理学部化学科

研究室紹介 分子分光学研究室

教員森田 勇人(教授) 博士(理学)
略歴1987年 東京大学理学部化学科卒業
1992年 東京大学大学院理学系研究科博士課程化学専攻修了
1992年 日本学術振興会特別研究員(大阪大学蛋白質研究所)
1994年 (株)蛋白工学研究所ポストドクトラルフェロー
1995年 愛媛大学理学部助手
1997年 大阪大学蛋白質研究所共同研究員 兼任 (蛋白質物性部門;現在に至る)
2001年 愛媛大学遺伝子実験施設助教授
2002年 愛媛大学大学院農学系研究科助教授
2007年 愛媛大学農学部・農学系研究科准教授
2015年 城西大学理学部化学科教授
担当科目(学部) 情報科学Ⅱ(後)、物質・情報科学特論I(通年)、無機分析化学実験(後) 物理化学ⅡA(前)、生活と化学物質Ⅱ(後)、化学ゼミナール(通年)、卒業研究
(大学院) 分子分光学特論(前)
専門分野生体分子機能構造科学
所属学会日本植物生理学会 日本生化学会
日本生物物理学会
日本分光学会
日本化学会
日本蛋白質科学会
日本核磁気共鳴学会
日本農芸化学会
大学研究ナビhttps://lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_chemistry_morita
院生3名
4年生3名
居室23号館607(森田)、608, 609, 610(実験室)

研究内容

bunshibunko

マウス由来Oct3タンパク質のホメオドメインの溶液構造(熱力学的に取りうる20構造の重ね合わせ図;ステレオ図)

タンパク質はその立体構造の故に特異的機能を発現します。しかし、その構造は必ずしも厳密に固定されたものではなく、ある程度揺らいでいることにより、分子認識を行うことができます。そのようなタンパク質の揺らぎ構造とタンパク質機能との相関を解明するために、NMR、IR、Ramanなどの分子分光学的分析技術を駆使してタンパク質の立体構造解析を行います。また、解析対象となるタンパク質は、均一な性質のものを大量(mgスケール)に必要としますので、タンパク質ごとのmgスケールで大量合成技術の開発も行います。さらには、より詳細な立体構造評価のための新規分光分析技術の開発も手掛けていきます。

昨年度の卒業研究題目

本年度よりスタートした研究室ですので、昨年度の卒業研究題目はありません。参考までに本年度の6人の卒研生の研究テーマは下記の通りです。

  1. シロイヌナズナのテロメアリピート結合タンパク質の立体構造解析
  2. 植物由来RNA結合タンパク質の立体構造解析
  3. マウスbFGFの無細胞タンパク質合成系を用いた大量生産技術開発
  4. ピロリ菌のニッケル結合タンパク質の大量生産技術開発
  5. ピロリ菌のニッケル結合タンパク質を発現する藻類の作出
  6. 両生類の形態形成因子の大量生産技術開発

最近の研究業績

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