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フードプランナー 神成 マサヨさん


多様化する管理栄養士の働き方

神成 マサヨさん
2006年 医療栄養学科卒業・2008年 大学院医療栄養学専攻修了
(フードプランナー)

製薬会社での研究職時代

在学中に食品成分の生活習慣病に対する作用を研究したのをきっかけに、卒業してすぐに製薬会社に就職し、漢方薬の抗肥満作用、抗ストレス作用、更年期障害などに関する薬理研究に携わりました。当時、研究員で管理栄養士はただ一人。薬学や化学系専攻だった研究員が大半を占める中、薬学や機能性表示食品などの知識を持ち合わせていたことが強みとなり、就職に至ったと感じます。漢方薬は、植物や鉱物など、天然の素材を組み合わせて作られているため、食品成分の機能性成分と似ている部分が多く、研究を進める上で学生時代に培った知識や技術を最大限に活かすことが出来ました。また、管理栄養士の資格を活かし、同社初の試みとなる社員食堂の薬膳メニューの開発にも携わることが出来ました。

フードプランナーとしての活動

現在は、“管理栄養士/フードプランナー”として、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けのメニュー開発を中心に、宅配調理キットの監修や食に関するイベントの企画・運営、飲食店向けのレシピ開発、書籍・Web媒体へ執筆・監修などを行っています。昨今の健康志向の高まりによって、医療業界だけでなく食品業界においても急速に管理栄養士の需要が高まっており、仕事の依頼内容も栄養学の知識を求められるものが増えました。その内容は、生活習慣病についてのアプローチだけではなく、ロコモティブシンドローム、睡眠、美容に対するアプローチなど、年々広がりをみせています。エビデンスのある情報を収集し、時代に合わせた提案を行う際にも、学生時代の経験が非常に役立っていると感じます。

フードプランナーとして活躍する神成さん(右)

研究所時代の神成さん(左)

神成さん担当の記事1(Eテレ「趣味どきっ!」出演時の記事)

神成さん担当の記事2

『趣味のアウトドアを活かしたレシピ提案』