の群分けしたが、今回は、皆さんの1日の日常生活の活動からより正確に算出する方法を紹介します。皆さんはメッツ(Mets:Metabolic equivalents)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかを示したものです。日常生活の活動別の身体活動のMetsの代表的なものを表す(表1)。また、下記の例を参考に皆さんの1日(24時間)の活動をもとに身体活動レベルを算出することで、より正確な推定エネルギー必要量を算出することができるようになります。また、自分自身のより正確な身体活動レベルを知ることで、さらに活動量を増やすためにどのような活動に取り組めばよいのか自分でプログラムすることも可能でしょう。ぜひ、皆さんも毎日の日常生活の身体活動の強度を知り、自分自身の生活を見直すきっかけにしてみてください。
例:睡眠7時間、身支度30分、歩行30分、電車に乗車1時間、食事2時間、
デスクワーク8時間、洗濯30分、ランニング30分、調理や食事の準備1時間、
入浴30分、座ってテレビを観る2.5時間。
  (1.0×7+2.0×0.5+4.0×0.5+1.3×1+1.5×2+1.3×8+2.0×0.5+6.0×0.5+3.5×1+1.5×0.5+1.3×2.5)÷24≒1.51
参考文献:
国立健康・栄養研究所. (2012). 改訂版 『身体活動のメッツ(METs)表』. 参照先: http://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
 

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今回の執筆者:荒井 健 助教(臨床栄養学研究室)
 
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