薬学部医療栄養学科

医療栄養学科 スポーツ栄養コラム
「食」の力でスポーツの未来をサポートする管理栄養士

第8回 【リカバリー戦略②】共食のススメ

190719スポーツ栄養コラム1

城西大学陸上競技部の選手たちの夕食の様子 その1

190719スポーツ栄養コラム2

城西大学陸上競技部の選手たちの夕食の様子 その2
だんだんと梅雨明けが近づいてきましたね。カラっとした夏空が待ち遠しいこの季節、皆様はどのように過ごされていますか?
私のコラムでは、栄養補給によるリカバリー法を 対象者個人の「スポーツの目標目的」や「運動の強度」、「生活環境」などに合わせて提案するためのポイントをお話ししております。(以下の【5W1H】のポイントを参照)

◇栄養補給によるリカバリー戦略のポイント◇
*When: いつ?(タイミング)
*When: どこで?(グラウンドや体育館、外食・自宅など)
*What: 何を?(栄養素・食材)
*Who, With: 誰が?、誰と?(個人、小チーム、大チーム)
*How many: どのくらい?(量)

さて、今回は【栄養補給によるリカバリー戦略のポイント】のうち、『誰と(Who, With)』についてお話します。

◎食事はできる限り【共食】で!◎

気心知れた仲間や友人と共に過ごす時間・空間は、楽しいですよね。ましてや食事の席といったらさらに楽しさが増しませんか?

 食事を他人と共に食すこと、つまり【共食】は、人間関係を形成し、人とのかかわりの技術(対人関係力)を身に付けるだけでなく、食環境に『和み』や『くつろぎ』を与え、緊張を消化する働きもあると言われています。

では、共食をするのとしないのとでは、どのような差が生まれるのでしょうか? 

 谷口らは1)、大学1年生から3年生までの男性107名、女性390名、計497名を対象に、共食の状況や食生活に関する無記名自記式アンケート調査を実施しました。その結果、男性・女性とも現在の共食状況が食生活に関連すると報告しており、中でも過去から現在に至って共食を継続している人は、男性では間食をしない人が多く、女性では毎日、朝食を食べている人が多かったと報告しました。

 友人やチームメイトと食事を摂ることで生まれる時間は、食についてポジティブなイメージをもたらし、食への関心のみならず、『安らぎ』が得られ精神的健康度が上がり、心身ともにリカバリーがなされるとともに、個々の食習慣そのものにも影響する可能性があると考えられます。

ぜひともチームメイトや親しい仲間・友人、家族などと一緒に食事を摂って、心身ともにリカバリーして明日への活力にしてください!!

出典:
1)大学生における過去および現在の共食状況と対人コミュニケーションなどとの関連(第2報) 谷口 泉, 土田 満. 日本調理科学会大会研究発表要旨集2018年30 巻2P-42
 

190405医療栄養コラム4

今回の執筆者:伊東 順太 助教 (病態解析学研究室)
 
TOPへ
検索