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城西大学理学部化学・生命科学科の公開授業「生活と化学物質」


2025年度より化学科は化学・生命科学科へと名称変更を予定しています。
理学部化学・生命科学科では、各教員が1回完結の講演方式で行う授業「生活と化学物質I」と「生活と化学物質II」を公開授業としています。化学・生命科学科の教員が、社会にあるいろいろなことを化学の目でみて考え、解説します。授業は各時間独立した内容ですので1回だけでも無理なく受けられます。本学化学・生命科学科に興味があったり大学講義の雰囲気を知りたい高校生の方は、ぜひ参加してください。開講時間、場所などは本学入試課へお問い合わせください。

また、この講義は埼玉県大学開放授業講座の一環として開放していますので、埼玉県内在住の55歳以上の方もご参加いただけます。本学地域連携センターへとお問い合わせください。


生活と化学物質I(春学期)

参考までに過去に行われた講義内容を掲載しています。

第1回「はじめに/ 身の回りの香り」講師/高橋 理恵子 

匂いを嗅ぐと体や心が何らかの反応をするという体験を日常的にしています。匂いの中でも良い匂いのことを香りといいます。私達は日常的に香りを感じ利用しています。香りの正体は?そしてその効能とは?化学の目を通してみていきましょう。

第2回「脳に作用する化学物質I」講師/寺前 裕之 

脳に作用する化学物質としてニコチンを取り上げ、その歴史や文化的な側面と共に薬理作用について述べる。

第3回「脳に作用する化学物質II」講師/寺前 裕之

脳に作用する化学物質としてカフェインを取り上げ、その歴史や文化的な側面と共に薬理作用について述べる。

第4回「誘電体」講師/八木 創

電場をかけたときに電流が流れにくい物質を絶縁体と呼ぶが、このとき絶縁体中の電荷分布には偏りが生じている。この偏りを生じる性質に目を向ける場合は、絶縁体のことを誘電体と呼ぶ。誘電体にはどのような種類があり、身の回りでどのように利用されているかを紹介する。

第5回「半導体」講師/八木 創

シリコンやゲルマニウムのような、金属と絶縁体の中間程度の電気伝導率を持つ物質を半導体と呼ぶ。半導体がどのような性質を持ち、身の回りでどのように利用されているかを紹介する。

第6回「健康の指標となる化学物質」 講師/石川 満

健康に影響を与える生活習慣には個人差だけではなく地域の特性が大きく反映されています。演者は城西大学に着任する以前、香川県高松市(そう、うどんのメッカですね)で働いていました。そこで見聞きした事実にもとづき、健康と化学物質について考察します。

第7回「魚の体色・模様はどのように決まる?」講師/佐野 香織

水族館に行くと多くのカラフルな魚を目にします。ディズニーの「ファインディング・ニモ」のモデルである、カクレクマノミに見られるオレンジに3本の白い縦縞のようにカラフルな模様をもつ魚も少なくありません。魚の体色は、色素胞と呼ばれる5種類の特殊な細胞の組み合わせによって表現されます。さらに外部の環境に対応して体色を変化させる魚もいます(保護色)。このような多彩で複雑な色のパターンはどのように制御されているのでしょうか?いろいろな例を挙げて解説します。

第8回「生物の変態」講師/佐野 香織

「変態」とは生物が成体になるまでの過程で形態が大きく変化することをいいます。完全変態する昆虫が、幼虫・蛹・成虫へと成長したり、オタマジャクシがカエルになると、見た目だけでなく、生活圏や食性も変化します。変態はとても不思議で神秘的な現象だと思いませんか?

第9回「食品添加物」講師/若林 英嗣

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、昔から食品を作ったり、加工したり、長持ちさせるためにいろいろ考え、利用されています。この食品添加物の表示方法、分類、安全性などについて解説します。

第10回「生体分子とサプリメント(1)」講師/北川 浩子

サプリメントは日常的な生体反応の一部に位置し利用されている成分です。ここではサプリメントの生体物質としての機能について解説します。

第11回「生体分子とサプリメント(2)」講師/北川 浩子

サプリメントを分類し、それに基づいた機能性と必要性?について考えてみましょう。

第12回「“混ぜる” の化学」講師/秋田 素子

「混ぜるな危険!」「水と油は混ざらない」等々、身の回りの“混ぜる”には化学がたくさん潜んでいます。そもそも、「混ぜる」「混ざる」とはどういうことなのでしょう。この講義ではそんな基本から、「混ぜるだけで欲しいものをつくる」最先端の化学までを紹介します。

生活と化学物質II(秋学期)

参考までに過去に行われた講義内容を掲載しています。

第1回「炭素材料」講師/鈴木 光明

炭素原子からなる材料について解説し、それらの歴史と最先端の研究を知ることができる。

第2回「エアロゾル-大気中の微粒子-」講師/尾崎 裕

大気中に存在する微粒子の特に光学的性質について環境問題と関連して説明する。

第3回「"化学"の黎明」講師/宇和田 貴之

明治維新に先立ち、日本では急速に化学への理解あるいは需要が高まっていた。それを担っていたのは、それまで舎密学と呼ばれていたChemistryを「化学」と名付けた川本幸民を代表とする蘭学者たちであり、その実施例が幕府あるいは外様雄藩による精錬方の設置である。これらを背景としながら、日本人が化学として化学物質をどのように受容していったかを概観する。

第4回「色の化学」 講師/宇和田 貴之

皆さんが目にしている“色”の起源となるものは、物質の光吸収のみならず、物質の構造に起因するものが多い。ナノサイズの微細構造により発色する構造色やナノサイズとなることでバルクと異なる発色を示すナノ粒子について紹介する。これらの工業的な応用についても述べる。

第5回「動物の性-性染色体とホルモン-」講師/石黒 直哉

動物の性の決定様式は様々である。遺伝子型に依存する動物もいれば環境因子に左右される動物もいる。性転換をする動物も存在する。動物の不思議な性の世界を紹介しながら、性の起源、性染色体と性ホルモンの関わりについて学ぶ。

第6回「ペロブスカイト太陽電池」講師/見附 孝一郎

2009年、宮坂らによって、光増感剤としてペロブスカイトが初めて色素増感太陽電池に利用された。まもなく、電解液の代わりに正孔輸送剤を用い 全固体化することで、より高い電力変換効率が得られるようになった。その後、世界各所で急速に開発が進み、2015年には、結晶シリコン太陽電池 に匹敵する18%以上のエネルギー変換効率が報告されている。強誘電体を示すチタン酸カルシウムと太陽電池に使われているヨウ化鉛ヨウ化メチルア ンモニウムを例にとり、なぜペロブスカイト構造に画期的な機能が出現するのかを考えてみよう。

第7回「燃料電池の仕組み」講師/見附 孝一郎

水素などの燃料に酸素を供給し、両者の電気化学反応で電気エネルギーを効率よく取り出す装置が燃料電池である。発電効率が高く環境に優しいクリーンなエネルギー源として、一般家庭、自動車、工場等で急速に普及しつつある。本講では実用化されている低温域燃料電池の仕組みを紹介する。

第8回「身の周りの表面科学」講師/ティティ レイ

我々の身の回りには日用品から最先端の情報通信機器・医療分野に至るまで物質の表面における現象をうまく活用している。それを科学の目で解明し、さらに便利なものを作りだすのが表面科学である。本講では表面科学の基礎と生活に密着した製品を取り上げその仕組みを紹介する。

第9回「ディスプレイ材料」講師/橋本 雅司

テレビ、電光掲示板、携帯電話・・身の回りにあふれているディスプレイですが、その中身はどうなっているの でしょうか?液晶、有機ELなどの様々なディスプレイの仕組みと、その中の材料について解説します。

第10回「身近な名前を持つ化学物質たち」講師/橋本 雅司

チョウチン、さかずき、王冠など・・・身近な名前の付いた化合物たちのお話です。その名前の由来や機能などについて解説します。

第11回「生活と放射線-放射線の持つ性質」講師/森田 勇人

放射線とは何?」という疑問に正確に答えるために必要な、物理化学的基礎を学ぶとともに、放射線の種類や強度の測定方法、それぞれの放射線が持つ物理的・化学的特定についての知見を深める。これにより、放射線の物性に関する知識を身に着け、第2回目以降に行う、放射線防護の方法・目的を理解することができるようになる。

第12回「生活と放射線-放射線の生体への影響と産業利用」講師/森田 勇人

放射線が人体に与える影響の評価方法を知ることで、日常生活で受ける放射線の影響の程度を理解できるようになるとともに、加熱滅菌ができない素材への滅菌技術などへの放射線の産業利用についての知見を深めることで、放射線防護ならびに放射線利用の知識を身に着ける。

第13回「『あま~い』化学漫談 」講師/阪田 知巳

私達人間が生活をしていく上で、衣食住は不可欠な基盤的要素であります。この衣食住を化学的視点でみると、「糖」という共通キーワードが浮かび上がってきます。本講では、「糖」の性質について解説し、人はなぜ「糖」を追い求めるのかについて考えます。

第14回「身の回りの毒」講師/高橋 理恵子

身近にはいろいろな種類の毒がある。これらはなぜ毒になるのでしょうか。毒というものを自分たちの生活とより密接に結びついたところで、科学の目で振り返ってみましょう。
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